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Interstage Shunsaku Data Manager 導入・運用ガイド

8.7.1 代替searcherを含めたShunsakuのインストールおよびセットアップ

代替searcherを含めたShunsakuのインストールおよびセットアップ手順を以下に説明します。

1.

ディレクタサーバで、以下の作業を行います。

  • conductor、directorおよびsorterのインストール

  • conductorのセットアップ

  • directorのセットアップ

  • sorterのセットアップ

ディレクタサーバでのインストールおよびセットアップは、通常のインストールおよびセットアップ手順と同様です。

参照

ディレクタサーバでのインストールおよびセットアップの詳細については、“インストールガイド”の“searcherを別のサーバで運用するシステムのインストールおよびセットアップ”を参照してください。

2.

サーチサーバで、searcherのインストールおよびsearcherのセットアップを行います。
サーチサーバでのインストールおよびセットアップは、通常のインストールおよびセットアップ手順と同様です。


参照

サーチサーバでのインストールおよびセットアップの詳細については、“インストールガイド”の“searcherを別のサーバで運用するシステムのインストールおよびセットアップ”を参照してください。

3.

通常使用するサーチサーバとは異なるサーチサーバに代替searcherをインストールします。
代替searcherのインストールおよびセットアップは、searcherのインストールと同様です。


注意

代替searcherをどのdirectorからも利用できるように配置する場合、運用のサーチサーバのsearcher用動作環境ファイルでSearchDataFileFolderパラメタを指定しているときは、対応する代替searcherのsearcher用動作環境ファイルにも指定が必要です。

4.

システム用動作環境ファイルの編集と配布を行います。
システム用動作環境ファイルの編集は、conductorを配置するディレクタサーバで行います。
システム用動作環境ファイルの編集時に代替searcherの情報を追加します。
代替searcherの情報は、AlternativeSearcherパラメタを追加し、代替searcherのsearcher識別子名、ホスト名またはIPアドレスおよびdirectorからの要求を受け付けるポート番号を指定します。利用可能なdirectorを限定したい場合には、最後にdirector識別子を指定します。

また、複数のsearcherを配置しているサーチサーバで異常を検出した場合に、サーチサーバ単位でフェイルオーバを行うには、SearcherFailureEscalationパラメタに1を指定します。


#---代替searcherのサーバ情報---#
AlternativeSearcher  shuns1w  SchWSvr01  23501  shund1
AlternativeSearcher  shuns2w  SchWSvr02  23501  shund2
AlternativeSearcher  shuns3w  SchWSvr03  23501

#---searcher異常時の異常認識範囲---#
SearcherFailureEscalation   1

編集後、システム用動作環境ファイルを、全サーバに配布します。

参照

システム用動作環境ファイルの実行パラメタの詳細は、“A.1 システム用動作環境ファイルの実行パラメタ”を参照してください。

注意

SearcherFailureEscalationに1を指定した場合には、縮退処理もサーチサーバ単位で行われます。


Windowsシステム用動作環境ファイルを全サーバのShunsakuのインストール先のフォルダ\etc\system配下に配布してください。

SolarisLinuxシステム用動作環境ファイルを全サーバの/etc/opt/FJSVshnsk/etc/system配下に配布してください。

5.

Shunsakuを起動します。
代替searcherも通常のsearcherと同様にshunsysstartコマンドを実行することで代替searcherとして起動します。


shunsysstart -n Shunsakuシステム名

参照

Shunsakuの起動の詳細は、“3.2.1 起動”を参照してください。

注意

Windows代替searcherを起動するには、事前にサービスの登録が必要です。