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Interstage Shunsaku Data Manager トラブルシューティング集

1.4.4 Shunsakuシステムの再構築

OS障害またはディスク障害などが発生し、インストール後の環境が破壊された場合、Shunsakuシステムのバックアップデータ(注)を元にShunsakuシステム(ディレクタサーバ、サーチサーバまたはソートサーバ)を再構築することができます。

通常の対処で問題が解決しない場合には、バックアップデータを元にShunsakuシステムを再構築してください。


注)バックアップデータ

バックアップデータを元にしたShunsakuシステムの再構築は、以下の手順で行います。

ディレクタサーバの再構築

ディレクタサーバの再構築は、以下の手順で行います。


1.Shunsakuのインストール

カスタムインストールを使用して、ディレクタサーバのインストールを行います。必要な機能をすべて選択してください。
conductorを配置するディレクタサーバの場合、インストールする機能の選択で「conductor」機能も選択してください。

参照

ディレクタサーバのインストールについては、“インストールガイド”の“ディレクタサーバ増設時のインストールおよびセットアップ”の“Shunsakuのインストール”を参照してください。


2.動作環境の各種定義ファイルリカバリ

動作環境ファイルおよびダイレクトアクセスキー定義ファイルのリカバリを行います。

参照

動作環境ファイルおよびダイレクトアクセスキー定義ファイルのリカバリについては、“導入・運用ガイド”の“Shunsakuの動作環境ファイルのバックアップおよびリカバリ”を参照してください。


3.セットアップ

ディレクタサーバのセットアップを行います。


ポート番号の定義

システム用動作環境ファイルのDirectorパラメタに指定されているポート番号を“services”ファイルに指定します。
[Directorパラメタの項目]

  • searcherへの検索要求を発行するポート番号

  • searcherへの更新要求を発行するポート番号

  • 要求受付ポート番号

[指定先]

  • SolarisLinuxSolaris/Linuxの場合

    /etc/services

  • WindowsWindowsの場合

    Windowsのインストール先のフォルダ\system32\drivers\etc\services

また、以下の指定を“services”ファイルに行います。

  • conductorが配置されたディレクタサーバの場合
    システム用動作環境ファイルのConductorパラメタに指定されている「要求受付ポート番号」を指定します。

  • searcherが配置されたディレクタサーバの場合
    システム用動作環境ファイルのSearcherパラメタに指定されている「directorからの要求を受け付けるポート番号」を指定します。

  • sorterが配置されたディレクタサーバの場合
    システム用動作環境ファイルのSorterパラメタに指定されている「conductorからのソート要求を受け付けるポート番号」を指定します。

参照

ポート番号の定義の詳細については、“インストールガイド”の“director用ポート番号の定義”、“searcher用ポート番号の定義”、“sorter用ポート番号の定義”および“システム用動作環境ファイルの作成”を参照してください。

Windowsサービス登録

Shunsakuの各プロセスをサービスに登録します。


conductor
shuncserviceコマンドを実行し、conductorをサービスに登録します。

shuncservice -s conductor識別子 -n Shunsakuシステム名 -a

director
shundserviceコマンドを実行し、directorをサービスに登録します。

shundservice -s director識別子 -n Shunsakuシステム名 -a

searcher
shunsserviceコマンドを実行し、searcherをサービスに登録します。

shunsservice -s searcher識別子 -n Shunsakuシステム名 -a

sorter
shunoserviceコマンドを実行し、sorterをサービスに登録します。

shunoservice -s sorter識別子 -n Shunsakuシステム名 -a

ホスト名の登録

システム用動作環境ファイルで、外部にあるサーバをIPアドレスを用いずにホスト名を指定している場合は、以下のファイルに外部にあるサーバのIPアドレスおよびホスト名を指定します。


