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Interstage Application Server/Interstage Web Server Interstage HTTP Server 運用ガイド

A.62 ListenBacklog

名前

  ListenBacklog


形式

  ListenBacklog 接続待ちキューの最大数


機能概要

  接続待ちキューの最大数を設定します。



  最大数には、1から200までを指定できます。
  本ディレクティブの設定値は、ThreadsPerChildディレクティブで設定したクライアントの同時接続数よりも多くの接続要求があった場合に、オペレーティングシステム内にキューイングされる数として有効となります。



  最大数には、1から2147483647までを指定できます。
  本ディレクティブの設定値は、MaxClientsディレクティブで設定したクライアントの同時接続数よりも多くの接続要求があった場合に、Solarisシステム内にキューイングされる数として有効となります。
  本ディレクティブの設定値がSolarisシステムに設定されている待機中TCPコネクションの最大値(tcp_conn_req_max_q)よりも大きい場合は、待機中TCPコネクションの最大値が有効となります。
  Solarisシステムに設定されている待機中TCPコネクションの最大値を確認する場合は、nddコマンドを使用して以下のように実行してください。
  /usr/sbin/ndd /dev/tcp tcp_conn_req_max_q
  なお、待機中TCPコネクションの設定およびnddコマンドの詳細については、Solarisシステムのドキュメントを参照してください。



  最大数には、1から2147483647までを指定できます。
  本ディレクティブの設定値は、MaxClientsディレクティブで設定したクライアントの同時接続数よりも多くの接続要求があった場合に、Linuxシステム内にキューイングされる数として有効となります。
  本ディレクティブの設定値がLinuxシステムに設定されている待機中TCPコネクションの最大値(/proc/sys/net/core/somaxconn)よりも大きい場合は、待機中TCPコネクションの最大値が有効となります。
  Linuxシステムに設定されている待機中TCPコネクションの最大値を確認する場合は、sysctlコマンドを使用して以下のように実行してください。
  /sbin/sysctl -n net.core.somaxconn
  なお、待機中TCPコネクションの設定およびsysctlコマンドの詳細については、Linuxシステムのドキュメントを参照してください。


指定位置

  グローバルコンテキスト


省略値

200

511

注)省略値“511”が待機中TCPコネクションの最大値よりも大きい場合は、待機中TCPコネクションの最大値が有効となります。


注意事項

  クライアントからの接続要求が「クライアントの同時接続数+接続待ちキューの最大数」を超過した場合は、その接続要求を受け付けず、ステータスコードも返却しません。