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Interstage Shunsaku Data Manager 導入・運用ガイド

A.3.2 director用動作環境ファイルの実行パラメタの意味

director用動作環境ファイルの実行パラメタの意味について説明します。


DataFileFolder

ディレクタデータファイルを格納するディレクトリ名を絶対パスで指定します。
本パラメタに指定したディレクトリ配下に、director識別子名のディレクトリが自動的に作成されます。作成されたディレクトリ配下に、ディレクタデータファイルが作成されます。
本パラメタは省略できません。

参照

必要なディスク容量については、“D.3.1 ディレクタデータファイルのサイズ”を参照してください。

注意

  • ディレクタデータファイルをバックアップする場合は、本パラメタで指定したディレクトリに作成されたdirector識別子名のディレクトリ配下のすべてのファイルを、OSのコマンドを使用してバックアップしてください。

  • ディレクトリ名には、全角文字は指定できません。

  • ディレクトリ名を指定する絶対パスには、220バイト以内の文字を指定してください。

  • Windows本パラメタにはローカルディスクのフォルダを指定してください。

  • フォルダ名に空白または“#”を含む場合は、フォルダ名全体を二重引用符(" ")で囲んでください。

  • セキュリティを重視するシステムを構築する場合、本パラメタで指定したフォルダのアクセス権限は、“Administrators”グループだけにフルコントロールの設定をしてください。

    フォルダへのアクセス権限の設定方法については、conductor用動作環境ファイルの“LogFileFolder”の“注意”を参照してください。

  • SolarisLinuxディレクトリ名には、“#”または空白を含むことはできません。


MaxDataFileSize

ディレクタデータファイルの最大サイズを指定します。指定できる値は100~100000000です。単位はメガバイトです。
コマンド、またはアプリケーションによる更新処理を行うときに、ディレクタデータファイルのサイズが本パラメタで指定する値を超える場合、そのコマンド、または更新処理は失敗し、更新処理を含むトランザクションはロールバックされます。
本パラメタを省略した場合、ディレクタデータファイルの最大サイズの確認を行いません。

注意

  • 使用可能なディスク容量を元に、ディレクタデータファイルの最大サイズを決定してください。
    ディレクタデータファイルのサイズについては “D.3.1 ディレクタデータファイルのサイズ”を参照してください。

  • director起動時に、すでにディレクタデータファイルのファイルサイズが最大値を超えていた場合、起動後にコマンド、またはアプリケーションによる更新処理はできません。

参照

本パラメタを使用した容量不足への事前対策については、“トラブルシューティング集”の“ディスク容量不足への対策”を参照してください。


WarningDataFileSize

ディレクタデータファイルのサイズの警戒値を指定します。指定できる値は50~100000000です。単位はメガバイトです。
コマンド、またはアプリケーションによる更新処理によって、ディレクタデータファイルのサイズが本パラメタで指定する値を超えた場合、directorを配置しているサーバのシステムログに警告メッセージ(shn30395w)が出力されます。
本パラメタを省略した場合、警告メッセージは出力されません。

注意

  • 使用可能なディスク容量を元に、ディレクタデータファイルのサイズの警戒値を決定してください。
    ディレクタデータファイルのサイズについては “D.3.1 ディレクタデータファイルのサイズ”を参照してください。

  • 警戒値として最大値より大きな値を指定した場合、警告メッセージは出力されません。

  • director起動時にすでにディレクタデータファイルのファイルサイズが警告値を超えていた場合、警告メッセージが出力されます。

参照

本パラメタを使用した容量不足への事前対策については、“トラブルシューティング集”の“ディスク容量不足への対策”を参照してください。


LogFileFolder

directorが出力するエラーの事象のメッセージや通知情報を出力するファイルを格納するディレクトリ名を絶対パスで指定します。
このディレクトリには以下のファイルが作成され、LogFileSwitchパラメタで指定された契機で切り替えられ、LogFileBackupパラメタで指定された数分、循環利用します。また、使用中のファイルのサイズが、LogFileSizeに指定されたサイズ以上になった場合にも切り替えられます。


