データの更新操作が行われず、参照操作のみに使用されるシステムでは、異常が発生したとき、ディレクタデータファイルをバックアップした時点までリカバリできればよい場合があります。
また、データの更新操作が行われるが、異常が発生したとき、バックアップした時点までリカバリできれば、それ以降の更新操作は再実行することでシステムを復旧できる場合もあります。
このようなシステムでは、オペレーションログファイルを使用せずに、定期的なバックアップを行うことで、異常時のリカバリに備えることができます。
ここでは、オペレーションログファイルを使用しない、バックアップおよびリカバリについて説明します。
図5.4 バックアップ時点までリカバリする例