名前
形式1(XML文書の外部ファイルへの抽出)
shundexport | -s director識別子 |
形式2(XML文書の削除)
shundexport | -s director識別子 |
機能説明
directorに格納されているXML文書を外部テキストファイルに抽出します。
また、directorに格納されているXML文書を削除します。
本コマンド実行時点でコミット済みのXML文書を対象とします。
形式1のオプション
director識別子を指定します。
抽出を行う条件である検索式を記述した検索式ファイルを、絶対パス名で指定します。
検索式ファイル名に指定できる長さは、255バイトまでです。
本オプションを省略した場合、directorに格納されているすべてのXML文書を抽出します。
抽出するXML文書の出力先のテキストファイルを、絶対パス名で指定します。
出力ファイル名に指定できる長さは、maxsizeオプションの指定によって以下のようになります。
maxsizeオプション指定なし:255バイトまで
maxsizeオプション指定あり:249バイトまで
注意
出力ファイルが存在する場合、コマンドはエラー終了します。
抽出データがない場合でも、出力ファイルは作成されます。
出力ファイルが入出力障害または、領域不足によってコマンドがエラーとなった場合は、出力ファイルは削除されずに残ります。
検索式に一致したXML文書をoオプションで指定した出力ファイルに抽出するときの、ファイルの最大サイズを指定します。1以上の値をメガバイト単位で指定してください。
本オプションを指定した場合、出力ファイルには、以下の通番が付加され、出力ファイルが最大サイズに達するごとにファイルが作成されます。
出力ファイル名_XXXXX(注)
注)XXXXX:00001から始まる5桁の通番
本オプションを指定した場合、出力ファイル名の最大サイズは249バイトになります。
本オプションを省略した場合、検索式に一致したXML文書は、oオプションで指定した出力ファイルにすべて抽出します。
形式2のオプション
director識別子を指定します。
削除を行う条件である検索式を記述した検索式ファイルを、絶対パス名で指定します。
検索式ファイル名に指定できる長さは、255バイトまでです。
本オプションを省略した場合、directorに格納されているすべてのXML文書を削除します。
検索条件に一致したXML文書を削除します。
director用動作環境ファイルのOperationLogFolderが指定されている場合、本コマンドの操作(レコードの削除)の操作ログを、オペレーションログファイルに採取しません。
本オプションを指定することで、大量のレコードの削除を行う場合のオペレーションログファイルの増加を抑えることができます。
注意
nオプションを指定してXML文書の削除を実施した後は、必ずディレクタデータファイルのバックアップを行ってください。
検索式ファイルの形式
検索式ファイルの記述方法について説明します。
検索式ファイルに指定できる検索式は1つです。
検索式は複数行で記述することができます。その場合、論理演算子の前または後ろで改行してください。
1行の最大長は、65535バイトです。(改行は含みません)
行の先頭が“#”の場合、その行はコメントとして扱われます。
行の途中に“#”を指定してコメントを記述することはできません。
検索式は、システム用動作環境ファイルに指定された“CharacterCode”と同じ文字コードで記述してください。
参照
検索式の詳細については、“アプリケーション開発ガイド”を参照してください。
id が’A12345678’で、日付が2006年のデータを抽出する場合
# id が’A12345678’で、日付が2006年のデータを抽出 /root/id == ‘A12345678’ AND /root/date >= ‘2006/01/01 00:00:00’ AND /root/date < ‘2007/01/01 00:00:00’ |
使用例
Solaris/Linuxの場合
XML文書をテキストファイル(/home/shunsaku/data.xml)に抽出します。
shundexport -s shund1 -o /home/shunsaku/data.xml |
Windowsの場合
XML文書をテキストファイル(D:\USERS\DEFAULT\DATA.XML)に抽出します。
shundexport -s shund1 -o D:\USERS\DEFAULT\DATA.XML |
検索式ファイルに記述した検索式の条件に一致したXML文書を削除します。
Solaris/Linuxの場合
検索式ファイルの内容(/home/shunsaku/query.txt)
/root/date < ‘2006/12/01 00:00:00’ |
shund1から検索条件に一致したXML文書を削除します。
shundexport -s shund1 -q /home/shunsaku/query.txt -d |
Windowsの場合
検索式ファイルの内容(D:\USERS\DEFAULT\QUERY.TXT)
/root/date < ‘2006/12/01 00:00:00’ |
shund1から検索条件に一致したXML文書を削除します。
shundexport -s shund1 -q D:\USERS\DEFAULT\QUERY.TXT -d |
終了ステータス
以下の終了ステータスが返されます。
0:正常終了
0以外:異常終了
注意
本コマンドによって抽出されるXML文書の順序性保証はありません。
本コマンドによって複数のXML文書を抽出する場合、XML文書とデータの間には、Shunsakuは区切り文字(改行文字や終端文字など)をつけません。
dオプションによるXML文書の削除では、qオプションを省略した場合は、shundclearコマンドと同じ動作となります。
本コマンドは、スーパーユーザーのみ実行可能です。
出力ファイルおよび検索式ファイルに、ネットワークドライブまたはネットワークパスを指定することはできません。ローカルディスクのファイルを指定してください。
本コマンドは、“Administrators”グループに属するユーザのみ実行可能です。