アクセスログの設定手順を説明します。
◆リポジトリを新規作成する時に同時に設定する場合
Interstage管理コンソールを起動します。
[システム] > [サービス] > [リポジトリ]の[新規作成]タブ(管理サーバの場合は、[一括操作] > [Interstage管理コンソール] > [Interstage Application Server] > [セキュリティ] > [リポジトリ]の[新規作成]タブ)で、リポジトリを作成します。
詳細設定 [表示]をクリックして表示します。
[アクセスログ定義]で[出力レベル]、[格納先]、 [ローテーションタイプ]を指定します。
必要に応じて[サイズ]、[世代管理数]を指定します。
◆稼働中のリポジトリサーバのアクセスログ設定を変更する場合
Interstage管理コンソールを起動します。
リポジトリを停止します。
リポジトリの設定を変更します。
詳細設定 [表示]をクリックして表示します。
[アクセスログ定義]で[出力レベル]、[格納先]、 [ローテーションタイプ]を指定します。
必要に応じて[サイズ]、[世代管理数]を指定します。
リポジトリを起動します。
Interstage管理コンソールの操作方法についての詳細は、Interstage管理コンソールのヘルプを参照してください。
アクセスログの出力レベル
クライアントからの、すべてのアクセス履歴をアクセスログに出力する場合、膨大なディスク容量が必要となります。このような問題に対処するため、アクセスログを出力する事象を[出力レベル]で変更することができます。
[出力レベル]には以下の組み合わせを指定することができます。
出力される情報は、以下のとおりです。
以下のリクエスト情報が出力されます。
接続、認証、検索、比較、
更新、識別名変更、追加、削除、
解放
以下のエラー応答が出力されます。
接続、タイムアウト、認証、比較、
変更、識別名変更、追加、削除、
検索
以下の正常応答が出力されます。
接続、認証、比較、変更、
識別名変更、追加、削除、検索
検索結果のエントリDNが出力されます。
アクセスログの格納先
アクセスログは、標準では以下のディレクトリ配下に作成されます。
|
アクセスログのファイル名の生成規則は以下のとおりです。
access_YYYYMMDD_XXXXX
YYYY:アクセスログを出力した西暦年
MM :アクセスログを出力した月
DD :アクセスログを出力した日
XXXXX:Interstage ディレクトリサービスの管理名(内容、桁数ともに可変)
出力例
アクセスログが2003年4月1日に出力された場合
access_20030401_81600 |
格納先を変更した場合、変更前の格納先ディレクトリ、および、ログ情報を必要に応じて削除してください。
アクセスログのローテーション
アクセスログを、ローテーションとして分割することができます。
[ローテーションタイプ]として以下の種類を選択できます。
ローテーション | 意味 |
---|---|
サイズ | 指定されたサイズごとにファイルを分割します。 |
月 | 月が変わる単位にファイルを分割します。ただし、1ファイルサイズの上限に達した場合は、自動的に分割されます。 |
日 | 日が変わる単位にファイルを分割します。ただし、1ファイルサイズの上限に達した場合は、自動的に分割されます。 |
また、アクセスログの[ローテーションタイプ]以外に、[サイズ]、および[世代管理数]が指定できます。
[サイズ]は、アクセスログの1ファイルあたりのサイズを、Mバイト単位で指定します。
[世代管理数]は、ファイルを残す世代数を指定します。
Interstage ディレクトリサービスを再起動した場合は、指定された[ローテーションタイプ]にかかわらず、ファイルを分割します。
アクセスログの設定変更には、コマンド(irepconfigコマンド)を使用することもできます。
詳細は、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”の“irepconfig”-“modifyサブコマンド”を参照してください。