Webコンテナは、サーブレットの起動(クラスのローディング、インスタンス化)、サーブレットの呼出しといったサーブレットの制御を行います。
サーブレットが動作する上での基本機能です。
Java(TM) Servlet API 2.5に準拠しているサーブレットを実行できます。
サーブレットの起動時には、サーブレットをローディングし、サーブレットの初期化(initメソッド)を実行します。
その後、サーブレットをWebコンテナ上に常駐化(インスタンス化)し、Webブラウザからの呼出しを待ちます。
Webブラウザから呼び出された時は、サービスの実行(serviceメソッド)を行います。
サーブレットの停止は、Webコンテナの停止と同時に行います。
この時、サーブレットの消滅(destroyメソッド)を処理します。
処理の流れを以下に示します。
WebブラウザからURLを入力すると、Webサーバを経由してWebコンテナがそのURLを受け取ります。
Webコンテナでは、URLを解析し、サーブレットの起動と呼出しを行います。
サーブレットはHTMLを返却します。
Webコンテナは、出力結果であるHTMLを、Webサーバを経由してWebブラウザに返却します。
Listenerとは、Webアプリケーションのライフサイクルイベントが発生したタイミングで呼び出されるクラスのことです。Webアプリケーションでライフサイクルイベントが発生すると、定義したListenerが自動的に起動されます。
Filterとは、リソース(サーブレットまたは静的なコンテンツ)へのリクエストやリソースからのレスポンスをフィルタリングするタスクを処理する機能です。
セションとは、同一のWebブラウザからの複数回のリクエストを、サーブレットで同一のWebブラウザからのアクセスとして処理するための機能です。この機能を利用することで、サーブレットで前回の処理結果を引き継ぐことができ、継続的な処理が可能となります。
本製品では、セションに関する設定をsun-web.xmlのsession-configタグで指定できます。詳細は、sun-web.xmlのsession-configタグを参照してください。