LogFileSwitchパラメタを指定していない場合

LogFileSwitchパラメタを指定している場合

すでにdirector識別子_世代番号_old.logが存在する場合には上書きされます。

注意

  • ディレクトリ名には、全角文字は指定できません。

  • ディレクトリ名を指定するパスには、220バイト以内の文字を指定してください。

  • Windows本パラメタにはローカルディスクのフォルダを指定してください。

  • フォルダ名に空白または“#”を含む場合は、フォルダ名全体を二重引用符(" ")で囲んでください。

  • セキュリティを重視するシステムを構築する場合、本パラメタで指定したフォルダのアクセス権限は、“Administrators”グループだけにフルコントロールの設定をしてください。
    フォルダへのアクセス権限の設定方法については、conductor用動作環境ファイルの“LogFileFolder”の“注意”を参照してください。

  • SolarisLinuxディレクトリ名には、“#”または空白を含むことはできません。


LogFileSize

director用動作ログファイルの切替えを行うファイルサイズを指定します。指定できる範囲は、0~500です。単位はメガバイトです。
本パラメタを省略した場合、100を指定したものとみなされます。0を指定した場合には、動作ログは採取しません。


LogFileBackup

director用動作ログファイルのバックアップする数を指定します。
バックアップ数としては現在、使用中の動作ログファイルは含めません。
指定できる範囲は、0~100です。0を指定するとバックアップファイルは作成されず、現在使用中のファイルのみが存在します。切替えが発生した場合は、切替えたあとに、切替え前のファイルは削除されます。


LogFileSwitch

director用動作ログファイルの切替えを行う日数を指定します。
指定できる範囲は、0~100です。
0を指定すると、LogFileSizeに指定したファイルサイズによって切替えを行います。1以上を指定すると、運用中に午前0時を過ぎた時点、またはプロセス起動時に動作ログファイルの前回の切替え日と異なっているときに切替えを行います。
ただし、LogFileSizeパラメタで指定したファイルサイズを超えた場合、指定した日数に関係なく切替えを行います。
本パラメタを省略した場合は、0を指定したものとみなされます。
director用動作ログファイル名は以下のようになります。


director識別子名_0_YYYYMMDDhhmm.log:使用中の動作ログファイル
director識別子名_1_old_YYYYMMDDhhmm.log:1世代前の動作ログファイル
director識別子名_2_old_YYYYMMDDhhmm.log:2世代前の動作ログファイル

YYYYMMDDhhmm(YYYY:年、MM:月、DD:日、hh:時、mm:分)は、動作ログファイルの切替えが発生した日時となります。


例1

“LogFileBackup:2”、“LogFileSwitch:1”を指定
Shunsakuシステムを起動して、2006年4月22日0時を経過した場合、以下のようになります。

shund1_0_200604211235.log

現在使用中のファイルをリネームして、20060422までのバックアップファイルを作成します。

shund1_0_200604220000.log
shund1_1_old_200604211235.log

次にShunsakuシステムを起動して、2006年4月23日0時を経過した場合、以下のようになります。

shund1_0_200604230000.log
shund1_1_old_200604220000.log
shund1_2_old_200604211235.log

次にShunsakuシステムを起動して、2006年4月24日0時を経過した場合、バックアップ数の“2”を超えるため、一番古いファイルが削除され、以下のようになります。

shund1_0_200604240000.log
shund1_1_old_200604230000.log
shund1_2_old_200604220000.log

例2

ファイルサイズが、途中でLogFileSizeパラメタで指定したサイズを超えた場合

shund1_0_200604230000.log

ファイルサイズが、LogFileSizeの設定値を超えた場合、過ぎた時刻(2006年4月23日12時34分)をファイル名にして切り替わります。

shund1_0_200604231234.log
shund1_1_old_200604230000.log

例3

LogFileSwitchパラメタを使用しない場合、ファイル名は以下のように切り替わります。

shund1.log

ファイルサイズがLogFileSizeの設定値を超えた場合、世代番号を付加します。

shund1.log
shund1_1_old.log

PfmFileFolder

director用性能ログファイルを格納するディレクトリ名を絶対パスで指定します。
このディレクトリには以下のファイルが作成され、PfmFileSwitchパラメタで指定された契機で切り替えられ、PfmFileBackupパラメタで指定された数分、循環利用します。
また、使用中のファイルのサイズが、PfmFileSizeに指定されたサイズ以上になった場合にも切り替えられます。


