クラスパスの設定
Java EEアプリケーションクライアントが動作するためにクラスパスを追加する必要がある場合には、環境変数APPCPATHに追加するクラスパスを指定してください。複数設定する場合には、環境変数CLASSPATHと同様にWindowsの場合には「;」区切りで設定し、Solaris/Linuxの場合には「:」区切りで設定してください。
例
APPCPATH=C:\util\MyUtil.jar;C:\test\TestTool.jar
Javaアプリケーションの起動コマンドのオプション設定
アプリケーションクライアントコンテナを起動する場合、通常のJavaアプリケーションと同様に内部的にJavaアプリケーションの起動コマンド(javaコマンド)を使用します。
このJavaアプリケーションの起動コマンドで指定可能なオプション(-Xmxオプションなど)を指定する場合には、環境変数VMARGSを指定してください。
例
VMARGS= -Xmx512m
複数のオプションを設定する場合、以下のように指定してください。
例
VMARGS=-Xmx512m -Xms128m
VMARGS="-Xmx512m -Xms128m"
注意
-classpathオプションは指定しないでください。クラスパスを設定する場合には、環境変数APPCPATHに指定してください。
空白を含むシステムプロパティは設定できません。
以下のように不当な値を指定した場合、javaコマンドのエラーが発生します。オプションの指定方法はjavaコマンドの説明を参照してください。
無効なオプションを指定した場合
>set VMARGS=-option |
定義設定
アプリケーションクライアントコンテナの環境設定を行う場合、Interstage ACC deployment descriptor(sun-acc.xml)ファイルに必要な設定を行います。以下にInterstage ACC deployment descriptor(sun-acc.xml)ファイルに接続するサーバの情報を定義した場合の例を記載します。詳細は、「4.2.3 Interstage deployment descriptor」を参照してください。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <client-container> <target-server name="server1" address="myhost" port="33700"/> </client-container>
作成したInterstage ACC deployment descriptor(sun-acc.xml)は、appclientコマンド実行時に-xmlオプションで指定してください。-xmlオプションを指定しなかった場合には、以下のファイルを参照します。
[Java EE共通ディレクトリ]\domains\interstage\config\sun-acc.xml
[Java EE共通ディレクトリ]/domains/interstage/config/sun-acc.xml
アプリケーションクライアントコンテナによるネーミングサービス接続に、ロードバランス機能を利用することができます。ロードバランス機能の詳細は「5.12.4 RMI-IIOPロードバランスおよびフェイルオーバーアルゴリズムについて」を参照してください。
Javaバージョンの確認
アプリケーションクライアントが利用するJavaのバージョンを確認するためには、環境変数VMARGSに「-version」を設定した後、appclientコマンドを実行してください。Javaのバージョンがコンソールに表示されます。
例
> set VMARGS=-version
> appclient