OD: WARNING: od20002:The database of InterfaceRepository may have broken.
OD: 警告: od20002:インタフェースリポジトリのデータベースが壊れている可能性があります。
[意味]
トランザクション処理中に、システムダウンやディスク領域不足などが発生し、データベースが破壊された可能性があります。
[システムの処理]
インタフェースリポジトリの起動時の場合、ローディング処理を中止します。
IDLコンパイル時の場合、インタフェース情報の登録を中止します。
[ユーザの対処]
以下のいずれかの方法でインタフェースリポジトリを復旧し、インタフェースリポジトリの再起動を行ってください。
ismodifyserviceコマンドを使用してインタフェースリポジトリの再構築手順を実施後、インタフェースリポジトリへの登録を行う。
あらかじめodbackupsysコマンドで退避したCORBAサービス(ObjectDirector)の資源を、odrestoresysコマンドで復元する。
なお、IDLコンパイル時に本メッセージが出力された場合、ディスク領域不足の可能性があります。以下のデータベース格納先のディスク領域には、十分空きのあるドライブ、ディレクトリを指定したあと、上記のいずれかの方法でインタフェースリポジトリを復旧し、インタフェースリポジトリの再起動を行ってください。
C:\Interstage\td\var\IRDB
デフォルトシステムの場合:/opt/FSUNtd/var/IRDB
拡張システムの場合:/var/opt/FJSVisas/system/システム名/FSUNod/IRDB
/opt/FJSVtd/var/IRDB
上記の処理を実施しても同様のエラーが発生する場合は、iscollectinfoコマンドを使用して調査情報を採取した後、技術員に連絡してください。
以下の手順で、インタフェースリポジトリを再構築します。ismodifyserviceコマンドの詳細については、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”の“ismodifyservice”を参照してください。
ismodifyserviceコマンドを使用し、インタフェースリポジトリの参照先を、いったんリモートホストに変更します。
ホスト名には、指定可能な任意の名前を指定してください。なお、本手順では、リモートホスト上のインタフェースリポジトリを実際に参照しないため、存在しないホスト名を指定しても問題ありません。
ismodifyservice -r -h ホスト名 IR
再度ismodifyserviceコマンドを使用し、インタフェースリポジトリの参照先をローカルホストに戻します。
ismodifyservice -a IR