Interstage ディレクトリサービスのコンポーネント構成を以下に示します。
標準データベースを利用した構成
Interstage ディレクトリサービス
Interstage ディレクトリサービスは、LDAPサーバ、およびFujitsu Enablerで構成されています。
LDAPのAPIを利用したアプリケーションからの要求を受け付け、情報の取り出し、および格納を行うプログラムです。
情報を格納するデータベースです。標準データベースとして、Fujitsu Enablerを使用しています。
Interstage ディレクトリサービスクライアント
Interstage ディレクトリサービスクライアントは、LDAP APIおよびLDAPコマンドで構成されています。
Application Server上で、LDAPのアプリケーションからInterstage ディレクトリサービスにアクセスするためのライブラリです。Java言語用、およびC言語用があります。C言語用APIは、Interstage Application Server Enterprise Editionだけで利用できます。
Interstage ディレクトリサービスサーバ上の情報を簡単に操作(検索/追加/削除/更新)するためのコマンド群です。
エントリ管理ツール
Interstage ディレクトリサービスサーバ上の情報を簡単に操作(検索/追加/削除/更新)するためのGUIベースのツールです。
RDBを利用した構成(*)
情報を格納するデータベースとして、標準データベースだけでなく、RDB(Symfoware Server、およびOracleデータベース)を使用することができます。
管理するエントリ数が1万件までの場合には標準データベースを、1万件を超える場合にはRDBをお使いください。
(*)RDBは、Interstage Application Server Enterprise Editionだけで利用できます。Windows Server(R) for Itanium-based Systems、およびLinux(RHEL-AS4(IPF)/RHEL5(IPF))の場合は、標準データベースを利用できませんので、RDBを利用してください。