Webサービス対応
SOAP(Simple Object Access Protocol)、ebXML(e-Business XML)、などのWebサービスの国際標準技術に対応しています。 これらの機能を使って、さまざまなWebサービスとシームレスに連携 できるので、柔軟かつ低コストで企業システムを構築することができます。
J2EE対応
最新のコンポーネント化技術であるJ2EE(Java 2 Platform, Enterprise Edition)に 対応しています。Servlet、JSP、EJB(Enterprise JavaBeans)などを使用することに より、高い生産性でシステム構築できます。
CORBA対応
OMGによって定められた分散オブジェクトの標準技術であるCORBAに対応しています。 プラットフォームや開発言語に依存しないアプリケーション実行環境の提供や、 異なるベンダー間の相互接続性を保証しています。
Webサーバ機能
Webアプリケーションの動作環境として、高信頼、高性能な Apache2.0.59をベースとしたWebサーバを搭載しています。
ブロードバンドインターネット対応
ブロードバンドインターネット対応として、IPv6をサポートしています。 既存のIPv4に加え、IPv6でシステム構築が可能です。
OLTP機能
富士通がメインフレーム分野で培った高信頼化技術を継承することにより、 省資源化を実現するリソース共有機能、応答性の保証のためのキュー管理 機能を含む高性能、高信頼なOLTP機能を実現しています。
従来のWebアプリケーションでは実現できなかったセション管理などの基 幹業務向けのコンポーネントトランザクションサービスを提供します。
大規模・高信頼システム対応
業務運用中のサーバに対して、同様の環境を備えたサーバを待機として準備し、業務運用中のサーバが故障時に待機していたサーバが業務を引き継ぎます(1対1運用待機型)。
Solaris版のInterstage Application Serverでは、待機側のサーバも運用させることにより、サーバ相互で引き継ぎ可能な環境を構築することができます(相互待機型)。相互待機型のクラスタは、Interstage Application Serverのマルチシステム機能を利用することにより、システム単位での相互待機が可能です。
複数台のサーバを同一システムとして処理を並行に行い、クライアントからの処理を自動的に分散します。 サーバ異常時は異常サーバを切り離して残りのサーバで運用を行います。 クライアント側は使用するサーバを意識する必要はなく、システムが自動的にサーバに振り分けます。
ノンストップ運用が求められるシステムに対応します。 システム運用をまったく停止することなく、業務アプリケーションの 追加や入れ替え、環境変数など動作環境の変更が可能です。
J2EEの実行環境として、高速のJava実行基盤(コンテナ)を 提供しています。これにより、EJB、Servlet、JSPなどの Javaアプリケーションを高速に処理できます。
ディレクトリサービス機能
ユーザ管理情報(ユーザ名、パスワード、ユーザの権限など)を格納できるディレクトリサービス機能を提供します。
セキュリティ機能
CORBA標準に準拠したFireWallセキュリティ機能
(Interstage Security Directorと組み合わせが必要です。)
CORBAクライアントとサーバアプリケーション間のHTTPによる通信のためのHTTPトンネリング機能
SSL 3.0、TLS 1.0のクライアント・サーバ認証と128ビット暗号機能
ベリサイン社、日本認証サービスの証明書を使用したSSL通信
分散サーバ環境での適用性を高めるべく、分散ディレクトリ(LDAP:Lightweight Directory Access Protocol)をベースとして以下の機能を提供します。
アプリケーション(クライアント/サーバ)からの要求によるユーザ認証
認証結果による業務環境やアプリケーション単位のアクセス制御
一回のサインオンで、複数のシステムやWebサービスへのアクセスを可能とする認証/認可サービス(シングル・サインオン機能)
国際標準技術JavaAPI(JAXM 1.1、JAX-RPC 1.1)の実装と業界標準WS-Securityの仕様に準拠したWebサービスのセキュリティ機能
分散トランザクション機能(Enterprise Editionで提供されます)
アプリケーションが複数のデータベースにアクセスした場合、更新データに矛盾が発生しないように同期更新を保証します。
アプリケーションが別システムに配置されている複数のデータベースにアクセスした場合にも、更新データに矛盾が発生しないように同期更新を保証します。
異常時のリカバリ処理をInterstage Application Serverが行います。
非同期通信機能
メッセージキューを介したアプリケーション間の非同期通信をサポートします。 アプリケーション間の通信でメッセージが使用され、送信側のアプリケーション が出力したメッセージを、受信側のアプリケーションが必要な時に取り出して 利用することができます。また、グローバルサーバとの接続もできるため、 ネットワークを介して基幹業務と連携した業務構築も可能です。
Interstageでは、非同期通信機能として、以下の機能を提供しています。
Interstage JMS
J2EEの規約に準拠した非同期通信機能。
イベントサービス
CORBAの規約に準拠した非同期通信機能。
MessageQueueDirector
富士通が規定した機能豊富な非同期通信機能。グローバルサーバの機能(ACM、TJNL)と連携する場合、およびSymfowareトランザクション連携機能を使用する場合は、MessageQueueDirectorを使用してください。
IBM社のWebSphere MQとの非同期通信による連携が可能です。
既存ホストシステムの活用
既存のアプリケーションやデータベースをカプセル化するラッパー機能を 利用することで、既存業務システムを充分に活用した新たなシステム構築 が短期間で実現することができます。 また、エミュレータベースからWebブラウザへの移行は操作性の向上が図 れる上、新たな設備投資(専用端末、専用線)が不要です。 (ホスト資産の活用はServer2000ホスト連携プレミアム V1.1または NETSTAGE Director V2.0以降が必要です。)
運用管理機能
Systemwalker Centric Managerを利用することにより、Interstage Application Server上で 運用されているアプリケーションの稼働管理、性能管理が可能です。 これにより、万一トラブルが発生した場合でも、ネットワーク経由で復旧できるなど、 システムの運用性を大幅に高めることができます。
Systemwalker Operation Managerを利用することにより、 ワークユニットの自動実行/監視/操作などのシステムの 運用・管理作業を自動化することができます。
簡易導入機能
ワンタッチインストール機能や、運用規模に合わせた システム環境の自動設定機能などを提供しており、 容易に導入することができます。
プラットフォームや開発言語に依存しない実行環境
Solaris、Windows、Linuxのプラットフォームやアプリケーション 開発言語に依存しないアプリケーションの実行環境を 用意(C、C++、Java、COBOLをサポート)しています。
COBOLは、大量データ処理、伝票・帳票処理、高速性・高信頼性 など、ビジネスアプリケーションに適した特長があります。 既存のCOBOLアプリケーションを流用またはノウハウを活用する ことにより、高生産性を実現できます。 さらに、EJB/Javaとの連携も可能であり、効率的にシステムを 構築することが可能です。 Interstage Application Serverは、他のWebアプリケーション・サーバ にみられるJavaだけのサポートではなく、Javaと使いなれた 言語(C/C++、COBOL)を組合せてシステムを構築できます。