トレース情報が採取されるアプリケーションの動作とイベント種別について説明します。
■アプリケーション動作と採取場所
アプリケーションの動作と採取場所について以下に示します。
アプリケーションの動作 | 採取場所 | 備考 |
---|---|---|
サーバ側(ライブラリ) | BOA_impl_is_readyメソッド(他)の発行 | |
クライアント側(ライブラリ) |
| |
クライアント側(ライブラリ、スタブ) |
| |
サーバ側(CORBAサービス、ライブラリ、スタブ) |
| |
クライアント側(ライブラリ) |
| |
サーバ側(ライブラリ) | BOA_deactivate_implメソッド(他)の発行 | |
クライアント側、サーバ側 |
|
スタブ・スケルトンでトレース情報を採取するためには、プログラミング時に静的起動インタフェース・静的スケルトンインタフェースを使用する必要があります。
■トレース採取の流れ
[可変情報]
%s1:インプリメンテーションリポジトリID
[意味]
インプリメンテーションリポジトリID%s1のサーバアプリケーションが活性状態になりました。
[可変情報]
%s1:サーバマシン名
%s2:ポート番号
[意味]
クライアントアプリケーションがサーバマシン%s1のポート番号%s2に接続しました。
[可変情報]
%s1:リクエストID
%s2:サーバアプリケーションのインタフェースリポジトリID
%s3:サーバメソッド名
[意味]
スタブのサーバメソッド呼出しが開始しました。
注)
静的起動インタフェースのアプリケーションで出力されます。
Javaアプリケーションでは出力されません。
[可変情報]
%s1:リクエストID
%s2:サーバアプリケーションのインタフェースリポジトリID
%s3:サーバマシン名
%s4:サーバメソッド名
[意味]
リクエストが送信されました。
[意味]
クライアントアプリケーションが同時に送信できるリクエスト数が環境設定で設定された数を超えました(od10969メッセージと同等の情報)。
[意味]
クライアントアプリケーションからサーバに接続するコネクション数が環境設定で設定した数を超えて接続しようとしました(od10917メッセージと同等の情報)。
[可変情報]
%s1:リクエストID
%s2:リクエストのディスパッチ先サーバプロセスID
%s3:リクエストのディスパッチ先サーバのインタフェースリポジトリID
[意味]
リクエストID%s1のリクエストがCORBAサービス(OD_startサービス)によって受け付けられ、キューイングされました。
%s2が0の場合は、空き状態のサーバが存在しなかったためキューイング時にディスパッチ先サーバプロセスが決定されなかったことを示します。
[意味]
サーバマシンにおいて同時に処理できるリクエスト数が環境設定で設定された数を超えました(od10968メッセージと同等の情報)。
[意味]
サーバでクライアントから受け付けるコネクション数が環境設定で設定した数を超えて、リクエストを受け付けました(od10918メッセージと同等の情報)。
[可変情報]
%s1:リクエストID
%s2:サーバアプリケーションのインタフェースリポジトリID
%s3:サーバメソッド名
[意味]
リクエストがサーバアプリケーションに受け付けられました。
[可変情報]
%s1:リクエストID
%s2:サーバアプリケーションのインタフェースリポジトリID
%s3:サーバメソッド名
[意味]
スケルトンのサーバメソッド呼出しが開始しました。
注)
静的スケルトンインタフェースのアプリケーションで出力されます。
Javaアプリケーションでは出力されません。
[可変情報]
%s1:リクエストID
%s2:サーバアプリケーションのインタフェースリポジトリID
%s3:サーバメソッド名
[意味]
スケルトンのサーバメソッド呼出しが終了しました。
注)
静的スケルトンインタフェースのアプリケーションで出力されます。
Javaアプリケーションでは出力されません。
[可変情報]
%s1:リクエストID
[意味]
リクエストからの返信がサーバアプリケーションから送り出されました。
[可変情報]
%s1:リクエストID
%s2:標準例外のID
%s3:マイナーコード
[意味]
標準例外がサーバアプリケーションから送り出されました。
[可変情報]
%s1:リクエストID
%s2:ユーザ例外のID
[意味]
ユーザ例外がサーバアプリケーションから送り出されました。
[可変情報]
%s1:リクエストID
%s2:クライアントマシンのIPアドレス
%s3:サーバアプリケーションのインタフェースリポジトリID
%s4:サーバメソッド名
[意味]
応答の送信に失敗しました(od10605メッセージと同等の情報)。
[可変情報]
%s1:リクエストID
[意味]
クライアントアプリケーションがサーバアプリケーションからの返信を受け取りました。
[可変情報]
%s1:リクエストID
%s2:標準例外のID
%s3:マイナーコード
[意味]
クライアントアプリケーションがサーバアプリケーションから送り出された標準例外を受け取りました。
[可変情報]
%s1:リクエストID
%s2:ユーザ例外のID
[意味]
クライアントアプリケーションがサーバアプリケーションから送り出されたユーザ例外を受け取りました。
[可変情報]
%s1:リクエストID
%s2:サーバアプリケーションのインタフェースリポジトリID
%s3:サーバメソッド名
[意味]
スタブのサーバメソッド呼出しが終了しました。
注)
静的起動インタフェースのアプリケーションで出力されます。
Javaアプリケーションでは出力されません。
[可変情報]
%s1:サーバマシン名
[意味]
クライアントからのリクエストが待機時間(configファイルのperiod_receive_timeout)を超えても復帰しなかったため、クライアントでタイムアウトが発生しました(od10925メッセージと同等の情報)。
[可変情報]
%s1:クライアントマシンのIPアドレス
[意味]
クライアントマシンとの接続が閉塞されました。
[可変情報]
%s1:サーバホスト名(またはIPアドレス)
[意味]
サーバマシンとの接続が閉塞されました。
[可変情報]
%s1:クライアントマシンのIPアドレス
[意味]
クライアントからのリクエスト送信が無通信監視時間(configファイルのperiod_idle_con_timeout)を超えてもなかったため、サーバでタイムアウトが発生しました。
[可変情報]
%s1:インプリメンテーションリポジトリID
[意味]
サーバが非活性状態になりました。
[可変情報]
%s1:ファイル名
%s2:行番号
%s3:エラー詳細
%s4:エラー番号
[意味]
CORBAサービス(ObjectDirector)の情報メッセージです(od10924メッセージと同等の情報)。