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Interstage Shunsaku Data Manager 導入・運用ガイド

2.2.1 プロセス構成の設計

Shunsakuのプロセス構成の設計をします。
searcher、directorの数はいくつにするのかを設計します。


searcher数の設計

searcherの数は、searcherに配置するデータ量により決定します。


Shunsakuに格納する全データ量を元に、1つのsearcherに配置するデータ量が多くなりすぎないようにsearcher数を決定してください。

メモリ検索の場合は、1つのsearcherに配置するデータ量の目安としては、メモリ使用量の変動や検索性能などを考慮して、最大でも1.0GB程度となるようにすることを推奨します。


ディスク検索の場合は、用意できるディスク容量に合わせてsearcher数を決定してください。1つのsearcherに配置するデータ量の目安としては、最大でも50GB程度となるようにすることを推奨します。

また、縮退時は、異常が発生したsearcherのデータが残りのsearcherに割り振られます。このため、縮退時のデータ量、メモリおよびディスク使用量の変動や検索性能などを考慮してsearcher数を決定してください。

ポイント

searcherは運用中に追加することができます。そのため、設計時の見積りよりデータ量が増加しても、searcherを追加することで運用を継続することができます。

参照

searcherのメモリまたはディスク使用量についての詳細は、“D.5 searcher資源の見積り”を参照してください。


director数の設計

director数は、searcherの数、directorの使用メモリ量、およびShunsakuの運用方法を考慮して決定します。
1つのdirectorに登録できるsearcher数の上限は20です。したがって、searcherの数が上限を超える場合は、複数のdirectorが必要となります。
また、directorが使用できるメモリ量には限りがあります。1つのdirectorの使用メモリ量は、多くても1.5GB程度となるようにします。使用メモリ量が1.5GBを超えるときには、複数のdirectorが必要となります。directorの使用メモリ量の算出方法は、“D.3 director資源の見積り”を参照してください。

ポイント

directorは運用中に追加することができます。
そのため、設計時の見積りよりもsearcherの数が追加されても、directorを追加することで運用を継続することができます。