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Interstage Interaction Manager V9.1.1 Interstage Portalworks管理者ガイド

11.4.3 DB格納ツール

DB格納ツールの機能、利用方法について説明します。

DB格納ツールは、Portalworksの管理情報や運用管理者が作成したファイルなどを外部データベースに格納するツールです。

これにより、外部データベースの機能でデータベースをバックアップすることが、Portalworksのシステム情報をバックアップすることと同等となります。


マルチワークユニット構成の場合、DB格納ツールは利用できません。バックアップを採取する場合は、“11.4.2 バックアップ/リストアの手順”に従ってください。

機能

以下のデータをデータベースに格納し、取得します。

ファイルは、バイナリ形式で格納されます。

ファイル1つの取得は行えません。

使用方法

DB格納操作

データベースへのデータの格納は、以下の手順で行います。

  1. 以下のURLでWebブラウザを起動します。

    http://Portalworksサーバ名:ポート番号/pwadmin/PWAdminBackup

    • Portalworksサーバ名:ポート番号
      「Portalworksサーバ名」には、Portalworksがインストールされているサーバ名を指定します。「ポート番号」には、Webサーバで設定しているポート番号を指定します。「:ポート番号」は、ポート番号が80に設定されている場合だけ、省略することができます。

  2. Portalworks動作環境ファイル以外に格納したいファイルがある場合には、[追加対象ファイル]に、ファイル名を指定します。

  3. [格納]ボタンをクリックすることにより、対象ファイルの格納処理が実行されます。

    • [Interstage Portalworks動作環境ファイル群]
      Portalworksが使用する管理データです。
      対象となるフォルダは、以下のフォルダおよびファイルです。


      • [Portalworksインストールフォルダ]配下


      • /opt/FJSVispw 配下
        にある
        \mediator(別名情報)
        \conf\default-sheet.xml(画面カスタマイズ情報)
        \conf\guest-style.xml(画面カスタマイズ情報)
        \conf\logon-sheet.xml(画面カスタマイズ情報)
        \conf\logon-style.xml(画面カスタマイズ情報)
        \conf\customize.xml(画面カスタマイズ情報)
        \conf\ustomize2.xml(画面カスタマイズ情報)
        \usp\web\javaScript.xml(WebUSP情報)
        \usp\web\reversePolicy.xml(WebUSP情報)
        \usp\web\webusp.xml(WebUSP情報)
        \usp\web\webuspExtend.xml(WebUSP情報)
        \xsl(コンテンツカスタマイズ情報)


      • [J2EE共通ディレクトリ]\ijserver\PortalServer\apps\portalworks.war 配下
        (J2EE共通ディレクトリのデフォルトは、C:\Interstage\J2EE\var\deployment です。)


      • /opt/FJSVj2ee/var/deployment/ijserver/PortalServer/apps/portalworks.war 配下
        にある
        \actor (USP情報)
        \scenario(シナリオ情報)

    • [追加対象ファイル]
      運用管理者が作成したファイルなどを退避する場合に指定します。

      ファイルパスが指定された場合、対象ファイルを格納します。


      • (例)C:\data\data1.jsp


      • (例)/var/data/data1.jsp

      フォルダが指定された場合、フォルダ配下のすべてのファイルを格納します。


      • (例)C:\data2
        この指定により「C:\data2」配下のすべてのファイルを格納します。


      • (例)/var/data2
        この指定により「/var/data2」配下のすべてのファイルを格納します。

    • [格納]
      データベースへの登録を行います。

    • [登録ファイル一覧]
      登録済みのファイル一覧が表示されます。

取得操作

格納されているデータを取得するには、コマンドプロンプトで[Portalworksインストールフォルダ]\binに移動し、以下の起動コマンドを実行します。

backup.bat get


  • 本コマンドを実行する場合は、コマンドプロンプトを新規に起動してください。引き続きコマンドを実行する場合も、一度コマンドプロンプトを終了して再度コマンドプロンプトを起動してから実行してください。

  • 取得対象を選択することはできません。格納されているすべてが対象となります。

  • 取得先は格納時のファイルパスとなります。

  • リストアは、サーブレットを停止してから行ってください(“サーブレットの起動と停止”を参照)。

  • リストアを行う場合は、以下の配下のファイル/フォルダを名前変更してから行ってください。
    [Portalworksインストールフォルダ]配下
    にある
    \mediator(別名情報)
    \conf\default-sheet.xml(画面カスタマイズ情報)
    \conf\guest-style.xml(画面カスタマイズ情報)
    \conf\logon-sheet.xml(画面カスタマイズ情報)
    \conf\logon-style.xml(画面カスタマイズ情報)
    \conf\customize.xml(画面カスタマイズ情報)
    \conf\ustomize2.xml(画面カスタマイズ情報)
    \usp\web\javaScript.xml(WebUSP情報)
    \usp\web\reversePolicy.xml(WebUSP情報)
    \usp\web\webusp.xml(WebUSP情報)
    \usp\web\webuspExtend.xml(WebUSP情報)
    \xsl (コンテンツカスタマイズ情報)

    [J2EE共通ディレクトリ]\ijserver\PortalServer\apps\portalworks.war 配下
    (J2EE共通ディレクトリのデフォルトは、C:\Interstage\J2EE\var\deployment です。)
    にある
    \actor (USP情報)
    \scenario(シナリオ情報)

格納されているデータを取得するには、telnetクライアントなどで/opt/FJSVispw/binに移動し、以下の起動コマンドを実行します。

backup.sh get


  • 取得対象を選択することはできません。格納されているすべてが対象となります。

  • 取得先は格納時のファイルパスとなります。

  • リストアは、サーブレットを停止してから行ってください(“サーブレットの起動と停止”を参照)。

  • リストアを行う場合は、以下の配下のファイル/フォルダを名前変更してから行ってください。
    /opt/FJSVispw 配下にある
    /mediator(別名情報)
    /conf/default-sheet.xml(画面カスタマイズ情報)
    /conf/guest-style.xml(画面カスタマイズ情報)
    /conf/logon-sheet.xml(画面カスタマイズ情報)
    /conf/logon-style.xml(画面カスタマイズ情報)
    /conf/customize.xml(画面カスタマイズ情報)
    /conf/customize2.xml(画面カスタマイズ情報)
    /usp/web/javaScript.xml(WebUSP情報)
    /usp/web/reversePolicy.xml(WebUSP情報)
    /usp/web/webusp.xml(WebUSP情報)
    /usp/web/webuspExtend.xml(WebUSP情報)
    /xsl(コンテンツカスタマイズ情報)

    /opt/FJSVj2ee/var/deployment/ijserver/PortalServer/apps/portalworks.war 配下にある
    /actor (USP情報)
    /scenario(シナリオ情報)