PfmFileSwitchパラメタを指定していない場合

PfmFileSwitchパラメタを指定している場合

すでにdirector識別子_pfm_世代番号_old.logが存在する場合には上書きされます。

注意

  • ディレクトリ名には、全角文字は指定できません。

  • ディレクトリ名を指定するパスには、220バイト以内の文字を指定してください。

  • Windows本パラメタにはローカルディスクのフォルダを指定してください。

  • フォルダ名に空白または“#”を含む場合は、フォルダ名全体を二重引用符(" ")で囲んでください。

  • セキュリティを重視するシステムを構築する場合、本パラメタで指定したフォルダのアクセス権限は、“Administrators”グループだけにフルコントロールの設定をしてください。
    フォルダへのアクセス権限の設定方法については、conductor用動作環境ファイルの“PfmFileFolder”の“注意”を参照してください。

  • SolarisLinuxディレクトリ名には、“#”または空白を含むことはできません。


PfmFileSize

director用性能ログファイルの切替えを行うファイルサイズを指定します。
指定できる範囲は、0~500です。単位はメガバイトです。
省略した場合、100メガバイトを指定したものとみなされます。
0を指定した場合、性能ログを採取しません。


PfmFileBackup

director用性能ログファイルのバックアップする数を指定します。
バックアップ数としては、現在使用中の性能ログファイルは含めません。
指定できる範囲は、0~100です。0を指定すると、バックアップファイルは作成されず、現在使用中のファイルのみが存在します。
切替えが発生した場合、切替えたあとに、切替え前のファイルは削除されます。
性能ログファイルのバックアップ数が、本パラメタに指定した数を超えると、一番古いバックアップファイルが削除されます。
本パラメタを省略した場合は、1世代のみのバックアップを保持します。


PfmFileSwitch

director用性能ログファイルの切替えを行う日数を指定します。
指定できる範囲は0~100です。0を指定すると、PfmFileSizeに指定したファイルサイズによって切替えを行います。1以上を指定すると、運用中に午前0を過ぎた時点、またはプロセス起動時に性能ログファイルの前回の切り替え日と異なっている場合に切替えを行います。
ただし、LogFileSizeパラメタで指定したファイルサイズを超えた場合、指定した日数に関係なく切替えを行います。
本パラメタを省略した場合は、0を指定したものとみなされます。

director用性能ログファイル名は以下のようになります。


director識別子名_pfm_0_YYYYMMDDhhmm.log:使用中の性能ログファイル
director識別子名_pfm_1_old_YYYYMMDDhhmm.log:1世代前の性能ログファイル
director識別子名_pfm_2_old_YYYYMMDDhhmm.log:2世代前の性能ログファイル

YYYYMMDDhhmm(YYYY:年、MM:月、DD:日、hh:時、mm:分)は、性能ログファイルの切替えが発生した日時となります。


CoreFileFolder

directorで異常が発生した場合のコアファイルを格納するディレクトリ名を絶対パスで指定します。
出力されるコアファイルの大きさは、directorのメモリ使用量となります。
本パラメタは省略できません。

注意

  • ディレクトリ名には、全角文字は指定できません。

  • ディレクトリ名を指定する絶対パスには、220バイト以内の文字を指定してください。

  • Windows本パラメタにはローカルディスクのフォルダを指定してください。

  • フォルダ名に空白または“#”を含む場合は、フォルダ名全体を二重引用符(" ")で囲んでください。

  • セキュリティを重視するシステムを構築する場合、本パラメタで指定したフォルダのアクセス権限は、“Administrators”グループだけにフルコントロールの設定をしてください。
    フォルダへのアクセス権限の設定方法については、conductor用動作環境ファイルの“LogFileFolder”の“注意”を参照してください。

