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Interstage Application Server リファレンスマニュアル(API編)

1.10.10 UnionDefインタフェース

1.10.10.1 CORBA_UnionDef__get_discriminator_type()

名前

  CORBA_UnionDef__get_discriminator_type

形式

  #include <orb.h>
  #include <InterfaceRep.h>
  CORBA_TypeCode  CORBA_UnionDef__get_discriminator_type(
        CORBA_Object  obj,
        CORBA_Environment  *env );

機能説明

  objで指定したUnionDefオブジェクトの弁別情報定義のTypeCodeを返します。
  本関数はタイプコードを格納する領域を獲得するため、この領域が不要になった時点で、CORBA_Object_release()を使用して領域を解放する必要があります。

パラメタ

  obj

  UnionDefオブジェクト。

  env

  例外情報が格納される構造体。

復帰値

  正常終了した場合は、弁別情報定義のTypeCodeが返されます。
  異常終了した場合は、env構造体の_majorにはCORBA_SYSTEM_EXCEPTIONが返され、_idと_minorに詳細情報が設定されます。

  _idと_minorの意味については、“メッセージ集”の“CORBAサービスから通知される例外情報/マイナーコード”を参照してください。

1.10.10.2 CORBA_UnionDef__get_members()

名前

  CORBA_UnionDef__get_members

形式

  #include <orb.h>
  #include <InterfaceRep.h>
  CORBA_UnionMemberSeq  *CORBA_UnionDef__get_members(
        CORBA_Object  obj,
        CORBA_Environment  *env );

機能説明

  objで指定されたUnionDefオブジェクトのメンバ情報をUnionMember構造体のリスト形式(“1.10.1 型の定義”を参照してください)で返します。
  本関数はUnionMember構造体のリストを格納する領域を獲得するため、この領域が不要になった時点で、CORBA_free()を使用して領域を解放する必要があります。

パラメタ

  obj

  UnionDefオブジェクト。

  env

  例外情報が格納される構造体。

復帰値

  正常終了した場合は、UnionDefオブジェクトのメンバ情報(UnionMember構造体)が返されます。
  異常終了した場合は、env構造体の_majorにはCORBA_SYSTEM_EXCEPTIONが返され、_idと_minorに詳細情報が設定されます。

  _idと_minorの意味については、“メッセージ集”の“CORBAサービスから通知される例外情報/マイナーコード”を参照してください。

1.10.10.3 継承されて使用できる関数

(1) CORBA_UnionDef__get_def_kind
(2) CORBA_UnionDef__get_id
(3) CORBA_UnionDef__get_name
(4) CORBA_UnionDef__get_defined_in
(5) CORBA_UnionDef_describe

  (1)については、“IRObject共通インタフェース”を継承します。
  “CORBA_IRObject”の部分を“CORBA_UnionDef”に置き換えて使用することができます。
  関数の仕様については、“1.10.2 IRObject共通インタフェース”を参照してください。

  (2)~(5)については、“Contained共通インタフェース”を継承します。
  “CORBA_Contained”の部分を“CORBA_UnionDef”に置き換えて使用することができます。
  関数の仕様については、“1.10.3 Contained共通インタフェース”を参照してください。