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Interstage Application Server/Interstage Web Server Java EE運用ガイド

C.2.9 EJBの機能の違いについて

IJServerクラスタとIJServer(J2EE)のEJBコンテナの機能差について下表に示します。

機能名

IJServerクラスタ)

IJServer(J2EE)

EJB3.0規約に記述されている機能

×

EJB2.1以前の規約に記述されている機能

同一Java VM内のリモートアクセスでローカル呼出し機能

同一Java VM内のリモートアクセスでデータコピーを防ぐ機能

○ (注1)

コネクション接続に対する待機時間の監視機能

クライアントにサーバメソッドが復帰するまでの待機時間の監視機能

ソケットに対する読み込みの待機時間の監視機能

コンテナのトランザクションの時間監視機能

×

配備前のアプリケーション定義カスタマイズ(名前変換、CMPマッピング、チューニング定義)

△ (注2)

配備後のアプリケーション定義カスタマイズ(名前変換、CMPマッピング、チューニング定義)

×

RMI/IIOP通信のHTTPトンネリング

×

Symfowareと連携した監査証跡

×

Stateless Session Bean

  

Enterprise Beanインスタンスのプーリング

Stateful Session Bean

  

Enterprise Beanインスタンスのキャッシング

キャッシュされたインスタンスの時間監視による自動削除

○(注3)

○(注4)

最大インスタンス数

passivate、activate機能

×

Message-driven Bean

  

例外発生時に異常が発生したメッセージを退避する機能

○ (注5)

○(注6)

プロセス多重度のサポート

△(注7)

Enterprise Beanインスタンスのプーリング

同時実行スレッド数の設定/スレッドプール

Entity Bean

  

EJBObjectのタイマ削除機能

最大インスタンス数

インスタンス生成モード

インスタンス管理モード

×

コミットオプション設定

×

×

CMPのOracle、SQLServer連携

CMPのPostgreSQL、Symfowareデータソース連携

×

CMPデータのstream転送

CMP1.1のDBカラムにマッピングしないCMF選択機能

×

CMP1.1のSQLキャッシュ機能

×

CMP1.1のSQLクエリのWHERE句指定(FOR UPDATE対応など)

×

CMP1.1の複数レコードの一括更新

CMP1.1の一括挿入(マルチインサート)

CMP1.1性能改善機能(lazyロードなど)

×

CMP2.0性能改善機能(複数検索高速化)

×

CMP2.0のFOR UPDATE対応(CMP2.0の更新データの一貫性保証)

×

タイマーサービス

  

永続化機能

×

プロセス多重度のサポート

×

Entity Beanのコールバック処理も対象

×

○: サポート  ×: 非サポート  △: 一部サポート
注1) デフォルトでデータコピーしません。
注2) 名前変換だけ可能です。
注3) キャッシュアイドルタイムアウトの設定が可能です。
注4) Stateful Session Beanインスタンスの無通信時間監視機能で自動削除できます。
注5) 異常が発生したメッセージをデッドメッセージキューに移動できます。
注6) 異常時のメッセージ退避機能が利用できます。
注7) Point-to-Pointモデルだけ利用できます。