  • SolarisLinuxディレクトリ名には、“#”または空白を含むことはできません。


OperationLogFolder

オペレーションログファイルを格納するディレクトリを絶対パスで指定します。
本パラメタに指定したディレクトリ配下に、ディレクタデータファイルの操作情報を蓄積するためのファイルが作成されます。
shundrecoverコマンドによる更新ログを利用したリカバリを行う場合、本パラメタは省略できません。

参照

必要なディスク容量については、“D.3.2 オペレーションログファイルのサイズ”を参照してください。

注意

  • オペレーションログファイルの格納ディレクトリは、ディレクタデータファイルの格納ディレクトリとは別のディスクに配置してください。

  • ディレクトリ名には、全角文字は指定できません。

  • ディレクトリ名を指定する絶対パスには、220バイト以内の文字を指定してください。

  • Windows本パラメタにはローカルディスクのフォルダを指定してください。

  • フォルダ名に空白または“#”を含む場合は、フォルダ名全体を二重引用符(" ")で囲んでください。

  • セキュリティを重視するシステムを構築する場合、本パラメタで指定したフォルダのアクセス権限は、“Administrators”グループだけにフルコントロールの設定をしてください。
    フォルダへのアクセス権限の設定方法については、conductor用動作環境ファイルの“LogFileFolder”の“注意”を参照してください。

  • SolarisLinuxディレクトリ名には、“#”または空白を含むことはできません。


MaxOperationLogSize

オペレーションログファイルの最大サイズを指定します。指定できる値は100~100000000です。単位はメガバイトです。
コマンド、またはアプリケーションによる更新処理を行うときに、オペレーションログファイルのサイズが本パラメタで指定する値を超える場合、そのコマンド、または更新処理は失敗し、更新処理を含むトランザクションはロールバックされます。
本パラメタを省略した場合、オペレーションログファイルの最大サイズの確認を行いません。

注意

  • 使用可能なディスク容量を元に、オペレーションログファイルの最大サイズを決定してください。
    オペレーションログファイルのサイズについては、“D.3.2 オペレーションログファイルのサイズ”を参照してください。

  • director起動時に、すでにオペレーションログファイルのファイルサイズが最大値を超えていた場合、起動後にコマンド、またはアプリケーションによる更新処理はできません。

参照

本パラメタを使用した容量不足への事前対策については、“トラブルシューティング集”の“ディスク容量不足への対策”を参照してください。


WarningOperationLogSize

オペレーションログファイルのサイズの警戒値を指定します。指定できる値は50~100000000です。単位はメガバイトです。
コマンド、またはアプリケーションによる更新処理によって、オペレーションログファイルのサイズが本パラメタで指定する値を超えた場合、directorを配置しているサーバのシステムログに警告メッセージ(shn30397w)が出力されます。
本パラメタを省略した場合、警告メッセージは出力されません。

注意

  • 使用可能なディスク容量を元に、オペレーションログファイルのサイズの警戒値を決定してください。
    オペレーションログファイルのサイズについては、“D.3.2 オペレーションログファイルのサイズ”を参照してください。

  • 警戒値として最大値より大きな値を指定した場合、警告メッセージは出力されません。

  • director起動時に、すでにオペレーションログファイルのファイルサイズが警告値を超えていた場合、警告メッセージが出力されます。

参照

本パラメタを使用した容量不足への事前対策については、“トラブルシューティング集”の“ディスク容量不足への対策”を参照してください。


MaxStoredRecords

directorに格納されるレコード件数の最大値を指定します。指定できる値は10000~100000000です。
コマンド、またはアプリケーションからの更新処理によってデータを追加しようとするときに、directorに格納されているレコード件数が本パラメタで指定する値を超える場合、そのコマンド、または更新処理は失敗し、更新処理を含むトランザクションはロールバックされます。
本パラメタを省略した場合、データ追加時にレコード件数の最大値の確認を行いません。

注意

  • 使用可能なメモリ量を元に、directorに格納されるレコード件数の最大値を決定してください。
    directorのメモリ使用量については、“D.3.5 directorのメモリ使用量”を参照してください。

