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Interstage Application Server OLTPサーバ運用ガイド

I.15.3 ローカルトランザクション連携の処理

  ローカルトランザクション連携では、サーバのアプリケーションにトランザクション命令を記述し、トランザクション連携を行います。
  以下の図に、ローカルトランザクション連携について示します。

  ローカルトランザクションを行う場合、以下の作業を行います。

  作業手順について、以下の内容で説明します。

クライアントアプリケーションの作成

  クライアントアプリケーションにトランザクション命令を記述しないため、クライアント側では通常のCORBAクライアントアプリケーションを作成する場合と同じ作業を行います。クライアント側で、ローカルトランザクション連携の場合に特別必要となる作業はありません。

サーバアプリケーションの作成

  データベース管理システムの提供するトランザクション命令、およびデータベース管理システムを使用するために必要な処理(データベースの接続および切断処理など)を記述したアプリケーションを作成します。プログラミングの詳細は、“アプリケーション作成ガイド(コンポーネントトランザクションサービス編)”で説明されています。

ワークユニットの定義

  以下に、通常のワークユニットの定義に加え、ローカルトランザクション連携の場合に必要となるワークユニットの定義項目を示します。

定義項目

設定内容

APM

名前

TDNORM

制御オプション

環境変数

アプリケーションおよび出口プログラムが動作する時に使用する環境変数

アプリケーションライブラリパス

アプリケーションおよび出口プログラムの実行ファイルが格納されているディレクトリのパス