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Interstage Application Server/Interstage Web Server Java EE運用ガイド

14.8 JMSの開発・運用時の異常

セージブローカのJavaヒープが不足している場合の対処

  • imqsvcadminコマンドを使用してメッセージブローカをサービスに登録している場合
    imqsvcadmin removeコマンドを使用して、メッセージブローカのサービスを削除後、imqsvcadmin installコマンドに「-vmargs -Xmx<size>」オプションを指定して、メッセージブローカを再登録します。

    メッセージブローカのJavaヒープを512MBにする場合

    imqsvcadmin install -vmargs -Xmx512m

  • 11.9 imqbrokerdコマンドを使用してメッセージブローカを起動している場合
    imqbrokerdコマンドを「-vmargs -Xmx<size>」オプションをつけて実行し、メッセージブローカを起動します。

    メッセージブローカのJavaヒープを512MBにする場合

    imqbrokerd -vmargs -Xmx512m

  • メッセージブローカのサービス化を使用してメッセージブローカを起動している場合
    ijmqファイルの「VM_ARGS」の項目に「-Xmx<size>」オプションを追加します。

    メッセージブローカのJavaヒープを512MBにする場合

    VM_ARGS="-Xmx512m"

  • 11.9 imqbrokerdコマンドを使用してメッセージブローカを起動している場合
    imqbrokerdコマンドを「-vmargs -Xmx<size>」オプションをつけて実行し、メッセージブローカを起動します。

    メッセージブローカのJavaヒープを512MBにする場合

    imqbrokerd -vmargs -Xmx512m

メッセージブローカを停止できない

起動しているすべてのメッセージブローカをimqcmdコマンドで停止してください。
imqcmdコマンドで停止できないメッセージブローカについては、以下の対処を行なってください。

  1. タスクマネージャのプロセス一覧からイメージ名「imqbrokersvc.exe」が存在するかどうかを確認します。

  2. イメージ名「imqbrokersvc.exe」を選択して右クリックし、「プロセスツリーの終了」を選択します。

  3. タスクマネージャの警告画面が表示されるので、「はい」をクリックします。


  1. 当該メッセージブローカのPIDを特定します。

    1. 以下のコマンドを実行して、imqbrokerdコマンドのPIDとPPIDを取得します。
      global zoneの場合

      ps -efz global | grep imqbrokerd | grep -v grep


      Solaris9または、non-global zoneの場合

      ps -ef | grep imqbrokerd | grep -v grep


    2. 上記コマンドで取得したPIDとPPIDからメッセージブローカのPIDを取得します。

      ps -e -o pid,ppid | grep $pid | grep -v $ppid | awk '{print $(1)}'


  2. 当該メッセージブローカプロセスを強制停止します。

      % kill $メッセージブローカのpid


  1. 当該メッセージブローカのPIDを特定します。

    1. 以下のコマンドを実行して、imqbrokerdコマンドのPIDとPPIDを取得します。

      ps -ef | grep imqbrokerd | grep -v grep


    2. 上記コマンドで取得したPIDとPPIDからメッセージブローカのPIDを取得します。

      ps -e -o pid,ppid | grep $pid | grep -v $ppid | awk '{print $(1)}'


  2. 当該メッセージブローカプロセスを強制停止します。

    kill $メッセージブローカのpid

セス制御ファイル(accesscontrol.properties)またはパスワードファイル(passwd)が存在しない場合の対処

アクセス制御ファイル(accesscontrol.properties)またはパスワードファイル(passwd)が存在しないために、コマンドを使用してメッセージブローカの起動または停止ができない場合は、以下の対処を行ってください。

アクセス制御ファイルが存在しない場合

下記デフォルトのアクセス制御ファイル「accesscontrol.properties.default」を「accesscontrol.properties」として、コマンド実行時に出力されるエラー情報に記載されたアクセス制御ファイルのパスへコピーしてください。

デフォルトのアクセス制御ファイル格納先

C:\Interstage\F3FMisjee\imq\etc\accesscontrol.properties.default

/opt/FJSVisjee/imq/etc/accesscontrol.properties.default


パスワードファイルが存在しない場合

下記デフォルトのパスワードファイル「passwd.default」を「passwd」として、コマンド実行時に出力されるエラー情報に記載されたパスワードファイルのパスにコピーしてください。

デフォルトのパスワードファイル格納先

C:\Interstage\F3FMisjee\imq\etc\passwd.default

/opt/FJSVisjee/imq/etc/passwd.default

ポイント

  • imqcmdコマンドでメッセージブローカを停止する場合は、デフォルトユーザとデフォルトパスワードを指定して実行してください。


  • コピー先のファイルの権限をroot/root  0644に変更してください。

注意

本操作後は、メッセージブローカのユーザ設定が初期化されます。
6.7 JMSのセキュリティ機能」に記述されている設定を再度実行してから、メッセージブローカを起動してください。