Shunsakuは、各プロセスがTCP/IPを使用して通信を行っています。
複数サーバでShunsakuシステムを構成し、OSのファイアウォール機能などを有効にする場合は、Shunsakuシステム内のサーバ間で、特定のポートに対し通信を可能にする必要があります。
以下について、説明します。
通信を可能にする必要があるポート
通信を可能にする必要があるポートは、サーバ構成により異なります。
以下を参照し、システム用動作環境ファイルに記述されている以下の実行パラメタのポートを通信可能にしてください。
設定先のサーバ | システム用動作環境ファイルの記述箇所 | |
---|---|---|
実行パラメタ名 | 実行パラメタ内の項目 | |
conductorを配置するディレクタサーバ | Conductor | 要求受付ポート番号 |
設定先のサーバ | システム用動作環境ファイルの記述箇所 | |
---|---|---|
実行パラメタ名 | 実行パラメタ内の項目 | |
増設したディレクタサーバ | Director | 要求受付ポート番号 |
設定先のサーバ | システム用動作環境ファイルの記述箇所 | |
---|---|---|
実行パラメタ名 | 実行パラメタ内の項目 | |
ソートサーバ | Sorter | conductorからのソート要求を受け付けるポート番号 |
設定先のサーバ | システム用動作環境ファイルの記述箇所 | |
---|---|---|
実行パラメタ名 | 実行パラメタ内の項目 | |
ディレクタサーバ | Director | searcherへの検索要求を発行するポート番号 |
searcherへの更新要求を発行するポート番号 | ||
サーチサーバ | Searcher | directorからの要求を受け付けるポート番号 |
通信可能にするポートの例
以下の構成において、通信可能とする必要があるポートを示します。
図C.1 サーバ構成例
設定先のサーバ | 設定内容 | 必要性 |
---|---|---|
ディレクタサーバ1 | 要求受付ポート番号(conductor) | ○ |
要求受付ポート番号(director) | - | |
searcherへの検索要求を発行するポート番号(director) | ○ | |
searcherへの更新要求を発行するポート番号(director) | ○ | |
conductorからのソート要求を受け付けるポート番号(sorter) | - | |
サーチサーバ1 | directorからの要求を受け付けるポート番号 | ○ |
ソートサーバ | conductorからのソート要求を受け付けるポート番号 | ○ |
ディレクタサーバ2 | 要求受付ポート番号 | ○ |
searcherへの検索要求を発行するポート番号 | ○ | |
searcherへの更新要求を発行するポート番号 | ○ | |
サーチサーバ2 | directorからの要求を受け付けるポート番号 | ○ |
○:当該ポートを通信可能にする必要がある。
-:不要