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Interstage Application Server チューニングガイド

3.1.2 コンポーネントトランザクションサービスのシステム環境の設定

  コンポーネントトランザクションサービスの動作時には、使用する機能によりシステム資源を拡張する必要があります。ここでは、以下について説明します。


  以降に示す値は、CORBAサービスの値を含んでいません。“3.1.1 CORBAサービスのシステム環境の設定”を参照し、必要な値を加算してください。


システムパラメタ

  コンポーネントトランザクションサービスが使用する共用メモリ、セマフォ、メッセージキューのシステムパラメタのチューニングについて説明します。
  コンポーネントトランザクションサービスの基本機能のほかに各機能を使用する場合は、コンポーネントトランザクションサービスの基本機能の資源に各機能で使用する資源量を加算してください。
  システムパラメタの変更方法や、各パラメタの意味については、“■システムパラメタについて”を参照してください。


コンポーネントトランザクションサービスの基本機能

  コンポーネントトランザクションサービスの基本機能を使用する場合に必要となるシステム資源について、以下に示します。

共用メモリ

パラメタ

種類

必要数

kernel.shmmax

設定値

18,219,144 以上

kernel.shmmni

加算値

22

セマフォ

パラメタ

種類

必要数

para1

設定値

12 以上

para2

加算値

21

para3

設定値

3 以上

para4

加算値

29

メッセージキュー

パラメタ

種類

必要数

kernel.msgmax

設定値

528 以上

kernel.msgmnb

設定値

4,572 + (528 × 同時実行コマンド数) ()

kernel.msgmni

加算値

11

)

同時実行コマンド数とは、以下のコマンドを同時に実行した数のことです。

  • isstartwu、isstopwu、tdstartwu、tdstopwu、tdinhibitobj、tdpermitobj、tdmodifyprocnum、tdmodifywu

また、Systemwalker Operation Managerを使用してワークユニットの起動/停止、オブジェクト閉塞/閉塞解除を行う場合は、同時に操作する回数が同時実行コマンド数となります。


性能監視ツール

  性能監視ツールを使用する場合に追加となるシステム資源については、“3.3 性能監視ツール使用時に必要なシステム資源”を参照してください。