以下について説明します。
IJServerクラスタの違い
IJServerクラスタとIJServer(J2EE)の違いを下表に示します。
項目(Interstage V9.0.xでの項目名)  | IJServerクラスタ  | IJServer(J2EE)  | 
|---|---|---|
IJServerタイプ  | ×  | ○  | 
プロセス多重度  | ○  | ○  | 
クラスパス  | ○  | ○  | 
パス  | ○  | ○  | 
ライブラリパス  | ○  | ○  | 
環境変数  | ○  | ○  | 
Javaバージョン  | ○ (注2)  | △ (注1)  | 
Java VMオプション  | ○  | ○  | 
Javaヒープ/Permanent世代領域不足時の制御  | ○  | ○  | 
ワークユニット自動起動  | △ (注3)  | ○  | 
アプリケーション最大処理時間  | ○  | ○  | 
アプリケーション最大処理時間超過時の制御  | ○  | ○  | 
ワークユニット起動待ち時間  | ○  | ○  | 
プロセス強制停止時間  | ○  | ○  | 
リトライカウント  | ×  | ○  | 
リトライカウントリセット時間  | ×  | ○  | 
デバッグ起動  | ○  | ○  | 
最大キューイング数  | △ (注4)  | ○  | 
アラーム通知を行う滞留キュー数  | - (注4)  | ○  | 
アラーム通知を再開する滞留キュー数  | - (注4)  | ○  | 
カレントディレクトリ  | ○  | ○  | 
退避するカレントディレクトリの世代数  | ○  | ○  | 
ログ出力ディレクトリ  | ○  | ○  | 
予兆監視  | ○  | ○  | 
アプリケーション自動再起動失敗時の制御  | ×  | ○  | 
通信バッファ数  | - (注4)  | ○  | 
通信バッファ長  | - (注4)  | ○  | 
注1) JDK5だけ選択可能
注2) JDK5/JDK6のいずれかを選択可能
注3) IJServerクラスタではシステムごとの設定となります。
注4) IJServerクラスタではCORBA連携を行わないため未サポート。
IJServerクラスタで未サポートの機能について
自動再起動回数を有限としたい場合、監視ツールによりプロセスダウン時に出力されるメッセージを監視し、一定回数に達したらasadminコマンドのstop-clusterサブコマンドを実行するように設定してください。
代替方法はありません。自動再起動失敗時はシステム全体が異常な状態である可能性が高いため、IJServerクラスタを停止して、システムに問題のないことを確認してください。
プロセスID保存ファイルを参照して、Java VMプロセスのプロセスIDを確認してください。
プロセスID保存ファイルについては、「3.4.3 IJServerクラスタの複数プロセス構成」を参照してください。
ログファイルのローテーションの条件として、繰り返し時間を指定することはできません。
IJServerクラスタが存在するサーバはサイトに追加できません。また、サーバをサイトに追加した後は、そのサーバ上でIJServerクラスタの作成は行えません。