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 Apcoordinator入門ガイド

4.3.2 Managed Beanの作成

入出力ページのデータや処理結果の保存に使用する Managed Beanを作成します。この項ではReserveBeanクラスを作成する手順を説明します。

なお、ReserveBean.javaの処理では、予約状況を管理するクラスとしてReserveCalendarクラスを使用しています。

ReserveCalendarクラスを作成する手順を説明します。

Interstage Studioのメイン画面で、[ファイル]メニューの[新規] > [クラス]を選択します。

以下のダイアログが表示されます。

設定する項目は以下のとおりです。

設定項目

設定内容

ソースフォルダ

"hotelReserve/src"(必須)

パッケージ

"hotelReserve"を指定します。

エンクロージング型

チェックされていないことを確認してください。

名前

"ReserveCalendar"を指定します。

修飾子

"public"がチェックされていることを確認してください。また、"abstract"、"final"は非選択状態としてください。

スーパークラス

"java.lang.Object"となっていることを確認してください。

インタフェース

空欄になっていることを確認してください。

作成するメソッドスタブの選択

すべて非選択状態としてください。

コメントの生成

チェックされていないことを確認してください。

[終了]をクリックしてひな型を作成します。Interstage Studioの左側に、"ReserveCalendar.java"が追加されていることを確認してください。

作成されたひな型に以下のソースをコピーしてください。

ReserveBeanクラスを作成する手順を説明します。

Interstage Studioのメイン画面で、[ファイル]メニューの[新規] > [クラス]を選択します。

以下のダイアログが表示されます。

設定する項目は以下のとおりです。

設定項目

設定内容

ソースフォルダ

"hotelReserve/src"(必須)

パッケージ

"hotelReserve"を指定します。

エンクロージング型

チェックされていないことを確認してください。

名前

"ReserveBean"を指定します。

修飾子

"public"がチェックされていることを確認してください。また、"abstract"、"final"は非選択状態としてください。

スーパークラス

"java.lang.Object"となっていることを確認してください。

インタフェース

空欄になっていることを確認してください。

作成するメソッドスタブの選択

すべて非選択状態としてください。

コメントの生成

チェックされていないことを確認してください。

[終了]をクリックしてひな型を作成します。Interstage Studioの左側に、"ReserveBean.java"が追加されていることを確認してください。

作成されたひな型にプロパティを追加していきます。追加するプロパティは次のとおりです。

プロパティ名

説明

com.fujitsu.uji.compo.ComboBox

arrivalDay

到着日を表すコンボボックスです。

com.fujitsu.uji.compo.ComboBox

departureDay

出発日を表すコンボボックスです。

com.fujitsu.uji.compo.ButtonList

roomType

部屋の種別を表すボタンリストです。

com.fujitsu.uji.compo.ButtonList

options

宿泊オプションを表すボタンリストです。

com.fujitsu.uji.compo.FieldString

message

エラーメッセージを表す文字列です。

com.fujitsu.uji.compo.FieldBigInteger

people

宿泊人数を表す入力フィールドです。

com.fujitsu.uji.compo.TableView

reserveLookTable

予約状況を表すテーブルです。

プロパティを追加するときに、Interstage Studioで自動的にアクセサメソッドを生成することができます。

まず、次のようにプロパティのフィールドを作成します。

ソースコードは以下のようになります。赤文字部分はひな形作成後に追加した部分です。

/*
* 作成日:
*
* 生成されるコメントを変更したい場合は、ウィンドウ>設定>Java>テンプレート
* の"filecomment"テンプレート変数を編集してください。
* コメントを生成するかどうかについては、ウィンドウ>設定>Java>コード生成
* で設定してください。
*/ package hotelReserve; import com.fujitsu.uji.compo.ButtonList;
import com.fujitsu.uji.compo.ComboBox;
import com.fujitsu.uji.compo.FieldBigInteger;
import com.fujitsu.uji.compo.FieldString;
import com.fujitsu.uji.compo.TableView;

/**
* @author
*
* 生成されるコメントを変更したい場合は、ウィンドウ>設定>Java>テンプレート
* の"typecomment"テンプレート変数を編集してください。
* コメントを生成するかどうかについては、ウィンドウ>設定>Java>コード生成
* で設定してください。
*/ public class ReserveBean { protected ComboBox arrivalDay;
protected ComboBox departureDay;
protected ButtonList roomType;
protected ButtonList options;
protected FieldBigInteger people;
protected FieldString message;
protected TableView reserveLookTable;
}

次に[ソース]メニューの[GetterおよびSetterの生成]を選択します。

ここで[すべて選択]ボタンをクリックして、[OK]ボタンをクリックするとフィールドに対応したアクセサメソッドが自動的に生成されます。

[作成するGetterおよびSetterの選択]項目以外の設定する項目はデフォルト設定値のままです。

次に、予約確認画面で表示する内容を取得するために以下の読み取り専用のプロパティを作成します。

ReserveBean.javaのソースは以下のとおりです。作成が完了したら[ファイル]>[保存]でファイルの保存を行います。

ソースコードは以下のようになります。赤文字部分は変更、追加した部分です。

作成したBeanをJavaServer Facesアプリケーションで利用するためにManaged Beanに追加します。Managed Beanリストビュー上で右クリックし「Managed Beanの追加」を選択します。

以下のダイアログが表示されます。

上記画面で設定する項目は以下のとおりです。

設定項目

設定内容

デフォルト設定値

Bean名

"reserveBean"を指定します。

クラス名

"hotelReserve.ReserveBean"を指定します。

スコープ

"session"を選択して指定します。

session

すべての項目を入力したあと、[OK]ボタンをクリックします。

以下のようにManaged BeanリストビューにreserveBeanが追加されていることを確認してください。