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Interstage Application Server ebXML Message Serviceユーザーズガイド

B.2 CPAサンプル

  CPAの記述例を以下に示します。メッセージ保証を行わない場合や、署名を利用しない場合などには、不要なオプション要素・属性を削除してさらに小さなCPAにすることも可能です。同内容のサンプルCPAのファイルが以下に収められています。


C:\Interstage\F3FMebms\sample\def\Sample_CPA.xml


/opt/FJSVebms/sample/def/Sample_CPA.xml

  また、Sample_CPA.xmlと同じディレクトリに収められているSample_CPA_long.xmlは、Sample_CPA.xmlよりも長い記述になっていますが、ebMSサポート範囲の要素・属性に設定された値は同じで、ebMSで参照されない記述だけが追加されています。これらはebMSにとっては同じ内容のCPAとみなされます。

  通信相手もebMSを利用し、かつCPAを利用するレイヤーがebMSのみである場合はSample_CPA.xmlの記述で必要十分ですが、CPA記述条件の異なる相手との通信時や、上位層もCPAを利用する場合には、CPA内にebMSの動作に影響しない記述が必要となる場合もあります。CPA規約に従っていれば、そのような記述をCPA内に含めても問題ありません。


  Sample_CPA.xml、およびSample_CPA_long.xmlはメッセージに署名を付与する設定で記述されています。しかし、Certificate要素内に記述するべき証明書情報は記述されていません。実際に署名機能を利用するにはCertificate要素へ証明書情報を記述することが必要です。証明書の詳細については“3.2.3 XML署名環境の設定”を参照してください。