  • SolarisLinuxSolaris/Linuxの場合

    /etc/hosts

  • WindowsWindowsの場合

    Windowsのインストール先のフォルダ\system32\drivers\etc\hosts

参考

ホスト名の登録の指定形式については、“インストールガイド”の“ホスト名の登録”を参照してください。

SolarisLinuxOSの設定

OSの設定を行います。


参照

OSの設定については、“インストールガイド”の、ディレクタサーバの“OSの設定”を参照してください。


4.ディレクタデータファイルおよびオペレーションログファイルのリカバリ

ディレクタデータファイルおよびオペレーションログファイルが破壊されている場合、リカバリを行ってください。

注意

  • ディレクタデータファイルおよびオペレーションログファイルのリカバリを行う場合、Shunsakuを起動しておく必要があります。

  • ディレクタデータファイルおよびオペレーションログファイルが配置されるディレクトリが存在しない場合は、Shunsakuの起動前に再作成してください。

参照

ディレクタデータファイルおよびオペレーションログファイルのリカバリについては、“導入・運用ガイド”の“バックアップ・リカバリ”を参照してください。


Windows5.管理サーバGUI機能の追加

管理コンソールを利用する場合、管理サーバGUI機能を追加します。
なお、管理コンソールは、単一サーバで運用するシステムの場合にだけ利用できます。

参照

管理サーバGUI機能の追加については、“インストールガイド”の“管理サーバGUI機能のインストールおよびセットアップ”を参照してください。

注意

管理コンソール起動後に、以下を再度設定してください。

  • 動作環境ファイルのバックアップ先

  • directorのバックアップディレクトリ名


サーチサーバまたはソートサーバの再構築

サーチサーバまたはソートサーバの再構築は、以下の手順で行います。


1.Shunsakuのインストール

サーチサーバまたはソートサーバのインストールを行います。

参照

サーチサーバの場合には、“インストールガイド”の“サーチサーバでのShunsakuのインストール”を参照してください。
ソートサーバの場合には、“インストールガイド”の“ソートサーバ増設時のインストールおよびセットアップ”の“Shunsakuのインストール” を参照してください。


2.動作環境ファイルのリカバリ

サーチサーバまたはソートサーバの動作環境ファイルのリカバリを行います。

参照

動作環境ファイルのリカバリの詳細は、“導入・運用ガイド”の“Shunsakuの動作環境ファイルのバックアップおよびリカバリ”を参照してください。


3.セットアップ

サーチサーバまたはソートサーバのセットアップを行います。


ポート番号の定義

システム用動作環境ファイルのSearcherパラメタまたはSorterパラメタに指定されているポート番号を“services”ファイルに指定します。


[Searcherパラメタ(サーチサーバの場合)]

  • directorからの要求を受け付けるポート番号

[Sorterパラメタ(ソートサーバの場合)]

  • conductorからのソート要求を受け付けるポート番号


[指定先]

  • SolarisLinuxSolaris/Linuxの場合

    /etc/services

  • WindowsWindowsの場合

    Windowsのインストール先のフォルダ\system32\drivers\etc\services

参照

ポート番号の定義の詳細は、“インストールガイド”の“searcher用ポート番号の定義”または“sorter用ポート番号の定義”を参照してください。


Windowsサービス登録

searcherおよびsorterをサービスに登録します。


[サーチサーバの場合]
shunsserviceコマンドを実行し、searcherをサービスに登録します。

shunsservice -s searcher識別子 -n Shunsakuシステム名 -a

[ソートサーバの場合]
shunoserviceコマンドを実行し、sorterをサービスに登録します。

shunoservice -s sorter識別子 -n Shunsakuシステム名 -a

ホスト名の登録

システム用動作環境ファイルで、ディレクタサーバが、IPアドレスを用いずにホスト名を指定している場合は、以下のファイルにディレクタサーバのIPアドレスおよびホスト名を指定します。


  • SolarisLinuxSolaris/Linuxの場合

    /etc/hosts

  • WindowsWindowsの場合

    Windowsのインストール先のフォルダ\system32\drivers\etc\hosts

SolarisLinuxOSの設定

サーチサーバまたはソートサーバのOSの設定を行います。

参照

OSの設定については、“インストールガイド”の、各サーバの“OSの設定”を参照してください。