  • director起動時に、すでにdirectorの格納レコード件数が最大値を超えていた場合、起動後にコマンド、またはアプリケーションからの追加処理はできません。


WarningStoredRecords

directorに格納されるレコード件数の警戒値を指定します。指定できる値は5000~100000000です。
コマンド、またはアプリケーションからの更新処理によってデータを追加するときに、directorに格納されているレコード件数が本パラメタで指定する値を超えた場合、directorを配置しているサーバのシステムログに警告メッセージ(shn30392w)が出力されます。
本パラメタを省略した場合、警告メッセージは出力されません。

注意

  • 使用可能なメモリ量を元に、directorに格納されるレコード件数の警戒値を決定してください。
    directorのメモリ使用量については、“D.3.5 directorのメモリ使用量”を参照してください。

  • director起動時に、すでにdirectorの格納レコード件数が警告値を超えていた場合、警告メッセージが出力されます。


AnsMax

直接directorに接続を行ったアプリケーションにおいて、検索要求に一致したXML文書の、返信できる最大件数を指定します。指定できる範囲は1~100000です。
本パラメタを省略した場合、100を指定したものとみなされます。


MultiMax

検索依頼の同時受付最大件数を指定します。指定できる範囲は1~255です。
本パラメタを省略した場合、100を指定したものとみなされます。

注意

値を大きく設定すると、メモリを大量に使用する可能性があります。


SearcherWTimer

directorはsearcherからの応答を待ちます。その最大応答時間を指定します。
指定できる範囲は1~10000です。単位は秒です。
本パラメタを省略した場合、180を指定したものとみなされます。directorからsearcherへ要求が送信されてから、この時間内にsearcherからの応答がない場合は、searcher異常と判断します。searcher異常と判断した場合、代替searcherが定義されている場合には、代替searcherへの切替えが行われます。代替searcherが定義されていない場合には、縮退が行われます。

注意

ディスク検索または、サーチデータのオーバーフロー制御機能を使用する場合、検索において省略値の180秒以上かかる場合があります。そのため、見積もった検索時間よりも大きい値を設定してください。


ANKmix

director内の検索対象文字列の半角英字について大文字・小文字の取扱いを指定します。
0:区別する
1:区別しない
本パラメタとシステム用動作環境ファイルの“ANKmix”の両方を指定した場合は、本パラメタの値が有効となります。
本パラメタを省略した場合、システム用動作環境ファイルの“ANKmix”の値を使用します。

注意

  • 本パラメタは、パターンおよび文字列の完全一致で有効です。

  • 本パラメタは、ダイレクトアクセスキーを指定したAPIでは、有効となりません。


KNJmix

director内の検索対象文字列の全角英字について大文字・小文字の取扱いを指定します。
0:区別する
1:区別しない
本パラメタとシステム用動作環境ファイルの“KNJmix”の両方を指定した場合は、本パラメタの値が有効となります。
本パラメタを省略した場合、システム用動作環境ファイルの“KNJmix”の値を使用します。

注意

  • 本パラメタは、日本語の文字コードで有効となります。
    日本語の文字コードを使用する場合は、システム用動作環境ファイルの“CharacterCode”に、“UTF-8”、“SHIFT-JIS”、“EUC”のいずれかを指定してください。

  • 全角の文字と半角の文字は区別されます。

  • 本パラメタは、パターンの文字列検索および文字列の完全一致で有効です。

  • 本パラメタは、ダイレクトアクセスキーを指定したAPIでは、有効となりません。


SkipChar

検索対象外として取り扱う文字(スキップキャラクタ)を二重引用符(" ")で囲んで指定します。
本パラメタとシステム用動作環境ファイルの“SkipChar”の両方を指定した場合は、本パラメタの値が有効となります。
本パラメタを省略した場合、システム用動作環境ファイルの“SkipChar” の値を使用します。
本パラメタの指定方法については、システム用動作環境ファイルの“SkipChar”の“注意”および“参考”を参照してください。

