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 Apcoordinatorユーザーズガイド

F.7.8 Apcoordinatorの定義ファイルを分割して作成したい

以下のファイルは他のファイルをインクルードすることができるため、分割して作成できます。

コマンドマップ、ページマップの分割

コマンドマップ、ページマップ中に"+"に続けてファイル名を書くと、そのファイルをインクルードできます。ファイル名はコマンドマップのあるフォルダからの相対パスで記述します。パス区切り文字は"/"です。コマンドマップからインクルードするファイルの拡張子が.xmlの場合は、コマンドスクリプティングとして扱われます。以下はコマンドマップを分割する例です。

また、以下の方法でも、コマンドマップとページマップを分割することができます。

XMLで記述するファイルの分割(コマンドスクリプティング、リモートマップ、XMLデータ仕様記述、リソースファイル、データBean変換マップ)

XMLで記述するファイルの場合は、XMLのエンティティ宣言を使うとファイルをインクルードできます。 インクルードする側のDTDで、インクルードされる側のファイルをエンティティとして宣言します。

DTDは以下の書式でXML宣言 (<?xml ... ?>の書式) の直後に記載します。

<!DOCTYPE ルート要素名 [
  DTDの内容
]>

ここで、「ルート要素名」は定義ファイルの種類に応じて以下を使用します。

定義ファイル

ルート要素名

コマンドスクリプティング

commandMap

リモートマップ

remoteMap

XMLデータ仕様記述

eSpec

リソースファイル

ujiResource

データBean変換マップ

convMap

「DTDの内容」にエンティティ宣言を以下の書式で記述します。複数のファイルをインクルードする場合は、そのファイルの数だけエンティティ宣言を記述します。

<!ENTITY エンティティ名 SYSTEM "インクルードするファイル名">

「インクルードするファイル名」は、設定ファイルフォルダからの相対パスで指定します。設定ファイルフォルダは、コマンドマップ、リモートマップなどのApcoordinatorの定義ファイルを置くフォルダです。例えば、Webアプリケーションの場合は、WEB-INFディレクトリです。なお、1階層上のフォルダを表す「..」を相対パス中に含めることはできません。また、インクルードされるファイルからさらに別のファイルをインクルードすることはできません。

「エンティティ名」は、インクルードするファイルを参照するための名前です。XML中に以下のようにエンティティ名を記述することにより、その位置にファイルがインクルードされます。

&エンティティ名;

以下は、リモートマップを分割する例です。

注意

コマンドスクリプティング、リモートマップ、リソースファイル、データBean変換マップでファイルのインクルードを使用する場合は、インクルードする側のファイル、インクルードされる側のファイルは設定ファイルフォルダ配下(サブフォルダ含む)に置いて使用します。

注意

XMLデータ仕様記述でファイルのインクルードを利用する場合は以下の注意事項があります。

  • XMLデータ仕様記述をインタープリタで実行する場合、チェック定義エンジン (com.fujitsu.uji.xscript.ESpecValidator) に対して以下の処理が必要です。

  • XMLデータ仕様記述をインタープリタで実行する場合、インクルードする側のファイル、インクルードされる側のファイルは設定ファイルフォルダ配下(サブフォルダ含む)に置いて使用します。

  • XMLデータ仕様記述コンパイラ利用時は、インクルードするファイル名はカレントディレクトリからの相対パスとなります。

関連項目