テキスト式とは、パス式で示すXML文書中の特定の要素ノード直下のテキストノードの値(文字列)を指すための記述です。
テキスト式の定義を以下の図に示します。
図B.2 テキスト式の定義

注意
パス式の最後に、パス演算子“//”を記述する場合は、パス式の後ろの“/”を省略します。
パス式は、階層構造にあるXML文書中の特定の要素ノードの位置を識別するものです。
パス式の詳細な記述については、“B.2.1 パス式”を参照してください。
パス式で指定した要素ノード直下のテキストノードの値を指します。テキスト式では、text()を必ず指定します。
テキスト式の記述例を以下に示します。
文書
| <company>
    <name>fujitsu</name>
    <employee>
      <name>tanaka</name>
      <id>2000</id>
    </employee>
</company> | 

/company/employee/name/text()
“ルートノード”配下の“company要素ノード”配下の“employee要素ノード”配下の“name要素ノード”の配下にある“テキストノード”の値を示します。図中の(1)“tanaka”を指します。