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Interstage Application Server 運用ガイド(基本編)

D.1 記述形式

  通常ファイル記述形式は、以下の構文により構成されます。なお、通常ファイルの記述形式に誤りがあった場合、構文エラーとなります。構文エラー時には、そのファイルに記述されているすべての内容が無効となります。

ステートメント

  ステートメントとは、情報を設定するための行であり、以下の形式で記述します。

キーワード = 設定内容(\n)

  ステートメントは、キーワード、“=”(イコール)、および設定内容から構成されています。ステートメントの記述規則を以下に示します。

  ステートメントを構成する情報の詳細を以下に説明します。


◆キーワード

  固有のキーワードを設定します。キーワードには、以下の規則があります。

◆=(イコール)

  キーワードと設定内容の区切りをあらわす文字として使用し、以下の規則があります。

◆設定内容

  キーワードに対応する内容を設定します。設定内容には、以下の規則があります。

  以下に正常なステートメントの設定例を示します。


1)キーワードKeyword=にはInformationを設定します。
Keyword= Information(\n)
KEYWORD=Information(\n)
KeyWord=     Information             (\n)
Keyword  =  Information(\n)
Keyword=  Information(\n)

  以上のステートメントは、すべて同じように解析されます。


2)キーワードThis is a Keyword=にはInformation Areaを設定します。
This is a Keyword= "Information Area"(\n)
THIS IS A KEYWORD="Information Area"(\n)
This is a keyword=       "Information Area"             (\n)
This is a Keyword= "Information  Area"(\n)

  以上のステートメントは、すべて同じように解析されます。

  以下に、構文エラーとなるステートメントの例を示します。


3)構文エラーになるケース
# 設定内容が2つ指定されている(\n)
Keyword=  Information  Area(\n)

# ステートメントを記述している行にコメントが指定されている(\n)
Keyword=  Information   # This is a Statement(\n)

#  二重引用符で終了していない(\n)
Keyword= "START  Information. (\n)

#  キーワードと設定内容が2行で指定されている(\n)
Keyword= "START  Information. (\n)
Information  END" (\n)

  また、登録されていないキーワードを指定した場合も構文エラーとなります。


コメント行

  コメント行とは、通常ファイル中にコメント(注釈)を記述する時に使用します。
  以下の形式で記述します。

# コメント(\n)

  コメント行には、以下の規則があります。

空行

  空行を記述することができ、解析時無視されます。