注意

本パラメタは、ダイレクトアクセスキーを指定したAPIでは、有効となりません。


ExtendedQuery

互換形式のクエリを使用するかどうかを指定します。
0:互換形式のクエリを使用しない
1:互換形式のクエリを使用する
本パラメタとシステム用動作環境ファイルの“ExtendedQuery”の両方を指定した場合は、本パラメタの値が有効となります。
本パラメタを省略した場合、システム用動作環境ファイルの“ExtendedQuery”の値を使用します。


SeparateChar

検索式にワード検索を指定する場合に、区切り文字全体を二重引用符(" ")で囲んで指定します。
本パラメタとシステム用動作環境ファイルの“SeparateChar”の両方を指定した場合は、本パラメタの値が有効となります。
本パラメタを省略した場合、システム用動作環境ファイルの“SeparateChar”の値を使用します。
本パラメタの指定方法については、システム用動作環境ファイルの“SeparateChar”を参照してください。


DirectKeyListFile

ダイレクトアクセスキー定義ファイル名を指定します。
本パラメタを省略した場合は、ダイレクトアクセスキーによるデータ操作はできません。

ダイレクトアクセスキー定義ファイルは、以下のディレクトリに配置してください。

WindowsWindowsの場合

Shunsakuのインストール先のフォルダ\Shunsaku\etc\director\

SolarisLinuxLinux/Solarisの場合

/etc/opt/FJSVshnsk/etc/director/

注意

ダイレクトアクセスキー定義ファイル名の長さは、32バイト以内です。
ダイレクトアクセスキー定義ファイル名には、全角文字は指定できません。

SolarisLinuxダイレクトアクセスキー定義ファイル名には、“#”または空白を含むことはできません。

参照

ダイレクトアクセスキーの詳細については、“アプリケーション開発ガイド”の“ダイレクトアクセス機能”を参照してください。


DegradableSearcherCnt

サーチサーバの異常時に縮退可能なsearcher数を指定します。
指定できる範囲は0~19です。0を指定した場合は、searcherに異常が発生しても縮退運用となりません。


本パラメタを指定すると、当該directorにおいて本機能が有効になります。
本パラメタを省略した場合、システム用動作環境ファイルの“DegradableSearcherCnt”の値を使用します。
本パラメタの指定方法については、システム用動作環境ファイルの“DegradableSearcherCnt”を参照してください。

注意

  • 各directorにおいて、接続されるsearcher数以上の値を、本パラメタに指定することはできません。

  • システム用動作環境ファイルの“SearcherFailureEscalation”に1を指定している場合、異常の発生したsearcherの範囲は、サーチサーバに配置されているすべてのsearcherとみなされ、異常searcher数としてカウントされます。

参照

本パラメタの指定値を超えた場合の対処方法については、“トラブルシューティング集”の“searcherのフェイルオーバからの復旧”を参照してください。


UsedTheShunrdbData

shunrdbコマンドによる抽出データを使用するか否かを指定します。

0:使用しない
1:使用する

本パラメタを省略した場合、0を指定したものとみなされます。

注意

  • 本パラメタを設定するか否かによってdirectorおよびsearcherのメモリ使用量が変化します。本パラメタを設定するか否かは、shunrdbコマンドの抽出データの使用の有無で決定してください。

  • 本パラメタに0を指定した場合、shundimportコマンドの-t symfoware指定による、XML文書の取込み処理を行うと、コマンドがエラーとなります。

  • すでにshunrdbコマンドによる抽出データが格納されている状態で、本パラメタを1から0に変更してdirectorを起動すると失敗します。


SystemName

Shunsakuシステム名を指定します。
V6.0系以前の起動コマンド(shuncstart、shundstart、shunsstart、shunostart)を使用する際には本パラメタの指定が必要です。
本パラメタを省略した場合は、V6.0系以前の起動コマンド(shuncstart、shundstart、shunsstart、shunostart)を使用できなくなります。
shunsysstartを使用して起動する場合は、本パラメタを指定する必要がありません。

注意

Shunsakuシステム名は、8バイト以内の半角英数字の文字列を指定してください。