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Interstage Shunsaku Data Manager 導入・運用ガイド

1.4.9 HA(High Availability)

高度な信頼性が要求されるシステムでは、サーバダウンによるサービス停止時間を最小限に抑える、高可用性(HA)が要求されます。
Shunsakuは、運用中にサーチサーバ上の検索エンジンであるsearcherに異常が発生した場合、データを残りの正常なsearcherに自動的に配布するので、そのまま運用を継続することができます。これを縮退機能といいます。
さらに、フェイルオーバ運用を行うことにより、サーバがダウンした場合でも、即座にほかのサーバへ業務を引き継いでサービスを継続することができます。ディレクタサーバのフェイルオーバにより、システムのダウンタイムを短縮、サーチサーバのフェイルオーバにより、検索性能の維持を実現します。


図1.19 ディレクタサーバのフェイルオーバ


図1.20 サーチサーバのフェイルオーバ

参照

各プロセス(conductor、director、sorter、およびsearcher)については、“2.1.1 プロセス構成”を参照してください。

HA機能についての詳細は、“第8章 HA機能”を参照してください。