Interstage Applicatin Serverが使用するポート番号を記載します。
システム上のアプリケーションを含むすべてのサービスにおいてそれぞれ異なるポート番号を設定する必要があります。万が一、同じポート番号を設定してサービスを運用した場合、クライアントからのアクセスができないなど、正常に動作することができません。以下に示したポート番号がすでに使用されている場合は、別の番号に設定し直してください。
サービス名/機能名 | 用途 | ポート番号/ |
---|---|---|
CORBAサービスのポート番号 | 8002/tcp | |
CORBAサービスのSSLのポート番号 | 4433/tcp | |
Interstage HTTP Serverのポート番号 | 80/tcp | |
バーチャルホストのポート番号 | 1から65535までの未使用のポート番号/tcp | |
Interstage JMXサービスのポート番号 | 12210/tcp | |
Interstage JMXサービスがInterstage管理コンソールの要求を受け付けるポート番号 | 12200/tcp | |
Interstage JMXサービスがInterstage管理コンソールの要求をSSL通信(HTTPS)で受け付けるポート番号 | 12220/tcp | |
Interstage JMXサービスがInterstage管理コンソールの要求をRMI通信で受け付けるポート番号 | 12230/tcp | |
IJServerの使用時、IJServer情報取得の要求を受け付けるポート番号 | 不定/tcp | |
Interstage JMXサービスの再起動時に、IJServerとの接続を復元する際に使用するポート番号 | 不定/tcp | |
Interstage管理コンソールのポート番号 | 12000/tcp | |
Interstage管理コンソール用Servletサービスのポート番号 | 8909/tcp | |
Servletサービスのポート番号 | 任意/tcp | |
リポジトリのポート番号 | 389/tcp | |
リポジトリのSSLのポート番号 | 636/tcp | |
リポジトリの標準データベース(Fujitsu Enabler)が使用するポート番号 | 9700/tcp | |
リポジトリの標準データベース(Fujitsu Enabler)のデータストアが使用するポート番号 | 6000~65535のうちのリポジトリ生成時に使用されていない番号/tcp | |
rmiregistryコマンドが使用するポート番号 | 1099/tcp | |
rmidコマンドが使用するポート番号 | 1098/tcp | |
tnameservコマンドが使用するポート番号 | 900/tcp | |
orbdコマンドが使用するポート番号 | 1049/tcp | |
jconsoleコマンドが使用するポート番号(本コマンドは、JDK6のみ提供) | 不定/tcp | |
jhatコマンドが使用するポート番号(本コマンドはJDK6のみ添付) | 7000/tcp | |
jstatdコマンドが使用するポート番号(本コマンドは、JDK5.0またはJDK6に添付) | 1099/tcp | |
Java API: | 不定/tcp | |
Java API: | 不定/tcp | |
Java API: | 不定/tcp | |
Java API: | 不定/tcp | |
Java API: | 不定/tcp | |
Java API: | 不定/tcp |
■CORBAサービス
固定/不定 | 固定 |
ポート番号/プロトコル | 8002/tcp |
マニュアル記載箇所 | “チューニングガイド”の“CORBAサービスの動作環境ファイル”の“config” |
ポート番号の設定箇所 | 以下のいずれかで設定します。
|
備考 | なし |
固定/不定 | 固定 |
ポート番号/プロトコル | 4433/tcp |
マニュアル記載箇所 | “チューニングガイド”の“CORBAサービスの動作環境ファイル”の“config” |
ポート番号の設定箇所 | 以下のいずれかで設定します。
|
備考 | なし |
■Interstage HTTP Server
固定/不定 | 固定 |
ポート番号/プロトコル | 80/tcp(任意に変更可能) |
マニュアル記載箇所 | “Interstage HTTP Server 運用ガイド”の“環境設定”-“環境定義ファイル”-“ポート番号とIPアドレスの設定” |
ポート番号の設定箇所 | 以下のいずれかで設定します。
