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Interstage Application Server MQ連携サービス 説明書

7.2.1 環境設定前に行うこと

  本項では、クラスタサービス機能の環境を設定する前に必要な、以下の作業について説明しています。

7.2.1.1 サービスの構成を決定する

  MQ連携サービスをクラスタシステムで動作させるためには、SafeCLUSTERに登録するMQ連携サービス用のサービスを決定する必要があります。InterstageのアプリケーションからMQ連携サービスを使用する場合は、Interstageと同じサービスに所属させます。MQDを単独で使用する場合は、専用のサービスを新規に作成します。いずれの場合にも、アプリケーションを含めた業務の引継ぎ単位を考慮してサービスを決定する必要があります。図7.3 MQ連携サービスのサービス構成に、MQ連携サービスの基本的なサービスの構成を示します。

図7.3 MQ連携サービスのサービス構成

7.2.1.2 共用ディスク装置を設定する

  MQ連携サービスをクラスタシステムで動作させるためには、起動パラメタをローカルのディスク装置または共用ディスク装置上に作成する必要があります。共用ディスク装置に起動パラメタを定義する場合は、共用ディスク装置を切替えディスクとして登録します。登録方法の詳細については、“SafeCLUSTER 導入運用手引書”を参照してください。

  図7.4 共用ディスク装置の構成にMQ連携サービスのクラスタサービスで使用する共用ディスク装置の構成を示します。

図7.4 共用ディスク装置の構成

なお、MQ連携サービスが使用するメッセージキュー、イベントチァネルおよびCKPTファイルについては、Interstageのクラスタサービスとして共用ディスクに作成します。作成方法については“MessageQueueDirector 説明書”または“リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。

7.2.1.3 引継ぎネットワークを設定する

  クラスタシステムにおいて切替えが発生したとき、業務で使用するLANのIPアドレスを、旧運用ノードから新運用ノードに引継ぐための設定を行います。設定方法の詳細は“SafeCLUSTER 導入運用手引書”を参照してください。