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Interstage Interaction Manager V9.1.1 Interstage Portalworksシナリオ作成支援ガイド

A.3.1 prologueScenarioタグ

prologueScenarioタグは、アクティブシナリオJSPの前処理を実行します。

このタグ以降で“A.1 スクリプト変数クラス”で説明しているオブジェクトに有効な値が設定されます。アクティブシナリオJSPでは、senarioInit.jspのincludeディレクティブに続けてこのタグが必須です。

prologueScenarioタグは、アクティブシナリオJSPでだけ使用できるタグです。epilogueScenarioタグと対で記述します。

書式

<pwst: prologueScenario [result="結果スクリプト変数"] [debugFile="デバッグファイル名"]/>
アトリビュート
  • result
    処理結果情報を受け取るためのスクリプト変数名を指定します。
    指定したスクリプト変数には、PWScenarioTagResultオブジェクトが設定されます。タグライブラリの処理結果情報を必要としない場合には、省略することができます。設定内容の詳細については、“A.1.4 PWScenarioTagResultクラス”を参照してください。

  • debugFile
    このアトリビュートが指定された場合、以降このリクエストの延長で動作するアクティブシナリオJSPおよびアクティブドックJSPは、デバッグモードで走行します。デバッグモードでは、シナリオ機能が提供するタグライブラリは、入出力情報をここで指定したファイルに出力します。ただし、prologueDocタグで新たにデバッグファイル名を指定した場合、アクティブドックJSPでは、prologueDocタグで指定されたファイル名が優先されます。

留意事項

debugFileにファイル名だけを指定した場合、以下のパスにデバッグファイルが生成されます。

<Portalworksインストールパス>\WEB-INF\log\(シナリオ名)\デバッグファイル名

デバッグファイルには、以下の2種類の情報が出力されます。

シナリオ用タグの情報は、以下の形式で出力されます。

[時刻][セッションID][ユーザ名]
#### [タグ名]:[Attribute|Body|result] ####
対応データ
説明

項目

説明

[時刻]

情報の出力時刻です。

[セッションID]

Portalworks内部で管理されているセッション識別子です。

[ユーザ名]

ユーザ名です。

[タグ名]

タグ名です。

[Attribute|Body]

タグのアトリビュートまたは、ボディに指定された情報を対応データとして出力します。
各タグで指定できるアトリビュート、ボディについては、当付録に記載された対応するタグの項目を参照してください。

[result]

タグの結果情報を対応データに出力します。
ReturnCode、DetailCode、Messageについては、“Portalworksスクリプト変数クラスリファレンス”に記載されているインタフェース「PWScenarioTagDef」を参照してください。

以下にcallタグから出力例を記載します。

[Thu Apr 19 14:47:50 JST 2001]:
  [BEF4P3J9EG0J22KU7HK0-0GL00J1JS8000075WKPM3HG-00001RFLVV8V0800000B9]:
  [tsujii]
#### call:Attribute ####
sendDataObject =
conditions =
service = WebUSP
param = {targetURL=http://ganmo.trd.nm.fujitsu.co.jp, 
  httpMethod=GET, sponsorAction=request}
type = HTML
result = callResult

[Thu Apr 19 14:47:50 JST 2001]:
  [BEF4P3J9EG0J22KU7HK0-0GL00J1JS8000075WKPM3HG-00001RFLVV8V0800000B9]:
  [tsujii]
#### call:result ####
ReturnCode=0
DetailCode=0
Message=ERROR_OK