|
備考 | Webサーバでは、一般的に以下のポート番号を使用します。80および443以外のポート番号を指定する場合、Well Knownポートである1から1023はポートの衝突の危険性があるため、注意してください。
|
固定/不定 | 固定 |
ポート番号/プロトコル | 1から65535までの未使用のポート番号/tcp |
マニュアル記載箇所 | “Interstage HTTP Server 運用ガイド”の“環境設定”-“環境定義ファイル”-“バーチャルホストの設定” |
ポート番号の設定箇所 | 以下のいずれかで設定します。
|
備考 | なし |
■Interstage JMXサービス
固定/不定 | 固定 |
ポート番号/プロトコル | 12210/tcp(任意に変更可能) |
マニュアル記載箇所 | “運用ガイド(基本編)”の“Interstage管理コンソール環境のカスタマイズ”の“Interstage JMXサービスのカスタマイズ” |
ポート番号の設定箇所 | 以下の環境定義ファイルの“port”タグのinternal属性 |
備考 | なし |
固定/不定 | 固定 |
ポート番号/プロトコル | 12200/tcp(任意に変更可能) |
マニュアル記載箇所 | “運用ガイド(基本編)”の“Interstage管理コンソール環境のカスタマイズ”の“Interstage JMXサービスのカスタマイズ” |
ポート番号の設定箇所 | 以下の環境定義ファイルの“port”タグのrmi属性 |
備考 | なし |
固定/不定 | 固定 |
ポート番号/プロトコル | 12220/tcp(任意に変更可能) |
マニュアル記載箇所 | “運用ガイド(基本編)”の“Interstage管理コンソール環境のカスタマイズ”の“Interstage JMXサービスのカスタマイズ” |
ポート番号の設定箇所 | 以下の環境定義ファイルの“port”タグのhttps属性 |
備考 | なし |
固定/不定 | 固定 |
ポート番号/プロトコル | 12230/tcp(任意に変更可能) |
マニュアル記載箇所 | “運用ガイド(基本編)”の“Interstage管理コンソール環境のカスタマイズ”の“Interstage JMXサービスのカスタマイズ” |
ポート番号の設定箇所 | 以下の環境定義ファイルの“port”タグのrmiinvoke属性 |
備考 | なし |
固定/不定 | 不定 |
ポート番号/プロトコル | 不定/tcp |
マニュアル記載箇所 | なし |
ポート番号の設定箇所 | なし |
備考 | 使用されるポート番号はIJServer起動時にエフェメラルポートが自動的に割り振られます。エフェメラルポートの範囲はOSによって異なります。以下は各OSのデフォルトの設定でのエフェメラルポートの範囲になります。 |
固定/不定 | 不定 |
ポート番号/プロトコル | 不定/tcp |
マニュアル記載箇所 | なし |
ポート番号の設定箇所 | なし |
備考 | 使用されるポート番号はInterstage JMXサービス起動時にエフェメラルポートが自動的に割り振られます。エフェメラルポートの範囲はOSによって異なります。以下は各OSのデフォルトの設定でのエフェメラルポートの範囲になります。 |
■Interstage管理コンソール
固定/不定 | 固定 |
ポート番号/プロトコル | 12000/tcp(任意に変更可能) |
マニュアル記載箇所 | “運用ガイド(基本編)”の“Interstage管理コンソールの構成”-“Interstage管理コンソール環境のカスタマイズ” |
ポート番号の設定箇所 | 以下の環境定義ファイルのListenディレクティブ |
備考 | なし |
■Interstage管理コンソール用Servletサービス
固定/不定 | 固定 |
ポート番号/プロトコル | 8909/tcp(任意に変更可能) |
マニュアル記載箇所 | “運用ガイド(基本編)”の“Interstage管理コンソール環境のカスタマイズ”の“Interstage管理コンソール用Servletサービスのポート番号の変更” |
ポート番号の設定箇所 |
|
備考 | なし |
■Servletサービス
固定/不定 | 固定 |
ポート番号/プロトコル | 任意/tcp |
マニュアル記載箇所 | “使用上の注意”の“各サービスで使用するポート番号の設定について” |
ポート番号の設定箇所 |
注)WebサーバコネクタとServletコンテナが別システム([システム] > [環境設定]タブ > [Servletサービスの詳細設定] > [Webサーバとワークユニットを同一のマシンで運用する]で[運用しない]を選択)の場合のみ有効です。 |
