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Interstage Application Server ディレクトリサービス運用ガイド

10.6.2 アクセスログの設定方法

  アクセスログの設定手順を説明します。

◆リポジトリを新規作成する時に同時に設定する場合

  1. Interstage管理コンソールを起動します。

  2. [システム] > [サービス] > [リポジトリ]の[新規作成]タブ(管理サーバの場合は、[一括操作] > [Interstage管理コンソール] > [Interstage Application Server] > [セキュリティ] > [リポジトリ]の[新規作成]タブ)で、リポジトリを作成します。

  3. 詳細設定 [表示]をクリックして表示します。

  4. [アクセスログ定義]で[出力レベル]、[格納先]、 [ローテーションタイプ]を指定します。
    必要に応じて[サイズ]、[世代管理数]を指定します。

◆稼働中のリポジトリサーバのアクセスログ設定を変更する場合

  1. Interstage管理コンソールを起動します。

  2. リポジトリを停止します。

  3. リポジトリの設定を変更します。

  4. 詳細設定 [表示]をクリックして表示します。

  5. [アクセスログ定義]で[出力レベル]、[格納先]、 [ローテーションタイプ]を指定します。
    必要に応じて[サイズ]、[世代管理数]を指定します。

  6. リポジトリを起動します。

  Interstage管理コンソールの操作方法についての詳細は、Interstage管理コンソールのヘルプを参照してください。

アクセスログの出力レベル

  クライアントからの、すべてのアクセス履歴をアクセスログに出力する場合、膨大なディスク容量が必要となります。このような問題に対処するため、アクセスログを出力する事象を[出力レベル]で変更することができます。

  [出力レベル]には以下の組み合わせを指定することができます。

  出力される情報は、以下のとおりです。

クライアントのリクエスト情報を出力

以下のリクエスト情報が出力されます。

接続、認証、検索、比較、
更新、識別名変更、追加、削除、
解放

サーバのエラー応答を出力

以下のエラー応答が出力されます。

接続、タイムアウト、認証、比較、
変更、識別名変更、追加、削除、
検索

サーバの正常応答を出力

以下の正常応答が出力されます。

接続、認証、比較、変更、
識別名変更、追加、削除、検索

サーバの検索結果応答を出力

検索結果のエントリDNが出力されます。

アクセスログの格納先

  アクセスログは、標準では以下のディレクトリ配下に作成されます。


C:\Interstage\IREP\var\<リポジトリ名>\log


/var/opt/FJSVirep/<リポジトリ名>/log

  アクセスログのファイル名の生成規則は以下のとおりです。

    access_YYYYMMDD_XXXXX

      YYYY:アクセスログを出力した西暦年
      MM :アクセスログを出力した月
      DD :アクセスログを出力した日
      XXXXX:Interstage ディレクトリサービスの管理名(内容、桁数ともに可変)

出力例
  アクセスログが2003年4月1日に出力された場合

access_20030401_81600

アクセスログのローテーション

  アクセスログを、ローテーションとして分割することができます。
  [ローテーションタイプ]として以下の種類を選択できます。

ローテーション
タイプ

意味

サイズ

指定されたサイズごとにファイルを分割します。

月が変わる単位にファイルを分割します。ただし、1ファイルサイズの上限に達した場合は、自動的に分割されます。

日が変わる単位にファイルを分割します。ただし、1ファイルサイズの上限に達した場合は、自動的に分割されます。

  また、アクセスログの[ローテーションタイプ]以外に、[サイズ]、および[世代管理数]が指定できます。
  [サイズ]は、アクセスログの1ファイルあたりのサイズを、Mバイト単位で指定します。
  [世代管理数]は、ファイルを残す世代数を指定します。

  アクセスログの設定変更には、コマンド(irepconfigコマンド)を使用することもできます。
  詳細は、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”の“irepconfig”-“modifyサブコマンド”を参照してください。