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Interstage Application Server アプリケーション作成ガイド(コンポーネントトランザクションサービス編)

4.6 アプリケーションの登録

  サーバアプリケーションを他のアプリケーションからアクセス可能にするためには、目的のアプリケーションを識別するためのオブジェクトリファレンスを作成する必要があります。また、同時に作成したオブジェクトリファレンスをネーミングサービスに登録することによって、他のアプリケーションからのアクセスが可能になります。

  トランザクションアプリケーションの場合、オブジェクトリファレンスの作成とネーミングサービスへの登録は、次の2つの方法で行うことができます。

  ワークユニット起動による自動登録の場合は、ワークユニットを起動するとワークユニットで指定された各アプリケーションごとにオブジェクトリファレンスが作成され、ネーミングサービスに登録されます。この場合、ワークユニットを停止すると、オブジェクトリファレンスは、自動的にネーミングサービスから削除され、無効となります。
  OD_or_admコマンドによる手動登録の場合は、ワークユニットの起動前に、事前にOD_or_admコマンドによりオブジェクトリファレンスの作成とネーミングサービスへの登録を行います。この場合は、ワークユニットの起動、停止にかかわらず、オブジェクトリファレンスは有効です。

  2つの方法とも、ネーミングサービスには以下の名前でオブジェクトリファレンスを登録します。

  モジュール名::インタフェース名

  また、インプリメンテーションリポジトリIDとしては、以下のIDを使用します。

  ワークユニット種別がORBの場合        : FUJITSU-Interstage-TDLC
  ワークユニット種別がWRAPPERの場合    : FUJITSU-Interstage-TDRC

  なお、2つの方法のどちらを使用するかは、ワークユニット定義で指定する必要があります。詳細は“OLTPサーバ運用ガイド”を参照してください。

注)  ロードバランス機能を使用する場合は、odadministerlbコマンドを使用します。

注意事項

  手動登録する場合、OD_or_admコマンドを実行する前に、Interstageが起動されている必要があります。
  OD_or_admコマンドの詳細については、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。