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Interstage Application Server チューニングガイド

3.1.11 Webサーバコネクタのシステム資源の設定

  Webサーバコネクタを使用する場合には、システム資源を拡張する必要があります。ここでは、以下について説明します。

システムパラメタ

  Webサーバコネクタを使用する際には、以下のシステムパラメタのチューニングを行ってください。
  Webサーバコネクタの故障監視機能を使用する場合は、Webサーバコネクタで使用する資源にWebサーバコネクタの故障監視機能で使用する資源量を加算してください。
  システムパラメタの変更方法や、各パラメタの意味については、“■システムパラメタについて”を参照してください。


Webサーバコネクタ

  Webサーバコネクタを使用する場合に必要となるシステム資源について、以下に示します。

セマフォ

パラメタ

種類

必要数

para1

設定値

1以上

para2

加算値

以下をWebサーバごとに求めた合算値 ()

  • ((IJServerワークユニット数の合計値 +
    各IJServerワークユニットのプロセス多重度の合計値 + 2)×2) + 4

para3

設定値

2 以上

para4

加算値

以下をWebサーバごとに求めた合算値 ()

  • ((IJServerワークユニット数の合計値 +
    各IJServerワークユニットのプロセス多重度の合計値 + 2)×2) + 4

)

チューニングの例を以下に示します。

条件

IJServerワークユニット

WU001

プロセス多重度:3

WU002

プロセス多重度:3

WU003

プロセス多重度:3

Webサーバ

web001

接続先:WU001、WU002

web002

接続先:WU003

  • para2

    web001の必要数 =
        ((2(IJServerワークユニット数の合計値) +
        6(各IJServerワークユニットのプロセス多重度の合計値) + 2)×2) + 4
        = 24
    web002の必要数 =
        ((1(IJServerワークユニット数の合計値) +
        3(各IJServerワークユニットのプロセス多重度の合計値) + 2)×2) + 4
        = 16
    para2 = 24(web001の必要数) + 16(web002の必要数) = 40

  • para4

    para2と同様に計算してください。


Webサーバコネクタの故障監視機能

  Webサーバコネクタの故障監視機能を使用する場合に追加となるシステム資源について、以下に示します。

共用メモリ

パラメタ

種類

必要数

kernel.shmmax

設定値

6,720,012 以上

kernel.shmmni

加算値

Webサーバ数 + 1

セマフォ

パラメタ

種類

必要数

para1

設定値

2 以上

para2

加算値

3

para3

設定値

2 以上

para4

加算値

3