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Interstage Application Server/Interstage Web Server リファレンスマニュアル(コマンド編)

23.8 irepgendb

名前

  irepgendb  -  リポジトリデータ格納用テーブルの作成

形式

  irepgendb

機能説明

  リポジトリのデータベースとしてリレーショナルデータベース(RDB)を使用するときは、リポジトリデータを格納するためのテーブルをRDBに作成します。

  テーブルの作成には2つのモードがあります。1つはリポジトリに登録する最大エントリ数を元に、簡易的にテーブルサイズを割り当てて作成する方法です。もう1つは、詳細定義ファイルを使用し、ユーザが使用するテーブル単位にサイズを詳細に設定して作成する方法です。詳細定義ファイルを使用する場合は、用意された雛形ファイルにテーブルに割り当てるサイズを設定したうえで、本コマンドを実行してください。

  また、以下に該当する場合は、本コマンドの実行環境を作成する必要があります。

  各RDBを使用する場合の、本コマンドの実行環境の作成方法を説明します。

Symfoware/RDBを使用する場合

  Interstage ディレクトリサービスを運用するマシンの、以下のディレクトリにコマンド実行環境を圧縮したファイルがありますので、そのアーカイブファイルを、Symfoware/RDBを運用するマシンへコピーしてください。

コマンド実行環境のコピー

リポジトリ用データベース接続ユーザをシステム管理者以外にする場合

  1. コマンド実行環境の圧縮ファイルをコピーします。

    システム管理者に依頼し、使用するプラットフォームのコマンド実行環境の圧縮ファイルを任意の場所に展開、またはコピーします。Symfoware/RDBを他のマシンで運用する場合は、そのマシンにコマンド実行環境の圧縮ファイルを転送します。

  2. コピーしたコマンド実行環境の圧縮ファイルを展開します。

    システム管理者がコピーしたコマンド実行環境の圧縮ファイルを展開します。

  3. 展開後のディレクトリの所有者を変更します。

    リポジトリ用データベース接続ユーザが本コマンドを実行できるように、展開後のディレクトリの所有者を変更します。

      例)リポジトリ用データベース接続ユーザのIDをDSADMIN、リポジトリ用データベース接続ユーザのグループをDSGRP、ディレクトリ名をDBCRTとするとき

    chown -R DSADMIN:DSGRP DBCRT

      

  4. コピーしたコマンド実行環境の圧縮ファイルを削除してください。

    コマンド実行環境の圧縮ファイルをコピー、または転送した場合、コピー、または転送したコマンド実行環境の圧縮ファイルは必ず削除してください。

リポジトリ用データベース接続ユーザをシステム管理者する場合

  1. コマンド実行環境の圧縮ファイルを、Symfoware/RDBを運用するマシンに転送します。

  2. コマンド実行環境の圧縮ファイルを任意のディレクトリに展開します。

  3. 展開後、コマンド実行環境の圧縮ファイルを必ず削除してください。


  本コマンドの実行環境を、Interstage ディレクトリサービスを運用するマシンとは異なるWindows(R)のマシンにコピーして使用する場合は、以下のパッケージがインストールされている必要があります。インストールされていない場合は、Microsoftのホームページからダウンロードしてインストールしてください。

Oracleデータベースを使用する場合

  Interstage ディレクトリサービスを運用するマシンの、以下のディレクトリにコマンド実行環境を圧縮したファイルがありますので、そのコマンド実行環境の圧縮ファイルを、任意の場所に展開、またはコピーします。

Interstageディレクトリサービスを
運用するマシン

コマンド実行環境の圧縮ファイルの位置

Windows(R)

C:\Interstage\IREP\bin\RDB\archive\DBCRT_Win.exe

Solaris

/opt/FJSVirep/bin/RDB/archive/DBCRT_Sol.tar.gz

RHEL-AS4(x86)/(EM64T)

/opt/FJSVirep/bin/RDB/archive/DBCRT_RHEL4.tar.gz

RHEL-AS4(IPF)

/opt/FJSVirep/bin/RDB/archive/DBCRT_RHEL4_IPF.tar.gz

RHEL5(x86)/(Intel64)

/opt/FJSVirep/bin/RDB/archive/DBCRT_RHEL5.tar.gz

RHEL5(IPF)

/opt/FJSVirep/bin/RDB/archive/DBCRT_RHEL5_IPF.tar.gz

  RHEL-AS4(x86)は、Red Hat Enterprise Linux AS (v.4 for x86) の略称です。
  RHEL-AS4(EM64T)は、Red Hat Enterprise Linux AS (v.4 for EM64T) の略称です。
  RHEL5(x86)は、Red Hat Enterprise Linux 5 (for x86)の略称です。
  RHEL5(Intel64)は、Red Hat Enterprise Linux 5 (for Intel64)の略称です。
  RHEL-AS4(IPF)は、Red Hat Enterprise Linux AS (v.4 for Itanium)の略称です。
  RHEL5(IPF)は、Red Hat Enterprise Linux 5 (for Intel Itanium)の略称です。

コマンド実行環境のコピー
  1. コマンド実行環境の圧縮ファイルをコピーします。

    システム管理者に依頼し、使用するプラットフォームのコマンド実行環境の圧縮ファイルを任意の場所に展開、またはコピーします。

  2. コピーしたコマンド実行環境の圧縮ファイルを展開します。

    システム管理者がコピーしたコマンド実行環境の圧縮ファイルを展開します。

  3. 展開後のディレクトリの所有者を変更します。

    本コマンドを実行するユーザがコマンドを実行できるように、展開後のディレクトリの所有者を変更します。

      例)本コマンドを実行するユーザアカウントのIDを「oracle」、ユーザアカウントのグループを「oinstall」、ディレクトリ名を「DBCRT」とするとき

    chown -R oracle:oinstall DBCRT

      

  4. コピーしたコマンド実行環境の圧縮ファイルを削除してください。

    コマンド実行環境の圧縮ファイルをコピーした場合、コピーしたコマンド実行環境の圧縮ファイルは必ず削除してください。

実行方法


  本コマンドは、コマンドを実行するマシンのコンソール、またはコンソールセッションに接続したリモートデスクトップからログインして実行してください。

  本コマンドが格納されているディレクトリへ移動してから実行してください。
  Interstage ディレクトリサービスとSymfoware/RDBを別々のマシンで運用する場合、またはリポジトリ用データベース接続ユーザをシステム管理者以外にする場合は、コマンド実行環境のコピーの手順2でコマンドの実行環境を展開したディレクトリへ移動します。

  本コマンドの実行結果は以下のファイルに出力されます。

  • Interstage ディレクトリサービスとSymfoware/RDBを別々のマシンで運用する場合、またはリポジトリ用データベース接続ユーザをシステム管理者以外にする場合

    本コマンドの実行環境を展開したディレクトリ\log\ds_gen.log

    本コマンドの実行環境を展開したディレクトリ/log/ds_gen.log
  • Interstage ディレクトリサービスとSymfoware/RDBを同じマシンで運用する場合、またはシステム管理者が実施する場合

    C:\Interstage\IREP\bin\RDB\log\ds_gen.log

    /opt/FJSVirep/bin/RDB/log/ds_gen.log

      

  Interstage ディレクトリサービスとSymfoware/RDBを別々のマシンで運用する場合、RDBを運用するマシンの、上記のファイルに出力されます。

  実行結果は、使用するデータベースがSymfoware/RDBの場合、RDBをインストールしたときの文字コード系で出力されます。使用するデータベースがOracleデータベースの場合、英語で出力されます。

注意事項