■リポジトリの起動
リポジトリのデータベースとしてRDBを使用する場合は、事前にデータベースを起動します。データベースの起動の詳細は、Symfoware Serverを使用する場合は、Symfoware Serverのマニュアル“セットアップガイド”の“Symfoware Serverの起動と停止”を参照してください。Oracleデータベースを使用する場合は、Oracleデータベースのマニュアルを参照してください。
リポジトリの起動には、Interstage管理コンソールを使用します。
Interstage管理コンソールを起動してログインします。
[システム] > [サービス] > [リポジトリ] > [リポジトリ:状態]画面(管理サーバの場合は、[一括操作] > [Interstage管理コンソール] > [Interstage Application Server] > [セキュリティ] > [リポジトリ] > [リポジトリ:状態]画面)を使用して起動操作をします。
Interstage管理コンソールの起動は“運用ガイド(基本編)”の“Interstage管理コンソールの起動・停止”を、Interstage管理コンソールの画面操作は、Interstage管理コンソールのヘルプを参照してください。
■リポジトリの自動起動
リポジトリの作成直後は、OS起動時にリポジトリが自動起動するように設定されています。
OSを起動したときのリポジトリの自動起動は、以下の方法で確認、設定できます。
【標準データベースを使用する場合】
[コントロールパネル] > [管理ツール] > [サービス]で、Interstage ディレクトリサービスのサービス(Interstage Directory Service(リポジトリ名))のスタートアップの種類が「自動」になっていることを確認します。スタートアップの種類が「手動」になっている場合は、「自動」に変更します。
irepadminコマンドを使用して、リポジトリが自動起動する設定(-startup オプションが「Auto」)になっていることを確認します。手動で起動する設定(-startup オプションが「Manual」)になっている場合は、irepadminコマンドを使用して、自動起動する設定に変更します。
irepadminコマンドの詳細は、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”の“Interstage ディレクトリサービス運用コマンド”を参照してください。
【RDBを使用する場合】
Windows(R)では、Interstage ディレクトリサービスとRDBを同じマシンで運用するか、または別々のマシンで運用するかで、設定方法が違います。
Interstage ディレクトリサービスとRDBを同じマシンで運用するとき
[コントロールパネル] > [管理ツール] > [サービス]で、Interstage ディレクトリサービスのサービスのスタートアップの種類が「自動」になっていることを確認します。スタートアップの種類が「手動」になっている場合は、「自動」に変更します。
RDBのサービスの起動を待ち合わせる設定をします。
irepadminコマンドの-setsvc オプションを使用して、Interstage ディレクトリサービスのサービスとRDBのサービスに依存関係を設定します。RDBのサービスの設定操作は不要です。
リポジトリの作成直後は、依存関係は設定されていません。
irepadminコマンドの詳細は、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”の“Interstage ディレクトリサービス運用コマンド”を参照してください。
Interstage ディレクトリサービスとRDBを別々のマシンで運用するとき
Interstage ディレクトリサービスのサービスよりも先に、RDBのサービスが起動されている必要があります。RDBのサービスの起動を待ち合わせることはできません。
[コントロールパネル] > [管理ツール] > [サービス]で、Interstage ディレクトリサービスのサービスのスタートアップの種類が「自動」になっていることを確認します。スタートアップの種類が「手動」になっている場合は、「自動」に変更します。
OSを起動したときに、RDBのサービスが自動で起動されるように設定します。
スタートアップの種類が、「手動」になっている場合は、「自動」に変更してください。
○ Symfoware/RDBのサービス名
SymfoWARE RDB RDBシステム名 |
○ Oracleデータベースのサービス名は、以下のようになっています。
リスナーのサービス名
デフォルトのリスナーを使用する場合
Oracle<Oracleホーム名>TNSListener |
デフォルトではないリスナーを使用する場合
Oracle<Oracleホーム名>TNSListener<リスナー名> |
Oracleデータベースのサービス名
OracleService<Oracleインスタンス識別名(Oracle SID)> |
Interstage ディレクトリサービスとRDBを別々のマシンで運用するときには、Interstage ディレクトリサービスのサービスとRDBのサービスとの間で、依存関係を設定することはできません。
RDBでは、OSの起動時、データベースを自動起動する機能は提供されていない場合があります。
Oracleデータベースを使用する場合
Oracleのマニュアルを参照して、データベースが自動起動するように起動スクリプトの設定を行ってください。
Symfoware Serverを使用する場合
Symfoware ServerからRDBシステム起動スクリプトが提供されていない場合には、Interstage ディレクトリサービスが提供するRDBシステム起動スクリプトのサンプルを修正し、以下のディレクトリに配置してください。
/etc/rc2.d/S90FJSVireprdb2b |
