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Interstage Application Server/Interstage Web Server チューニングガイド

D.1 traceconfig

■概要

  traceconfigファイルは、イベントサービスのトレース動作環境に関する定義が格納されたファイルです。


■ファイル名

C:\Interstage\eswin\etc\traceconfig  (インストールパスはデフォルト)

/etc/opt/FJSVes/traceconfig  (インストールパスはデフォルト)

/etc/opt/FJSVes/traceconfig


■ファイル内情報

  traceconfigファイルは、以下の形式で値を設定します。


◆形式:

  パラメタ名 = 設定値


◆パラメタ:

  以下の動作環境について、パラメタ設定値を変更することができます。



  パラメタ値を変更した場合、次回のイベントサービス起動時より有効となります。


パラメタ名

初期値

意味

省略値

指定範囲

trace_size

1024

トレース情報の採取に使用するバッファのサイズをキロバイト単位で指定します。 (注1)

512

512~102400

trace_file_number


50

10

採取するトレース情報ファイルの最大数を指定します。トレース情報ファイルの数が指定値を超えた場合は、古いトレース情報ファイルに上書きします。


50

10


50~1000

10~1000

trace_auto

yes

トレース情報の自動採取を有効にするかを指定します。

  • yes: トレース情報の自動採取を有効とする。 (注2)

  • no : トレース情報の自動採取を無効とする。

yes

yes, no


trace_buffer

process

内部トレースを採取する単位を指定します。

  • process: プロセス単位で内部トレースを採取する。

  • system: イベントサービス単位で内部トレースを採取する。

process

process, system


1)

  トレース情報の出力サイズはチャネル数、コンシューマ数、サプライヤ数、および通信頻度によって異なります。起動処理系、通信処理系、および停止処理系で使用するトレース情報のバッファサイズを以下に記載します。

  プロセス単位で内部トレースを採取する(trace_buffer = process)場合、トレース情報の出力サイズはチャネル数、コンシューマ数、サプライヤ数、および通信頻度によって異なります。起動処理系、通信処理系、および停止処理系で使用するトレース情報のバッファサイズを以下に記載します。
  なお、イベントサービス単位で内部トレースを採取する(trace_buffer = system)場合は、起動処理系、通信処理系、および停止処理系で使用するトレース情報を1つのバッファに格納されるため、それぞれを加算してください。

C:\Interstage\eswin\var\ESLOGXXX

/var/opt/FJSVes/ESLOGXXX

プロセス単位で内部トレースを採取する(trace_buffer = process)場合

  • イベントサービスのデーモンプロセスのログ情報
    /var/opt/FJSVes/ESLOGDUMPDAEMONXXX

  • イベントファクトリプロセスのログ情報
    /var/opt/FJSVes/ESLOGDUMPFACTORYXXX

  • 静的イベントチャネルプロセスのログ情報
    /var/opt/FJSVes/ESLOGDUMPグループ名XXX

  • 動的イベントチャネルプロセスのログ情報
    /var/opt/FJSVes/ESLOGDUMPインプリメンテーション名XXX

イベントサービス単位で内部トレースを採取する(trace_buffer = system)場合
  /var/opt/FJSVes/ESLOGXXX