チューニングのポイントとして、次があります。
メモリ消費量と処理速度は深い関係にあり、メモリ消費量を抑制すれば処理速度が低下するのが一般的です。しかし、JDK/JREにおいては、Javaヒープのサイズを必要以上に大きく確保した場合、New世代GCの発生頻度が少なくなる反面、FullGCの処理時間が増大し、処理速度が低下するという特徴があります。
プロセスに割り当てられたメモリ資源は限られています。JDK/JREにおいては、スタック、Javaヒープおよびネイティブモジュールの動作に必要な領域などの各セグメントがユーザ空間に割り当てられます。このため、あるセグメントの領域を大きく確保すれば、その分だけ他のセグメントの領域が少なくなります。
上のポイントを踏まえた上で、JDK/JREのチューニングを行います。