prologueScenarioタグは、アクティブシナリオJSPの前処理を実行します。
このタグ以降で“A.1 スクリプト変数クラス”で説明しているオブジェクトに有効な値が設定されます。アクティブシナリオJSPでは、senarioInit.jspのincludeディレクティブに続けてこのタグが必須です。
prologueScenarioタグは、アクティブシナリオJSPでだけ使用できるタグです。epilogueScenarioタグと対で記述します。
書式
<pwst: prologueScenario [result="結果スクリプト変数"] [debugFile="デバッグファイル名"]/>
result
処理結果情報を受け取るためのスクリプト変数名を指定します。
指定したスクリプト変数には、PWScenarioTagResultオブジェクトが設定されます。タグライブラリの処理結果情報を必要としない場合には、省略することができます。設定内容の詳細については、“A.1.4 PWScenarioTagResultクラス”を参照してください。
debugFile
このアトリビュートが指定された場合、以降このリクエストの延長で動作するアクティブシナリオJSPおよびアクティブドックJSPは、デバッグモードで走行します。デバッグモードでは、シナリオ機能が提供するタグライブラリは、入出力情報をここで指定したファイルに出力します。ただし、prologueDocタグで新たにデバッグファイル名を指定した場合、アクティブドックJSPでは、prologueDocタグで指定されたファイル名が優先されます。
留意事項
debugFileにファイル名だけを指定した場合、以下のパスにデバッグファイルが生成されます。
<Portalworksインストールパス>\WEB-INF\log\(シナリオ名)\デバッグファイル名
デバッグファイルには、以下の2種類の情報が出力されます。
debugPrintタグでシナリオ作者が指定した情報(スクリプト変数の内容など)
シナリオ用タグの入力情報と結果情報
シナリオ用タグの情報は、以下の形式で出力されます。
[時刻][セッションID][ユーザ名] #### [タグ名]:[Attribute|Body|result] #### 対応データ
項目 | 説明 |
---|---|
[時刻] | 情報の出力時刻です。 |
[セッションID] | Portalworks内部で管理されているセッション識別子です。 |
[ユーザ名] | ユーザ名です。 |
[タグ名] | タグ名です。 |
[Attribute|Body] | タグのアトリビュートまたは、ボディに指定された情報を対応データとして出力します。 |
[result] | タグの結果情報を対応データに出力します。 |
以下にcallタグから出力例を記載します。
[Thu Apr 19 14:47:50 JST 2001]: [BEF4P3J9EG0J22KU7HK0-0GL00J1JS8000075WKPM3HG-00001RFLVV8V0800000B9]: [tsujii] #### call:Attribute #### sendDataObject = conditions = service = WebUSP param = {targetURL=http://ganmo.trd.nm.fujitsu.co.jp, httpMethod=GET, sponsorAction=request} type = HTML result = callResult [Thu Apr 19 14:47:50 JST 2001]: [BEF4P3J9EG0J22KU7HK0-0GL00J1JS8000075WKPM3HG-00001RFLVV8V0800000B9]: [tsujii] #### call:result #### ReturnCode=0 DetailCode=0 Message=ERROR_OK