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Interstage Application Server リファレンスマニュアル(API編)

1.19.5 Synchronizationインタフェース

1.19.5.1 CosTransactions_Synchronization_before_completion

名前

  CosTransactions_Synchronization_before_completion

形式

  #include  "orb.h"
  #include  "CosTransactions.h"
  CosTransactions_Synchronization_before_completion(
                       CosTransactions_Synchronization        sync,
                                CORBA_Environment       *env);

機能説明

  作成したトランザクションと同期をとる場合に当機能を実装します。before_completionは、データベース連携サービスが、commit要求を受け付け、リソースマネージャにcommitを指示する前に実行します。

パラメタ

  sync

  ユーザが作成したSynchronizationオブジェクトのオブジェクトリファレンスを指定します。

  *env

  例外情報を獲得するためにCORBA_Environment構造体を参照するポインタを指定します。

復帰値

  正常終了した場合は、処理を続行しますが、異常終了した場合は、データベース連携サービスは、該当トランザクションをrollbackします。

1.19.5.2 CosTransactions_Synchronization_after_completion

名前

  CosTransactions_Synchronization_after_completion

形式

  #include  "orb.h"
  #include  "CosTransactions.h"
  CosTransactions_Synchronization_after_completion(
                                CosTransactions_Synchronization  sync,
                                CosTransactions_Status  status,
                                CORBA_Environment       *env);

機能説明

  作成したトランザクションと同期をとる場合に当機能を実装します。after_completionは、データベース連携サービスが、commitあるいはrollback要求を受け付け、その依頼をリソースから受け取り、トランザクションが完了した後に実行します。

パラメタ

  sync

  CosTransactions_Synchronizationの領域を指定します。
この領域にregister_synchronization機能で指定したSynchronizationオブジェクトが設定されます。

  status

  CosTransactions_Statusの領域を指定します。この領域にトランザクションの状態が設定されます。トランザクションの状態には、get_statusメソッドで参照できる状態と同じです。

  *env

  例外情報を獲得するためにCORBA_Environment構造体を参照するポインタを指定します。

復帰値

  正常終了しても異常終了しても、処理を続行し、commitあるいはrollback要求を依頼したユーザアプリケーションに復帰します。