本ソフトウェアをインストールする前に、以下の確認を行ってください。
1. 本ソフトウェア(古いバージョンなど)がインストールされていないことを確認します。
# pkginfo -l FJSVmqdb <Return>
2. 上記の操作で、パッケージが出力された場合は既にインストールされていますので、出力されたパッケージをシステムから削除します。パッケージの削除方法は、“2.5 MQ連携サービスソフトウェアのアンインストール”を参照してください。
3. 本ソフトウェアをインストールするためにディスクに十分な空きがあるかを確認してください。本ソフトウェアが使用するディスクサイズについては、“1.2.5 インストール時に必要なディスク容量”を参照してください。十分な空きがない場合には、ディスクのパーティション構成を設定しなおしてください。
4.MQ連携サービスを使用する際には、以下のシステムパラメタのチューニングを行ってください。
Solaris 9の場合
項番 | チューニングが必要なシステムパラメタの種類 | MQ連携サービスの動作に必要な値 |
---|---|---|
1 | shminfo_shmmax | 以下の値を既存のshminfo_shmmax値に加算してください。shminfo_shmmax値が未定義の場合には、デフォルト値に加算した値を設定してください。 (起動するMQDBRIDGEシステム数 + 1) × 40 |
2 | shminfo_shmmni | 以下の値を既存のshminfo_shmmni値に加算してください。shminfo_shmmni 値が未定義の場合には、デフォルト値に加算した値を設定してください。 起動するMQDBRIDGEシステム数 + 1 |
3 | shminfo_shmseg | 以下の値を既存のshminfo_shmseg値に加算してください。shminfo_shmseg 値が未定義の場合には、デフォルト値に加算した値を設定してください。 起動するMQDBRIDGEシステム数 + 1 |
4 | seminfo_semmni | 以下の値を既存のseminfo_semmni値に加算してください。seminfo_semmni値が未定義の場合には、デフォルト値に加算した値を設定してください。 (起動するMQDBRIDGEシステム数 + 1) + 同時に実行するMQ連携サービスの操作コマンド数 |
5 | seminfo_semmns | 以下の値を既存のseminfo_semmni値に加算してください。seminfo_semmns値が未定義の場合には、デフォルト値に加算した値を設定してください。 起動するMQDBRIDGEシステム数 + 1 |
6 | seminfo_semmnu | 以下の値を既存のseminfo_semmnu値に加算してください。seminfo_semmnu値が未定義の場合には、デフォルト値に加算した値を設定してください。 (起動するMQDBRIDGEシステム数 + 1) + 同時に実行するMQ連携サービスの操作コマンド数 |
7 | msginfo_msgmax | 以下の値よりも既存のmsginfo_msgmax値が小さい場合には、以下の値に設定してください。msginfo_msgmax値が未定義の場合には、デフォルト値と比較した値を設定してください。 2048 |
8 | msginfo_msgmnb | 以下の値よりも既存のmsginfo_msgmnb値が小さい場合には、以下の値に設定してください。msginfo_msgmnb値が未定義の場合には、デフォルト値と比較した値を設定してください。 2048 |
9 | msginfo_msgmni | 以下の値を既存のmsginfo_msgmni値に加算してください。msginfo_msgmni値が未定義の場合には、デフォルト値に加算した値を設定してください。 起動するMQDBRIDGEシステム数 + 1 |
10 | msginfo_msgtql | 以下の値を既存のmsginfo_msgtql値に加算してください。msginfo_msgtql値が未定義の場合には、デフォルト値に加算した値を設定してください。 起動するMQDBRIDGEシステム数 + 1 |
11 | max_nprocs(プロセス数) | 以下の値を既存のmax_nprocs値に加算してください。max_nprocs値が未定義の場合には、デフォルト値に加算した値を設定してください。 (起動するMQDBRDIGEシステム数 + 1) + 同時に実行するMQ連携サービスの操作コマンド数 |
Solaris 10の場合
項番 | チューニングが必要なシステムパラメタの種類 | MQ連携サービスの動作に必要な値 |
---|---|---|
1 | project.max-shm-memory | 以下の値を既存のproject.max-shm-memory値に加算してください。project.max-shm-memory値が未定義の場合には、デフォルト値に加算した値を設定してください。 (起動するMQDBRIDGEシステム数 + 1) × 40 |
2 | project.max-shm-ids | 以下の値を既存のproject.max-shm-ids値に加算してください。project.max-shm-ids値が未定義の場合には、デフォルト値に加算した値を設定してください。 起動するMQDBRIDGEシステム数 + 1 |
3 | project.max-sem-ids | 以下の値を既存のproject.max-sem-ids値に加算してください。project.max-sem-ids値が未定義の場合には、デフォルト値に加算した値を設定してください。 (起動するMQDBRIDGEシステム数 + 1) + 同時に実行するMQDBRIDGEの操作コマンド数 |
4 | process.max-msg-qbytes | 以下の値よりも既存のprocess.max-msg-qbytes値が小さい場合には、以下の値に設定してください。process.max-msg-qbytes値が未定義の場合には、デフォルト値と比較した値を設定してください。 2048 |
5 | project.max-msg-ids | 以下の値を既存のproject.max-msg-ids値に加算してください。project.max-msg-ids値が未定義の場合には、デフォルト値に加算した値を設定してください。 起動するMQDBRIDGEシステム数 + 1 |
6 | process.max-msg-messages | 以下の値を既存のprocess.max-msg-messages値に加算してください。process.max-msg-messages値が未定義の場合には、デフォルト値に加算した値を設定してください。 起動するMQDBRIDGEシステム数 + 1 |
7 | max_nprocs(プロセス数) | 以下の値を既存のmax_nprocs値に加算してください。max_nprocs値が未定義の場合には、デフォルト値に加算した値を設定してください。 (起動するMQDBRDIGEシステム数 + 1) + 同時に実行するMQDBRIDGEの操作コマンド数 |