備考 | なし |
■Interstageディレクトリサービス
固定/不定 | 固定 |
ポート番号/プロトコル | 389/tcp(任意に変更可能) |
マニュアル記載箇所 | “ディレクトリサービス運用ガイド”の“リポジトリの作成” |
ポート番号の設定箇所 | 以下のいずれか
|
備考 | なし |
固定/不定 | 固定 |
ポート番号/プロトコル | 636/tcp(任意に変更可能) |
マニュアル記載箇所 | “ディレクトリサービス運用ガイド”の“リポジトリの作成” |
ポート番号の設定箇所 | 以下のいずれか
|
備考 | なし |
固定/不定 | 固定 |
ポート番号/プロトコル | 9700/tcp(任意に変更可能) |
マニュアル記載箇所 |
|
ポート番号の設定箇所 |
詳細は、「マニュアル記載箇所」のマニュアルを参照してください。 |
備考 | なし |
固定/不定 | 不定 |
ポート番号/プロトコル | 6000~65535のうちのリポジトリ生成時に使用されていない番号/tcp(任意に変更可能) |
マニュアル記載箇所 |
|
ポート番号の設定箇所 |
詳細は、「マニュアル記載箇所」のマニュアルを参照してください。 |
備考 | なし |
■JDK/JRE
以下、各ポートの詳細説明の表中に「表内の記述」欄の記述があった場合、次の読み替えを行ってください。
表内の記述 (JDK/JRE 1.4を示します) | 読み替え |
---|---|
Java(TM) 2 SDK, Standard Edition ドキュメント |
|
Java(TM) 2 SDKツールとユーティリティ |
|
Java(TM) 2 Platform, Standard Edition, 1.4.0 API仕様 |
|
固定/不定 | 省略時固定 |
ポート番号/プロトコル | 1099/tcp |
マニュアル記載箇所 | “Java(TM) 2 SDK, Standard Edition ドキュメント”の“ Java(TM) 2 SDKツールとユーティリティ”の“rmiregistry” |
ポート番号の設定箇所 | 引数portで設定 |
備考 | なし |
固定/不定 | 省略時固定 |
ポート番号/プロトコル | 1098/tcp |
マニュアル記載箇所 | “Java(TM) 2 SDK, Standard Edition ドキュメント”の“ Java(TM) 2 SDKツールとユーティリティ”の“rmid” |
ポート番号の設定箇所 | オプション -port で設定 |
備考 | なし |
固定/不定 | 省略時固定 |
ポート番号/プロトコル | 900/tcp |
マニュアル記載箇所 | “Java(TM) 2 SDK, Standard Edition ドキュメント”の“ Java(TM) 2 SDKツールとユーティリティ”の“tnameserv” |
ポート番号の設定箇所 | オプション -ORBInitialPort で設定 |
備考 | なし |
固定/不定 | 省略時固定 |
ポート番号/プロトコル | 1049/tcp |
マニュアル記載箇所 | “Java(TM) 2 SDK, Standard Edition ドキュメント”の“ Java(TM) 2 SDKツールとユーティリティ”の“orbd” |
ポート番号の設定箇所 | オプション -port で設定 |
備考 | なし |
固定/不定 | 不定 |
ポート番号/プロトコル | 不定/tcp |
マニュアル記載箇所 | “JDK(TM) 6 ドキュメント”の“ JDKツールとユーティリティー”の“jconsole” |
ポート番号の設定箇所 | なし |
備考 | なし |
固定/不定 | 省略時固定 |
ポート番号/プロトコル | 7000/tcp |
マニュアル記載箇所 | “JDK(TM) 6 ドキュメント”の“ JDKツールとユーティリティー”の“jhat” |
ポート番号の設定箇所 | オプション -port で設定 |
備考 | なし |
固定/不定 | 省略時固定 |
ポート番号/プロトコル | 1099/tcp |
マニュアル記載箇所 | “JDK(TM) 6 ドキュメント”の“ JDKツールとユーティリティー”の“jstatd” |
ポート番号の設定箇所 | オプション -p で設定 |
備考 | デフォルトポートまたは-pオプションで指定されたポート上にRMIレジストリが見つからない場合、-pオプションで指定されたポート、または-pオプションが省略されている場合は、デフォルトポートで、RMIレジストリが作成されます。 |
