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Interstage Application Server ディレクトリサービス運用ガイド

9.5.3 サンプルプログラムの実施手順

  サンプルプログラムをコンパイルすると以下の実行モジュールが作成されます。

実行モジュール

実行モジュール

処理内容

SampleSearch

ベースDN配下のエントリを、フィルタ条件「"(cn=User00*)"」で検索します。

SampleSearch_JP

ベースDN配下のエントリを、フィルタ条件「"(cn=ユーザ001)"」で検索します。検索結果をコード変換して表示します。

SampleSearchRetAttrs

ベースDN配下のエントリを、フィルタ条件「"(cn=User00*)"」で検索して、属性値「cn」、「telephonenumber」、「mail」を取得します

SampleSearchSizeLimit

ベースDN配下のエントリを、フィルタ条件「"(cn=User00*)"」で検索します。サイズリミットとして2を設定します。

SampleSearchTimeLimit

ベースDN配下のエントリをすべて検索します。タイムリミットとして1秒を設定します。

SampleCompare

エントリ"cn=User001,ou=User,ou=interstage,o=fujitsu,dc=com"の"mail"属性が"user001@sample.fujitsu.com"と一致するか比較します。

SampleModAttrs

エントリ"cn=User001,ou=User,ou=interstage,o=fujitsu,dc=com"の属性値を変更します。"telephoneNumber"属性の置き換え、"mail"属性の追加、"title"属性の削除を行います。

SampleModAttrs_JP

"cn=ユーザ001,ou=User,ou=interstage,o=fujitsu,dc=com"の"title"属性を"技術員"に置き換えます。

SampleModAttrsBinary

エントリ"cn=User001,ou=User,ou=interstage,o=fujitsu,dc=com"に"jpegPhoto"属性を追加します。バイナリデータは引数でファイル名を指定します。

SampleModrdn

エントリ"cn=User001,ou=User,ou=interstage,o=fujitsu,dc=com"を"cn=User901,ou=User,ou=interstage,o=fujitsu,dc=com"に変名します。

SampleAdd

エントリ"cn=User001,ou=User,ou=interstage,o=fujitsu,dc=com"を追加します。

SampleAdd_JP

エントリ"cn=ユーザ001,ou=User,ou=interstage,o=fujitsu,dc=com"を追加します。

SampleAddBinary

バイナリデータを含むエントリ"cn=User002,ou=User,ou=interstage,o=fujitsu,dc=com"を追加します。バイナリデータは引数でファイル名を指定します。

SampleDelete

エントリ"cn=User001,ou=User,ou=interstage,o=fujitsu,dc=com"を削除します。

SampleDelete_JP

エントリ"cn=ユーザ001,ou=User,ou=interstage,o=fujitsu,dc=com"を削除します。

SampleSearchResult

非同期型関数を使用して、ベースDN配下のエントリを、フィルタ条件「"(cn=User00*)"」で検索します。

SampleAbandon

非同期検索を行い、処理をキャンセルします。

  

サンプルの実行方法

エントリを追加するサンプル(SampleAdd)の実行例です。

  
  SampleAdd is start
  ldap_init( "localhost", 389 )
  ldap_set_option( LDAP_OPT_PROTOCOL_VERSION, 3 )
  ldap_simple_bind_s( "cn=manager,ou=interstage,o=fujitsu,dc=com", "******" )
  ldap_add_s( "cn=User001,ou=User,ou=interstage,o=fujitsu,dc=com" )
  ldap_add_s(): Already exists
  already exists, no need to add.
  ldap_unbind_s()

  この例では、サンプルではエントリがすでに存在するために「Already exists」が復帰しています。
  サンプルプログラムで出力されるメッセージについては、“メッセージ集”の“LDAPエラーコード”を参照してください。