データベース共用環境の作成方法を説明します。なお、データベース共用機能は、リポジトリのデータベースにRDBを使用する場合にのみ利用できます。
ここでは、データベース、およびデータベースを共用する1台目のマシンのリポジトリは、事前に構築されているものとして説明します。データベース、および1台目のマシンのリポジトリを作成していない場合は、“環境構築の流れ”の“データベース共用形態で運用する”の手順に従って作成してください。
データベースを共用する2台目以降のマシンのリポジトリは、バックアップ・リストア機能を使用して作成します(Interstage管理コンソールからは、データベースを共用する2台目以降のリポジトリは作成できません)。
1つのデータベース(RDB)に割り当てられるリポジトリの数は、1リポジトリ当たりの負荷とデータベース環境のマシンスペックに依存します。
データベースにSymfoware Serverを使用する場合は、Symfoware Serverをインストールするマシンのホスト名に注意してください。データベースを共用するすべてのリポジトリで、名前を解決できるホスト名にする必要があります。
OS、またはデータベース管理システムで管理されるアカウントのパスワードを変更した場合は、データベースを共用するすべてのリポジトリで、データベース接続パスワードを再設定してください。
データべースを共用するリポジトリのプラットホームは、すべて同一のOSで統一してください。
データべースを共用するすべてのマシンで、Interstageを同じ位置にインストールしてください。
データベースを共用するすべてのマシンで、Interstageを同一のバージョンで構成してください。
同一マシン内の複数のリポジトリで、データベースを共用することはできません。
クラスタ環境でデータベース共用を使用する場合は、“高信頼性システム運用ガイド”の“Interstageの環境設定”-“Interstage ディレクトリサービスを使用する場合”-“リポジトリの作成手順”の、“スタンドアロン運用の場合(RDBを使用する場合)”を参照してください。