MQDのユニットメッセージ通知機能は、MQDのユニットメッセージの構成を保証し、かつ受信側のサーバのアプリケーションに通知することで運用性を向上させる機能です。アプリケーションは、1ユニット複数メッセージで構成されるメッセージをサーバ内およびサーバ間を意識せずに使用できます。
本機能は、送信側と受信側の非同期メッセージ基盤が両方ともWindowsサーバのMQDまたはUNIXサーバのMQDの場合に使用することができます。
MQDのユニットメッセージ通知機能は、送信側のサーバのイベントチャネル連携サービスのサービス定義でユニット数(パッキング数)を指定することで利用できます。定義方法については、表11.21 CHANNELセクションの記述内容を参照してください。
1ユニットが複数メッセージで構成するメッセージを送信する際の注意事項
1ユニットが複数メッセージで構成されるメッセージを送信する際には、以下の点に注意してください。
1ユニット内の最大メッセージ数は、100個です。
パッキング転送機能のパッキング数に、1ユニット内のメッセージ数より大きな値を指定します。
パッキング数よりも1ユニット内のメッセージ数の方が多い場合、当該ユニットのすべてのメッセージは受信側のサーバに送信されず、文字コードの変換に失敗した時と同様に送信異常メッセージの退避用メッセージキューに格納されます。