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Interstage Interaction Manager V9.1.1 Interstage Portalworksセットアップガイド

2.2.3 インストールの実施

Portalworksをインストールする前に、他のアプリケーションを停止します。


インストールの過程で必要な環境変数が、システム環境変数のPATHに追加されます。
以下のメッセージが出力された場合は、以下の対処を行ってください。
[メッセージ]
システム環境変数のPATHに以下の設定を追加できません。
%PW_PATH%;

[ユーザの対処]
インストールをキャンセルし、不必要なパスを削除して、再度インストールを行ってください。
そのまま、処理を実行した場合、イベントログに以下のようなメッセージが出力される場合があります。

例)
イベント ID (4096) (ソース Portalworks 内) に関する説明が見つかりませんでした。
これを回避するには、システム環境変数のPATHに以下の設定を追加して再起動してください。
  %PW_PATH%;

インストールの開始

[スタート]メニューから、[すべてのプログラム] - [Interstage Interaction Manager] - [ポータル機能セットアップ]を選択し、セットアップを起動します。

注意事項の表示

事前に必要なソフトウェアのインストールと設定が完了している必要があります。すべての準備が整っている場合は、[はい]ボタンをクリックして処理を続行します。準備が不十分である場合は、[いいえ]ボタンをクリックしてインストールを中断します。

インストール先の選択

[インストール先の選択]ウィンドウで、ソフトウェアをインストールするフォルダを指定し、[次へ]ボタンをクリックします。標準設定では、以下のフォルダになっています。
<Interaction Managerのインストール先>\Portalworks

インストール先を変更する場合は、[参照]ボタンをクリックし、フォルダを指定してください。


以下のフォルダをインストール先として指定することはできません。

  • フォルダ名に、日本語/半角カナを含むフォルダ

  • フォルダ名が、フルパスで128バイトを超えるフォルダ

インストールタイプの設定

インストールのタイプとして、「通常のインストール」または「負荷分散を意識した2台目以降のインストール」を選択します。「負荷分散を意識した2台目以降のインストール」を選択した場合、サーバが稼働するうえで最低限必要なシステム資源だけをインストールします。リポジトリデータベースの構築などは行いません。1台目としてインストールしたサーバの環境を参照します。
標準設定では、以下の項目が選択されています。
「通常のインストール」

認証システムの選択

[認証システムの選択]ウィンドウで、ユーザ認証を行います。使用する認証タイプを選択し[次へ]ボタンをクリックします。
LDAPサーバ、Interstageシングル・サインオン、またはActive Directory LDAPサーバと連携する場合は、Portalworksのインストール前に、これらの認証システムが使用できる環境を整えておく必要があります。この環境設定が不十分である場合は、[キャンセル]ボタンをクリックし、インストールを中止します。
標準設定では、以下の項目が選択されます。
「Portalworks認証」


ここでの設定内容は、インストール後に運用管理ツールで変更することができます。なお、変更方法の詳細については、“Portalworks管理者ガイド”の “付録A 運用管理ツール”を参照してください。

LDAPの設定

LDAPサーバと連携するには、以下の項目を設定し、[次へ]ボタンをクリックします。


ここでの設定内容は、インストール後に運用管理コンソールや運用管理ツールで変更することができます。なお、認証サーバ情報の変更方法の詳細については、“Portalworks管理者ガイド”の“第11章 Portalworksの運用保守”、または“付録A 運用管理ツール”を参照してください。

Interstage シングル・サインオン設定

Interstageシングル・サインオン認証を認証システムとして利用するには、以下の項目を設定し、[次へ]ボタンをクリックします。


ユニークキーには、cnまたはuid属性名を指定することができます。これらの属性名は、Interstageシングル・サインオンのリポジトリ内の利用者情報において、一意である必要があります。
ユニークキーに指定した属性値をPortalworks利用者のログオンIDとして表示したい場合は、実際にInterstageシングル・サインオン認証で使用される属性にも、同一の属性を指定する必要があります。



ここでの設定内容は、インストール後に運用管理コンソールや運用管理ツールで変更することができます。なお、認証サーバ情報の変更方法の詳細については、“Portalworks管理者ガイド”の“第11章 Portalworksの運用保守”、または“付録A 運用管理ツール”を参照してください。

Active Directory LDAPの設定

Active Directory LDAPを認証システムとして連携するには、以下の項目を設定し、[次へ]ボタンをクリックします。


ここでの設定内容は、インストール後に運用管理コンソールや運用管理ツールで変更することができます。なお、認証サーバ情報の変更方法の詳細については、“Portalworks管理者ガイド”の“第11章 Portalworksの運用保守”、または“付録A 運用管理ツール”を参照してください。

リポジトリシステムの選択

[リポジトリシステムの選択]ウィンドウで、Portalworksで使用するリポジトリを選択し、[次へ]ボタンをクリックします。ここでの設定の前に、リポジトリ用RDBの設定が完了している必要があります。この設定が不完全である場合は、[キャンセル]ボタンをクリックし、インストールを中止します。
標準設定では、以下の項目が選択されます。
「Symfoware」

Symfoware連携のJDBC設定

連携するSymfowareのJDBCドライバのインストールフォルダを指定します。


JDBCインストールフォルダの指定を省略することはできません。

Symfoware連携の設定

連携するSymfowareデータベースに設定されている内容を指定します。
Symfowareデータベースのセットアップが完了していなければなりません。


プロトコルがリモートの場合、すべての項目について省略することはできません。


JDBCデータソースの定義の設定後、以下の操作を行う必要があります。

  • Symfowareサーバシステムの環境設定

各操作の詳細については、“Interstage Application Server J2EE ユーザーズガイド”を参照してください。

Oracle連携のJDBC設定

連携するOracleとそのインストールフォルダを指定します。


標準設定では、フォルダ名はCドライブになっています。OracleをCドライブにインストールしていない場合は、Oracleがインストールされているドライブを確認し、変更してください。

Oracle連携の設定

連携するOracleデータベースで設定してある内容を指定します。Oracleデータベースのセットアップが完了していなければなりません。


すべての項目について、省略することはできません。

PowerGres Plus連携のJDBC設定

連携するPowerGres Plusのインストールフォルダを指定します。


標準設定では、フォルダ名はCドライブになっています。PowerGres PlusをCドライブにインストールしていない場合は、PowerGres Plusがインストールされているドライブを確認し、変更してください。

PowerGres Plus連携の設定

連携するPowerGres Plusデータベースで設定してある内容を指定します。PowerGres Plusデータベースのセットアップが完了していなければなりません。


すべての項目について、省略することはできません。

複数言語使用指定の設定

言語を複数使用する場合の設定をします。「複数言語を使用する」ラジオボタンを選択すると利用者が使用言語を選択することができます。
標準設定では以下の項目が選択されます。
「複数言語を使用しない」


複数言語使用指定は、インストール後に変更できません。

ファイルのコピー

入力した情報が表示されたら、内容を確認します。内容が正しければ、[次へ]ボタンをクリックします。ファイルのコピーが開始されます。

完了通知

コピーが正常に完了したら、[InstallShield Wizardの完了]ウィンドウが出力されます。[完了]ボタンをクリックし、インストールを終了します。
インストール完了後、FJapacheのサービスを再起動して、Interstage管理コンソールからワークユニットの「PortalServer」を起動してください。


インストールの過程で、JDBCデータソースの登録やワークユニットの登録を行います。ダイアログでエラーメッセージが出力された場合、Interstageの設定に誤りがある可能性があります。Interstageの設定を確認し、Portalworksをアンインストール後、再度インストールしてください。