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Interstage Application Server アプリケーション作成ガイド(コンポーネントトランザクションサービス編)

4.5 ワークユニット定義の作成

  ローカルトランザクション運用におけるワークユニット定義の概要について説明します。ワークユニット定義の詳細については、“付録A ワークユニット定義の記述形式”および“OLTPサーバ運用ガイド”を参照してください。

定義情報の設定

  ワークユニット定義ファイルに記述する定義情報について、以下に示します。

ワークユニット名

  ワークユニットを操作するためのワークユニット名を[WORK UNIT]セクションで設定します。ワークユニット名は、ワークユニット単位に1つ設定することができます。

APM

  APMの名前を[APM]セクションに設定します。APM名を“TDNORM”と指定してください。

  ただし、プロセスモードで動作させる場合は、“TDNORMnt”を指定してください。
  また、APM再作成コマンドで作成したAPMを使用する場合は、再作成したAPM名を指定してください。

制御オプション

  アプリケーションが動作するためのカレントディレクトリやアプリケーションが格納されているライブラリパスなどの環境情報を[Control Option]セクションで設定します。

  なお、COBOLアプリケーションを実行するためには以下の環境変数が必要です。使用するCOBOLのマニュアルを参照し、“Environment Variable:”ステートメントに環境変数を設定してください。また、下記以外のCOBOLの環境変数については、COBOLマニュアルを参照し、必要に応じて設定してください。

  • NLSPATH

  • MANPATH

  • LM_LICENSE_FILE

アプリケーション情報

  ワークユニットで動作させるアプリケーション名やオブジェクト名などの情報を、[Application Program]セクションで設定します。
  ワークユニットにアプリケーションを追加する場合、追加するアプリケーション単位に[Application Program]セクションに情報を記載して追加します。たとえば、ワークユニットに4つの別々なアプリケーションを動作させる場合には、4つの[Application Program]セクションを記載します。
  ワークユニットからアプリケーションを削除する場合は、不要となるアプリケーションに対応する[Application Program]セクションを削除します。

非常駐アプリケーション情報

  非常駐形態で動作させるアプリケーションの多重度などの情報を[Nonresident Application Process]セクションで設定します。

  なお、非常駐形態で運用する場合は、[Control Option]セクションの“Environment Variable:”ステートメントに環境変数“EXTP_NONRESIDENT_OPTION=on”を設定してください。環境変数が設定されていない場合、サーバアプリケーションの処理が完了しても、サーバアプリケーションはメモリ上から消去されません。

マルチオブジェクト常駐アプリケーション情報

  マルチオブジェクト常駐形態で動作させるアプリケーションの多重度などの情報を[Multiresident Application Process]セクションで設定します。