Windows(R)システムでは、クライアントとの多重接続はスレッド多重で実現しています。
Interstage HTTP Serverのプロセス構成、およびスレッド構成に関連する設定は、環境定義ファイル(httpd.conf)において、以下のディレクティブを使用して行います。
機能概要 | ディレクティブ | 初期値 |
---|---|---|
クライアントの同時接続数 | 50 | |
デーモンプロセスが処理可能なリクエスト数 | 0 |
上記のディレクティブの設定値とプロセス構成・スレッド構成の関係について以下に説明します。
Webサーバを起動すると、デーモンプロセスはThreadsPerChildディレクティブで指定した数値の通信スレッドおよび状態表示デーモンスレッドを生成します。クライアントからのリクエストを受け付けたり、通信を切断したりした場合でも、通信スレッド数は変わりません。
クライアントとの同時接続数がThreadsPerChildディレクティブで指定した数値に達した場合、クライアントからの新しいリクエストはオペレーティングシステム内にキューイングされます。なお、キューイングの最大数は、ListenBacklogディレクティブを使用して設定します。
(3) デーモンプロセスが処理可能なリクエスト数について
デーモンプロセス生成後に受け付けるリクエストの合計がMaxRequestsPerChildディレクティブで指定した数値を超過した場合に、デーモンプロセスを再起動します。このとき、通信スレッドがクライアントに応答を返し、通信を切断した後に、デーモンプロセスは自ら終了します。