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Interstage Shunsaku Data Manager 導入・運用ガイド

6.2.5 searcher運用情報のモニタリング

searcher運用情報は、以下のような場合に使用します。

searcher運用情報は、searcherを配置しているサーバで、shunsstateコマンドを実行することにより取得できます。


例1

以下に、searcher運用情報の表示例を示します。

shunsstate -s shuns01 -w
Shunsaku shunsstate 2007/01/01 19:01:00

(1)        (2)        (3)        (4)        (5)          (6)          (7)
Time       State      Records    DataSize   AvgTime(sec) MaxTime(sec) MaxTimeDetected
19:01:00   ACTIVE     5000       100KB      1.000        1.300        2007/01/01 13:00:00

表示項目の説明を以下に示します。

表示項目

説明

(1) Time

出力時間(hh:mm:ss)

(2) State

searcherの稼働状況
searcherの稼働状況は、以下のように表示されます。

  • ACTIVE:起動状態

  • ACTIVATING:起動処理中

  • IDLE:代替待機状態

(3) Records

現在のレコード件数

(4) DataSize

現在のデータ量
検索対象となるデータを検索処理のために変換した、内部データのデータ量を表示します。

(5) AvgTime(sec)

平均検索時間(秒)

(6) MaxTime(sec)

最大検索時間(秒)

(7) MaxTimeDetected

最大検索時間の検出日時
(YYYY/MM/DD hh:mm:ss)

ポイント

統計情報(5)~(7)は、rオプションを指定してコマンドを実行することでリセットすることができます。
以降は、リセット時からの情報となります。
また、一定の時間間隔ごとのsearcherの運用情報を収集することもできます。この場合、“平均検索時間(秒)”の項目は時間間隔内の変化量となります。


例2

以下に、60秒間のsearcherの運用情報を3回収集し、表示する例を示します。

shunsstate -s shuns01 -w 60 3 
Shunsaku shunsstate 2007/01/01 19:01:00

Time       State      Records    DataSize   AvgTime(sec) MaxTime(sec) MaxTimeDetected
19:02:00   ACTIVE     5000       100KB      1.010        1.300        2006/01/01 13:00:00
19:03:00   ACTIVE     5020       105KB      0.930        1.300        2006/01/01 13:00:00
19:04:00   ACTIVE     5025       106KB      0.805        1.300        2006/01/01 13:00:00

例3

以下に、60秒間のsearcherの運用情報を3回収集し、CSV形式で出力する例を示します。



srchstate.csvへの出力内容

"Time","State","Records","DataSize","AvgTime(sec)","MaxTime(sec)","MaxTimeDetected"
"2007/01/01 19:02:00","ACTIVE",5000,102400,1.010,1.300,"2007/01/01 13:00:00"
"2007/01/01 19:03:00","ACTIVE",5020,107520,0.930,1.300,"2007/01/01 13:00:00"
"2007/01/01 19:04:00","ACTIVE",5025,108544,0.805,1.300,"2007/01/01 13:00:00"

ポイント

CSVファイルには以下に示す形式で出力します。

  • 文字列項目は二重引用符(" ")で囲みます。

  • 数値項目は二重引用符(" ")で囲みません。