高度な信頼性が要求されるシステムでは、サーバダウンによるサービス停止時間を最小限に抑える、高可用性(HA)が要求されます。
Shunsakuは、運用中にサーチサーバ上の検索エンジンであるsearcherに異常が発生した場合、データを残りの正常なsearcherに自動的に配布するので、そのまま運用を継続することができます。これを縮退機能といいます。
さらに、フェイルオーバ運用を行うことにより、サーバがダウンした場合でも、即座にほかのサーバへ業務を引き継いでサービスを継続することができます。ディレクタサーバのフェイルオーバにより、システムのダウンタイムを短縮、サーチサーバのフェイルオーバにより、検索性能の維持を実現します。
図1.19 ディレクタサーバのフェイルオーバ
図1.20 サーチサーバのフェイルオーバ
参照
各プロセス(conductor、director、sorter、およびsearcher)については、“2.1.1 プロセス構成”を参照してください。
HA機能についての詳細は、“第8章 HA機能”を参照してください。