IJServerクラスタとIJServer(J2EE)のEJBコンテナの機能差について下表に示します。
機能名 | IJServerクラスタ) | IJServer(J2EE) | |
---|---|---|---|
EJB3.0規約に記述されている機能 | ○ | × | |
EJB2.1以前の規約に記述されている機能 | ○ | ○ | |
同一Java VM内のリモートアクセスでローカル呼出し機能 | ○ | ○ | |
同一Java VM内のリモートアクセスでデータコピーを防ぐ機能 | ○ | ○ (注1) | |
コネクション接続に対する待機時間の監視機能 | ○ | ○ | |
クライアントにサーバメソッドが復帰するまでの待機時間の監視機能 | ○ | ○ | |
ソケットに対する読み込みの待機時間の監視機能 | ○ | ○ | |
コンテナのトランザクションの時間監視機能 | ○ | × | |
配備前のアプリケーション定義カスタマイズ(名前変換、CMPマッピング、チューニング定義) | ○ | △ (注2) | |
配備後のアプリケーション定義カスタマイズ(名前変換、CMPマッピング、チューニング定義) | × | ○ | |
RMI/IIOP通信のHTTPトンネリング | × | ○ | |
Symfowareと連携した監査証跡 | × | ○ | |
Stateless Session Bean | |||
| Enterprise Beanインスタンスのプーリング | ○ | ○ |
Stateful Session Bean | |||
| Enterprise Beanインスタンスのキャッシング | ○ | ○ |
キャッシュされたインスタンスの時間監視による自動削除 | ○(注3) | ○(注4) | |
最大インスタンス数 | ○ | ○ | |
passivate、activate機能 | ○ | × | |
Message-driven Bean | |||
| 例外発生時に異常が発生したメッセージを退避する機能 | ○ (注5) | ○(注6) |
プロセス多重度のサポート | ○ | △(注7) | |
Enterprise Beanインスタンスのプーリング | ○ | ○ | |
同時実行スレッド数の設定/スレッドプール | ○ | ○ | |
Entity Bean | |||
| EJBObjectのタイマ削除機能 | ○ | ○ |
最大インスタンス数 | ○ | ○ | |
インスタンス生成モード | ○ | ○ | |
インスタンス管理モード | × | ○ | |
コミットオプション設定 | × | × | |
CMPのOracle、SQLServer連携 | ○ | ○ | |
CMPのPostgreSQL、Symfowareデータソース連携 | × | ○ | |
CMPデータのstream転送 | ○ | ○ | |
CMP1.1のDBカラムにマッピングしないCMF選択機能 | × | ○ | |
CMP1.1のSQLキャッシュ機能 | × | ○ | |
CMP1.1のSQLクエリのWHERE句指定(FOR UPDATE対応など) | × | ○ | |
CMP1.1の複数レコードの一括更新 | ○ | ○ | |
CMP1.1の一括挿入(マルチインサート) | ○ | ○ | |
CMP1.1性能改善機能(lazyロードなど) | × | ○ | |
CMP2.0性能改善機能(複数検索高速化) | × | ○ | |
CMP2.0のFOR UPDATE対応(CMP2.0の更新データの一貫性保証) | × | ○ | |
タイマーサービス | |||
| 永続化機能 | ○ | × |
プロセス多重度のサポート | ○ | × | |
Entity Beanのコールバック処理も対象 | ○ | × |
○: サポート ×: 非サポート △: 一部サポート
注1) デフォルトでデータコピーしません。
注2) 名前変換だけ可能です。
注3) キャッシュアイドルタイムアウトの設定が可能です。
注4) Stateful Session Beanインスタンスの無通信時間監視機能で自動削除できます。
注5) 異常が発生したメッセージをデッドメッセージキューに移動できます。
注6) 異常時のメッセージ退避機能が利用できます。
注7) Point-to-Pointモデルだけ利用できます。