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Interstage Application Server/Interstage Web Server Java EE運用ガイド

14.6 Interstage Java EE DASサービスの異常

Interstage Java EE DASサービスが起動しない場合

Interstage Java EE DASサービスのサーバーログを参照し、起動に失敗した原因を調査してください。
サーバーログにメモリ不足を示すエラーメッセージが出力されている場合は、「7.15 Interstage Java EE DASサービスのヒープ領域サイズとアドレス空間」を参照して対処を行ってください。
ログファイルについての詳細は、「5.20 Java EEアプリケーションのログ」を参照してください。


サーバーログにエラーメッセージが出力されていない場合、環境変数PATHにダブルクォート(")が含まれている可能性があります。
環境変数PATHにダブルクォートが含まれているとInterstage Java EE DASサービスが起動できないため、環境変数PATHを確認してダブルクォートが含まれている場合は、ダブルクォートを削除してください。

Interstage Java EE DASサービスが操作を受け付けない場合

メモリ不足により、Interstage Java EE DASサービスが操作を受け付けできない状態となっている可能性があります。なお、この場合、Interstage Java EE DASサービスが起動していても、ijdasstatコマンドの結果が停止状態となることがあります。
Interstage Java EE DASサービスのサーバーログを参照し、メモリ不足を示すエラーメッセージが出力されていないか確認してください。
サーバーログにメモリ不足を示すエラーメッセージが出力されている場合は、以下手順により対処を行ってください。
ログファイルについての詳細は、「5.20 Java EEアプリケーションのログ」を参照してください。

  1. Interstage Java EE DASサービスのプロセスIDを特定
    Interstage Java EE DASサービスのプロセスIDは以下ファイルに出力されています。ファイルを参照してプロセスIDを特定してください。

    Java EE 共通ディレクトリ/domains/interstage/config/.__com_sun_appserv_pid

  2. Interstage Java EE DASサービスのプロセスを回収

    タスクマネージャの「プロセス」にて、該当するプロセスを終了してください。

    kill -9コマンドにて、該当するプロセスを終了してください。

  3. ヒープサイズのチューニング
    7.15 Interstage Java EE DASサービスのヒープ領域サイズとアドレス空間」を参照し、ヒープサイズのチューニングを行ってください。

  4. Interstage Java EE DASサービスの再起動
    Interstage Java EE DASサービスを再度起動してください。

Interstage Java EE DASサービスの状態取得コマンドの復帰に時間がかかる場合

Interstage Java EE DASサービスがメモリ不足などにより高負荷状態となっている場合、Interstage Java EE DASサービスの状態取得コマンド(ijdasstatコマンド)の復帰に時間がかかり、かつ、結果として「停止状態」が表示される場合があります。
このような場合、しばらく経ってからコマンドを再度実行してください。
なお、高負荷状態のInterstage Java EE DASサービスを停止したい場合は、以下の手順でプロセスを回収してください。

  1. Interstage Java EE DASサービスのプロセスIDを特定
    Interstage Java EE DASサービスのプロセスIDは以下ファイルに出力されています。ファイルを参照してプロセスIDを特定してください。

    Java EE 共通ディレクトリ/domains/interstage/config/.__com_sun_appserv_pid

  2. Interstage Java EE DASサービスのプロセスを回収

    タスクマネージャの「プロセス」にて、該当するプロセスを終了してください。

    kill -9コマンドにて、該当するプロセスを終了してください。