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Interstage Shunsaku Data Manager コマンドリファレンス

4.4 shundexport

名前

shundexport -- XML文書の抽出


形式1(XML文書の外部ファイルへの抽出)


shundexport

-s director識別子
[ -q 検索式ファイル名 ]
-o 出力ファイル名
[ -maxsize 出力ファイルの最大サイズ ]


形式2(XML文書の削除)


shundexport

-s director識別子
[ -q 検索式ファイル名 ]
-d
[ -n ]


機能説明

directorに格納されているXML文書を外部テキストファイルに抽出します。
また、directorに格納されているXML文書を削除します。
本コマンド実行時点でコミット済みのXML文書を対象とします。


形式1のオプション


-s director識別子

director識別子を指定します。

-q 検索式ファイル名

抽出を行う条件である検索式を記述した検索式ファイルを、絶対パス名で指定します。
検索式ファイル名に指定できる長さは、255バイトまでです。
本オプションを省略した場合、directorに格納されているすべてのXML文書を抽出します。

-o 出力ファイル名

抽出するXML文書の出力先のテキストファイルを、絶対パス名で指定します。
出力ファイル名に指定できる長さは、maxsizeオプションの指定によって以下のようになります。

maxsizeオプション指定なし:255バイトまで
maxsizeオプション指定あり:249バイトまで

注意

  • 出力ファイルが存在する場合、コマンドはエラー終了します。

  • 抽出データがない場合でも、出力ファイルは作成されます。

  • 出力ファイルが入出力障害または、領域不足によってコマンドがエラーとなった場合は、出力ファイルは削除されずに残ります。

-maxsize 出力ファイルの最大サイズ

検索式に一致したXML文書をoオプションで指定した出力ファイルに抽出するときの、ファイルの最大サイズを指定します。1以上の値をメガバイト単位で指定してください。
本オプションを指定した場合、出力ファイルには、以下の通番が付加され、出力ファイルが最大サイズに達するごとにファイルが作成されます。

出力ファイル名_XXXXX(注)

注)XXXXX:00001から始まる5桁の通番

本オプションを指定した場合、出力ファイル名の最大サイズは249バイトになります。
本オプションを省略した場合、検索式に一致したXML文書は、oオプションで指定した出力ファイルにすべて抽出します。


形式2のオプション


-s director識別子

director識別子を指定します。

-q 検索式ファイル名

削除を行う条件である検索式を記述した検索式ファイルを、絶対パス名で指定します。
検索式ファイル名に指定できる長さは、255バイトまでです。
本オプションを省略した場合、directorに格納されているすべてのXML文書を削除します。

-d

検索条件に一致したXML文書を削除します。

-n

director用動作環境ファイルのOperationLogFolderが指定されている場合、本コマンドの操作(レコードの削除)の操作ログを、オペレーションログファイルに採取しません。
本オプションを指定することで、大量のレコードの削除を行う場合のオペレーションログファイルの増加を抑えることができます。

注意

nオプションを指定してXML文書の削除を実施した後は、必ずディレクタデータファイルのバックアップを行ってください。

検索式ファイルの形式

検索式ファイルの記述方法について説明します。

参照

検索式の詳細については、“アプリケーション開発ガイド”を参照してください。

id が’A12345678’で、日付が2006年のデータを抽出する場合

# id が’A12345678’で、日付が2006年のデータを抽出

/root/id == ‘A12345678’ AND
/root/date >= ‘2006/01/01 00:00:00’ AND
/root/date < ‘2007/01/01 00:00:00’

使用例


例1

SolarisLinuxSolaris/Linuxの場合

XML文書をテキストファイル(/home/shunsaku/data.xml)に抽出します。

shundexport -s shund1 -o /home/shunsaku/data.xml

WindowsWindowsの場合

XML文書をテキストファイル(D:\USERS\DEFAULT\DATA.XML)に抽出します。

shundexport -s shund1 -o D:\USERS\DEFAULT\DATA.XML
例2

検索式ファイルに記述した検索式の条件に一致したXML文書を削除します。

SolarisLinuxSolaris/Linuxの場合

検索式ファイルの内容(/home/shunsaku/query.txt)

/root/date < ‘2006/12/01 00:00:00’

shund1から検索条件に一致したXML文書を削除します。

shundexport -s shund1 -q /home/shunsaku/query.txt -d

WindowsWindowsの場合

検索式ファイルの内容(D:\USERS\DEFAULT\QUERY.TXT)

/root/date < ‘2006/12/01 00:00:00’

shund1から検索条件に一致したXML文書を削除します。

shundexport -s shund1 -q D:\USERS\DEFAULT\QUERY.TXT -d

終了ステータス

以下の終了ステータスが返されます。

0:正常終了
0以外:異常終了


注意