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Interstage Application Server インストールガイド

1.8.3 管理サーバ機能のインストール

  GUIインストーラから管理サーバ機能のインストールを行う場合の作業について説明します。

  以下の手順でインストールしてください。

1) isinstallerの実行

  サーバパッケージ1枚目のCD-ROM媒体をCD-ROM装置にセットし、X端末(CDE)よりisinstallerを実行し、インストーラを起動してください。
  このとき、CD-ROM上にディレクトリを移動した状態で実行しないでください。CD-ROM上に移動した状態で実行した場合、CD-ROMの入れ替えができない場合があります。また、ファイルマネージャからの実行もCD-ROMの入れ替えができない場合がありますので、行わないでください。この場合、isinstallerコマンドを実行した画面で、CD-ROM上からディレクトリを移動するか、インストールを中断し、インストールした全てのパッケージをアンインストールし、再度正しい手順でインストールを行ってください。


# /cdrom/cdrom0/isinstaller <RETURN>

isinstaller実行後、表示される以下の画面で「インストール」を選択してください。なお、以下の画面が表示されるまで、しばらく時間がかかる場合があります。

2) サーバタイプの選択

  “サーバタイプの選択”画面では「管理サーバ機能をインストール」を選択します。

3) インストール内容の確認

  設定された内容で問題なければ「変更しない」を選択し、「次へ」を実行します。「次へ」を実行するとそのままインストールが開始されます。
  表示内容を変更したい場合、「変更する」をチェックしたあと、「次へ」を実行してください。

4) 設定内容を変更する場合

  3)インストール内容の確認でインストール内容を変更する場合、“設定内容の変更”画面より変更を行ってください。

  変更する場合、変更したい機能を選択すると右画面に表示されます。情報を確認し内容を変更します。変更可能な内容は以下のとおりです。

機能名

設定項目

備考

Interstage Application Server

インストールディレクトリ

2バイト以上200バイト以内で指定してください。

定義ファイルディレクトリ

2バイト以上200バイト以内で指定してください。

テンポラリファイルディレクトリ

2バイト以上100バイト以内で指定してください。

インストール対象ホスト名

1バイト以上256バイト以内で指定してください。

セキュリティモードの選択

  

Interstage運用グループ名

セキュリティモードの選択で[強化]を選択した場合のみ入力が有効になります。

JDK/JRE

JDK/JREの選択

  

Interstage管理コンソール

Interstage管理コンソールのポート番号

1~65535の範囲で指定してください。

SSL暗号化コミュニケーションの使用

  

メッセージマニュアルの使用

  

5) インストール内容の確認

  設定された内容で問題なければ、「次へ」を実行します。「次へ」を実行するとそのままインストール処理が開始されます。

6) インストール

  「インストール内容の確認」で「次へ」を実行するとCD-ROMの入れ替えが表示されますので、該当のCD-ROMを挿入し、「はい」を実行してください。CD-ROMの資材をローカルディスク上に格納している場合は、「いいえ」を選択して、格納ディレクトリの指定を行ってください。
  CD-ROMに格納されている資材がインストールされると、再度画面が出力されます。その場合、該当のCD-ROMを格納し再度「はい」を実行してください。

インストールの途中で失敗した場合、インストールを続行するかどうかの問い合わせが表示されますが、直前に出力されたエラーメッセージを確認の上、インストールを中止してください。さらに、インストールしたパッケージをアンインストールし、エラー原因を取り除いた後に、最初からインストール処理を行ってください。

7) インストール完了

  インストール完了後、インストールログおよびインストールシェルスクリプト、アンインストールシェルスクリプトを保存する場合、「次へ」を実行してください。そのまま完了する場合は、「終了」を実行してください。インストール資材をアンインストールする場合を考慮して、保存することをお勧めします。

8) ファイルの保存

  インストールログ、インストールシェルスクリプト、アンインストールシェルスクリプトを保存する場合、それぞれ保存する資材をチェックし、出力先ディレクトリを設定後、「終了」を実行します。

・出力ディレクトリを/tmp/logとした場合

[出力形式をテキストファイルで選択した場合]

/tmp/log/product_isms2.log            …  インストールログファイル
/tmp/log/isinstaller/setupinstall.sh  …  インストールシェルスクリプト。このインストールシェルスクリプトを実行することで今回GUIインストーラでインストールした状態でのインストールが可能となります。
/tmp/log/isinstaller/setupuninstall.sh  …  アンインストールシェルスクリプト。GUIインストーラでインストールしたパッケージをアンインストールすることができます。
/tmp/log/isinstaller/response          …  インストールシェルスクリプトおよびアンインストールシェルスクリプトで使用する応答ファイルです。同時に出力されたsetupinstall.sh, setupuninstall.shを使用する場合に必要となる資材です。
出力されたインストールシェルスクリプトよりインストールを実行する場合、“1.8.6 出力インストールシェルスクリプトでのインストール”を参照してください。

[出力形式をZipファイルで選択した場合]

/tmp/log/isinstaller_ホスト名.zip
上記ファイルを展開すると[出力形式をテキストファイルで選択した場合]で示した資材が含まれます。

9) システムのリブート

  システムをリブートします。

# cd / <RETURN>
# /usr/sbin/shutdown -y -i6 -g0 <RETURN>