/etc/rc.d/rc0.d/K20FJSVireprdb2b /etc/rc.d/rc1.d/K20FJSVireprdb2b /etc/rc.d/rc2.d/S81FJSVireprdb2b /etc/rc.d/rc3.d/S81FJSVireprdb2b /etc/rc.d/rc4.d/S81FJSVireprdb2b /etc/rc.d/rc5.d/S81FJSVireprdb2b /etc/rc.d/rc6.d/S81FJSVireprdb2b |
RDBシステム起動スクリプトのサンプルは、以下のディレクトリにあります。
C:\Interstage\IREP\sample\RDB\SYM\PROCEDURE |
起動スクリプト中のRDBNAMEには、“第3章 データベースの構築”で作成したRDBシステム名を指定してください。すべての起動スクリプトを修正して配置してください。
#!/bin/sh # --- # All Rights Reserved, Copyright (c) FUJITSU LIMITED 2006 # --- RDBNAME=dsdbsys LC_ALL=C export RDBNAME export LC_ALL SYS=`uname` if ( test "$SYS" = "SunOS" ) then RDBPATH=/opt/FSUNrdb2b LD_LIBRARY_PATH=$RDBPATH/lib:/etc/opt/FSUNiconv/lib LD_LIBRARY_PATH_64=$RDBPATH/lib export LD_LIBRARY_PATH export LD_LIBRARY_PATH_64 elif ( test "$SYS" = "Linux" ) then RDBPATH=/opt/FJSVrdb2b LD_LIBRARY_PATH=$RDBPATH/lib export LD_LIBRARY_PATH fi case "$1" in start) if ( test -f $RDBPATH/bin/rdbstart ) then $RDBPATH/bin/rdbstart fi ;; 以下は修正不要ですので、省略します。 |
Solaris、およびLinuxでは、Interstage ディレクトリサービスとRDBを運用するマシンが同じであるかどうかに関係なく、以下の設定操作をしてください。
irepadminコマンドを使用して、リポジトリが自動起動する設定(-startup オプションが「Auto」)になっていることを確認します。手動で起動する設定(-startup オプションが「Manual」)になっている場合は、irepadminコマンドを使用して、自動起動する設定に変更します。
リポジトリの作成直後は、リポジトリがOS起動時に自動起動するように設定されています。
irepadminコマンドの詳細は、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”の“Interstage ディレクトリサービス運用コマンド”を参照してください。
OSを起動したときに、RDBのサービスが自動で起動されるように設定します。
RDBをWindows(R)上で運用するとき
“InterstageディレクトリサービスをWindows(R)で運用する場合”の“RDBをWindows(R)上で運用するとき”の手順2と同じ方法で、設定してください。
RDBをSolarisまたはLinux上で運用するとき
RDBでは、OSの起動時、データベースを自動起動する機能は提供されていない場合があります。
Oracleデータベースを使用する場合
Oracleのマニュアルを参照して、データベースが自動起動するように起動スクリプトの設定を行ってください。
Symfoware Serverを使用する場合
Symfoware ServerからRDBシステム起動スクリプトが提供されていない場合には、Interstage ディレクトリサービスが提供するRDBシステム起動スクリプトのサンプルを修正し、以下のディレクトリに配置してください。
/etc/rc2.d/S90FJSVireprdb2b |
/etc/rc.d/rc0.d/K20FJSVireprdb2b |
RDBシステム起動スクリプトのサンプルは、以下のディレクトリにあります。
/opt/FJSVirep/sample/RDB/SYM/PROCEDURE |
起動スクリプト中のRDBNAMEには、“第3章 データベースの構築”で作成したRDBシステム名を指定してください。すべての起動スクリプトを修正して配置してください。
起動スクリプトのサンプルの内容は、“RDBシステム起動スクリプトのサンプル”を参照してください。
リポジトリがOS起動時に自動起動するように設定(-startup オプションがAuto)になっている場合、RDBのサービスの起動を待ち合わせるように設定することができます。RDBのサービスの起動を待ち合わせるには、irepadminコマンドの-rdbwait オプションを使用します。
リポジトリの作成直後は、RDBのサービスの起動を待ち合わせないでエラーとなるように設定されています。
irepadminコマンドの詳細は、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”の“Interstage ディレクトリサービス運用コマンド”を参照してください。
Interstage ディレクトリサービスよりも先に、RDBが起動されている必要があります。
■リポジトリの停止
リポジトリの停止にはInterstage管理コンソールを使用します。
Interstage管理コンソールを起動してログインします。
[システム] > [サービス] > [リポジトリ] > [リポジトリ:状態]画面(管理サーバの場合は、[一括操作] > [Interstage管理コンソール] > [Interstage Application Server] > [セキュリティ] > [リポジトリ] > [リポジトリ:状態]画面)を使用して停止操作をします。
Interstage管理コンソールの停止は“運用ガイド(基本編)”の“Interstage管理コンソールの起動・停止”を、Interstage管理コンソールの画面操作は、Interstage管理コンソールのヘルプを参照してください。