サーチサーバのフェイルオーバの設計では、可用性の要求度合いにより代替searcherを配置するサーチサーバを何台用意するかを決定します。用意したサーチサーバには、通常使用するサーチサーバに配置するsearcher数と対になるよう同数の代替searcherを配置します。
なお、用意した代替searcherがフェイルオーバによりすべて使用されているときに、さらにサーチサーバに異常が発生しても、縮退により業務は継続されます。
決定したサーチサーバおよび代替searcherの情報を、システム用動作環境ファイルに設定することで、各directorから代替searcherを利用することができます。
図8.9 サーチサーバのフェイルオーバ
代替searcherは、Shunsakuシステム内のどのdirectorからも利用できるように配置したり、directorごとに専用の代替searcherを配置したりすることもできます。
また、複数のsearcherを配置しているサーチサーバにハードウェア障害が発生した場合に、ひとつのsearcher異常をサーチサーバ全体の異常とみなすよう設定することもできます。