固定/不定 | 不定 |
ポート番号/プロトコル | 不定/tcp |
マニュアル記載箇所 | “Java(TM) 2 SDK, Standard Edition ドキュメント”の“Java(TM) 2 Platform, Standard Edition, 1.4.0 API仕様”の“java.rmi.server.UnicastRemoteObject” |
ポート番号の設定箇所 | なし |
備考 | なし |
固定/不定 | 不定 |
ポート番号/プロトコル | 不定/tcp |
マニュアル記載箇所 | “Java(TM) 2 SDK, Standard Edition ドキュメント”の“Java(TM) 2 Platform, Standard Edition, 1.4.0 API仕様”の“java.net.ServerSocket” |
ポート番号の設定箇所 | 引数portで設定 |
備考 | なし |
固定/不定 | 不定 |
ポート番号/プロトコル | 不定/tcp |
マニュアル記載箇所 | “Java(TM) 2 SDK, Standard Edition ドキュメント”の“Java(TM) 2 Platform, Standard Edition, 1.4.0 API仕様”の“java.rmi.server.RMISocketFactory” |
ポート番号の設定箇所 | 引数portで設定 |
備考 | なし |
固定/不定 | 不定 |
ポート番号/プロトコル | 不定/tcp |
マニュアル記載箇所 | “JDK(TM) 5.0 ドキュメント”の“Java(TM) 2 Platform Standard Edition 5.0 API仕様”の“javax.rmi.ssl.SslRMIServerSocketFactory” “JDK(TM) 6 ドキュメント”の“Java(TM) Platform, Standard Edition 6 API仕様”の“javax.rmi.ssl.SslRMIServerSocketFactory” |
ポート番号の設定箇所 | 引数portで設定 |
備考 | なし |
固定/不定 | 不定 |
ポート番号/プロトコル | 不定/tcp |
マニュアル記載箇所 | “Java(TM) 2 SDK, Standard Edition ドキュメント”の“Java(TM) 2 Platform, Standard Edition, 1.4.0 API仕様”の“java.net.DatagramSocket” |
ポート番号の設定箇所 | 引数addrで設定 |
備考 | なし |
固定/不定 | 不定 |
ポート番号/プロトコル | 不定/tcp |
マニュアル記載箇所 | “Java(TM) 2 SDK, Standard Edition ドキュメント”の“Java(TM) 2 Platform, Standard Edition, 1.4.0 API仕様”の“java.net.Socket” |
ポート番号の設定箇所 | なし |
備考 | なし |
エフェメラルポートに対する注意事項
Interstage Application Serverが使用するポートが、エフェメラルポートと競合する場合があります。
エフェメラルポートとは、一時的に通信を行うため、OSが一時的に割り当てるポートであり、これらのポートにはOSが定めた範囲内のポート番号が自動的に割り当てられます。
このため、エフェメラルポートの範囲内にInterstage Application Serverのポートを割り当てている場合、以下のいずれかの対処を行ってください。
エフェメラルポートの範囲をInterstage Application Serverが使用するポート範囲外に変更する。エフェメラルポートの範囲の変更方法につきましては、ご使用のOSのエフェメラルポートに対する変更方法に従ってください。
Interstage Application Serverが使用するポートをエフェメラルポートの範囲外に設定する。
特に、Red Hat Enterprise Linux V4の場合、エフェメラルポートのフェメラルポートの初期設定範囲が大きく、Interstage Application Serverが使用するポートの初期設定値に競合します。
このため、Red Hat Enterprise Linux V4のエフェメラルポートについては、Interstage Application Serverが使用するポート番号よりも大きな番号の範囲に設定することを推奨します。