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Interstage Shunsaku Data Manager 導入・運用ガイド

8.7.3 サーチサーバのフェイルオーバ運用

フェイルオーバが発生すると、ディレクタサーバのイベントログまたはシステムログ(syslog)に、以下のメッセージが出力されます。

shn01903i: Searcher connection was broken. (192.168.10.1,23501) (director) [shund1] Shunsaku System Name=shunsaku
shn01904i: Switching to alternative searcher. (director) [shund1] Shunsaku System Name=shunsaku
shn01110i: Connected to searcher. (192.168.10.20,23501) (director) [shund1] Shunsaku System Name=shunsaku

異常が発生したsearcherとフェイルオーバにより稼働中の代替searcherを元の構成に戻す場合には、異常が発生したsearcherの復旧後に以下の手順で行います。

  1. 復旧が完了したsearcherを配置したサーバでshunsysstartコマンドを実行し、searcherを起動します。

    shunsysstart   -n  Shunsakuシステム名

    復旧が完了したsearcherを起動すると、稼働中の代替searcher内のサーチデータが復旧が完了したsearcherに自動的に再配信されます。
    再配信が完了すると、稼働中の代替searcherは、代替待機状態となり、ほかのsearcher異常に備えます。
    稼働中の代替searcherからの自動再配信中は、以下の操作が実行できません。

    • アプリケーションによる更新操作

    • shundbackupコマンド

    • shundcdsコマンド

    • shundclearコマンド

    • shundexportコマンド

    • shundimportコマンド

    • shundrecoverコマンド

    • shundresendコマンド

    • shundrestrictコマンド

    • shunsyscfgeditコマンド

    • shunsysstopコマンド

以上により、システムが元の構成に戻り、フェイルオーバ運用が再開されます。